こんにちは、Kitaです。
筆者はこんな人
- 30代 会社員
- 転職経験2回あり
- いま、転職活動をしている人
- 転職先の人間関係が不安な人
- 人間関係のトラウマがある人
「転職したいけど、新しい職場の人たちと上手くやっていけるか不安」。そうお悩みではありませんか?
転職先でどんな人たちと働くことになるのかは、一番気になることですよね。
怖い上司がいるかもしれないですし、意地悪な先輩がいるかもしれません。過去に人間関係のトラウマがある人にとっては、なおさら不安だと感じるでしょう。
ですが、そんなあなたにオススメの対策があります。これをやることで、人間関係の不安を軽減することができます。
今回は、転職先の人間関係が不安なときの対策や、あなたに伝えたい大切なことについて解説します。
この記事を読むと、いまの不安を和らげるきっかけを得られます。
では、さっそく行ってみましょう!
転職先の人間関係が不安なあなたに伝えたい4つのこと
① 転職で一番怖いのは「人間関係」
転職活動でいちばん不安なこと。
それは「応募先の会社がどんな仕事内容なのか」「どんな労働条件なのか」といったことじゃなく、むしろ「その職場にどんな人たちがいるのか」ではないでしょうか。
応募先の会社にいる人たちがどんな人かわからないと、怖いと感じるもの。
僕もかつて転職活動していたときは、新しい職場で周りとやっていけるか不安だったのでよくわかります。
- 上司はどんな人か
- 先輩はどんな人か
考え出すときりがありません。
職場にいる嫌な人の代表例といえば、パワハラ上司、お局(おつぼね)さん。いわゆる「めんどくさい人」なんかもそうです。
応募先の職場に、そういう人たちが一人でもいるんじゃないか、考えただけで心配になりますよね。
転職では、「人間関係」こそ一番の不安の種。
あなただけじゃなく、どんな人もそう感じるものです。
② 不安な自分を受け入れよう
不安を感じているあなたに、絶対やっていただきたくないことがあります。それは、不安な自分を無理やり奮い立たせようとすること。
怖いと感じている自分に、「怖がるな!大丈夫だから!」といくら言い聞かせたところで、逆にしんどいだけです。
そんなことをしても不安は収まりませんし、不安が消えないことにイライラするだけです。
そうじゃなく、不安に感じている自分を受け入れてあげてください。
「自分はいま不安だと感じているな。まあいいか」
と自分を認めてあげるんです。
僕もかつての転職活動の面接では、不安を感じている自分を認めるようにしていました。すると不思議なことに気が楽になり、落ち着いて面接を受けることができました。
不安な自分を奮い立たせるんじゃなく、受け入れる。これをやってみてください。
③ 取りこし苦労の可能性もある
もしかすると、あなたは不安になり過ぎている可能性があります。
とくに不安を感じる人は、感受性が強いことが多いです。僕もどちらかというと感受性が強いタイプですが、転職活動ではいろんなことを気にし、不安でいっぱいでした。
でもいま冷静に振り返ってみれば、「あのときあんなに不安にならなくても良かったんじゃないか?」と思います。
ミシガン大学の興味深い研究結果
アメリカのミシガン大学でかつて行われた研究に、興味深い内容のものがあります。
この研究によると、僕たち人間が普段感じている心配事の80%は、実際には起きないそうです。また残りの20%のうち、16%はしかるべき準備をすれば起きないとのこと。
つまり、僕たちが日ごろ感じている心配事の96%は、ただの「取りこし苦労」ということです。
(ちなみにこのデータについては、下記の記事が参考になります)
転職活動では大きな不安がつきもの。
でもあなたがいま感じている不安は、本当はまったく気にすることじゃないのかもしれません。
④ 飛び込んだら意外と怖くない
さきにも述べたとおり、不安の96%は取りこし苦労です。
にもかかわらず、なぜ転職活動ではこんなに不安になるんでしょうか?
人それぞれ理由があると思いますが、とくによくある理由は「新しい職場に入るのをためらい、あれこれ考えているから」ではないでしょうか。
僕もむかし転職活動していたとき、それまでとはまったく違う職場で再スタートすることに、大きな不安を感じていました。
- 本当にこの仕事でいいんだろうか?
- 職場にはどんな人がいるんだろう?
など、いろんなことを気にする日々。
いま思えば、あんなに不安だったのは、新しい会社に飛び込むのを恐れていつまでも足踏みし、あれこれ考えてばかりだったからだと思います。
でも実際、あまり深く考えず、あえて「エイヤッ!」とその環境に飛び込んでしまったほうが、上手くいくことも多いです。僕もいざ新しい職場に飛び込んでみたら何てことはなく、そこにいたのは自分と同じ、ごく普通の気のいい人たちでした。
転職先にどんな人たちがいるのか、不安な気持ちはよくわかります。でもあれこれ考えず、あえて思いきって飛び込んでみてもいいのではないでしょうか。
転職先の人間関係が不安なときの対策3つ
① 応募先のホムペ、SNS等を徹底的に調べる
どんなところかもわからない会社に応募するのは不安ですよね。
そこでどんな人たちが働いていて、職場の雰囲気はどんな感じかなど、事前に少しでも多くの情報を知りたいものです。
それなら、その会社についてとことん情報収集しましょう。情報を知れば知るほどその会社にたいするイメージがはっきりし、不安が和らぎます。
応募先の会社を調べる方法
- 会社のホームページ・ブログ
- SNS (インスタ・Facebookなど)
- 会社のインタビュー記事
上記をチェックしましょう。
たとえばホームページ。
ホームページは、会社の印象を左右する大切なもの。ホームページの内容がしっかりしているなら、その会社はまともな会社である可能性が高いです。
逆に内容がいいかげんな場合、あまりちゃんとした会社じゃない可能性があります。
僕も以前の転職活動で、応募を検討していた会社のホームページを見てみたら、かなりズサンな内容だったので応募を控えました。
また、社長や社員のインタビュー記事などがあれば、じっくり読んでみましょう。
記事の内容から、本人の人柄・経歴・価値観などを知ることができます。
社員のインタビューなら、なぜその会社で働こうと思ったのか、仕事のやりがいは何かなど、いろんな情報が書かれているかもしれません。
不安を解消するために、応募先の情報は一つでも多く知るに越したことはありません。極端でもいいので、とにかく隅々まで調べるようにしてください。
②【重要】「社員の口コミ」を調べる
応募先の会社の人間関係を知る、強力な方法。
それは、「社員の口コミ」をチェックすることです。
転職会議というサイトを調べてみましょう。
このサイトでは、現社員・元社員が勤務先の会社にたいして書いた口コミを読めます。
実際にその会社で働いていた人たちの感想を読めるので、会社の内部情報を得られます。
- 残業はどれくらいあったか
- 仕事で感じた不満なこと
- 人間関係はどうだったか
など、いろんな情報が書かれています。
人間関係についても頻繁に書かれているので要チェック。
ここで大切なのは、「社員」ではなく「元社員」が書いた口コミをチェックすること。というのも、元社員の口コミのほうがリアルな内容であることが多いからです。
考えてみればわかりますが、そこで働いている「現社員」が会社の口コミを書くとき、ネガティブな情報は書かない、というか「書けない」ですよね。
もしそんなことをしたら、あとで社内で睨まれて孤立してしまいます。
でもいっぽう元社員、つまり「すでにその会社を退職した人」の口コミの場合、ぶっちゃけた内容であることが多いです。
すでに辞めているので、当時その会社で働いていて不満だったことを正直に書いても問題ないからです。しかも口コミは匿名で書けるので、なおさらぶっちゃけることができます。
僕もかつて転職活動をしていたとき、応募を検討していた会社の口コミを、転職会議で調べてみました。
元社員の人たちが「社長のパワハラに悩まされていた」と書いていたのを読み、応募をやめました。
もちろん鵜呑みにはしないほうがいいですが、大いに参考になるのは間違いありません。
元社員の口コミには、かならず目を通すようにしてください。応募先のリアルな情報を得られます。
③ 可能なら職場見学をさせてもらう
会社に応募するとき、面接日に職場見学もさせてもらえないか聞いてみましょう。
現場で働く人たちに会ってみたり、できれば挨拶や会話もしたりできれば、なおいいです。少しでも職場の雰囲気をつかめます。
職場見学の依頼をするときは、応募時にメールなどで以下のように伝えてみましょう。
「御社で働くことをぜひ前向きに検討させて頂きたいのですが、もしご迷惑でなければ面接のさい、職場見学をさせていただくことは可能でしょうか?」
もちろん面接官も忙しいので、見学の時間をとってもらえない可能性もあります。ただ、積極的な姿勢に好印象をもってもらえるかもしれません。
あなたに知ってほしい一番大切なこと【アドラー心理学の教え】
転職先の人間関係が不安なあなたに、一番知っておいてほしいことがあります。
それは、「相手に何をしてあげられるかを考えよう」ということ。
いまあなたは転職先にどんな人がいるのか、周囲とやっていけるのか不安を感じていると思います。ただ、それはいわゆる「自分自身にベクトルが向いている状態」です。
つまりそれは、
- 「人間関係で傷つきたくない」
- 「人から嫌なことをされたくない」
という自己防衛の感情。
自分を守ることを考えていると、どうしても不安を感じるものなんです。
だからこそ、自分に向いているそのベクトルを、他人に向けることを意識してみてください。
「新しい職場でうまくやっていけるか不安」という内向きの気持ちを、「新しい職場の人たちに、自分は何をしてあげられるか」という外向きの気持ちに切り替えるんです。
アドラー心理学が不安を解消してくれる
「嫌われる勇気」という本をご存じでしょうか?
アドラー心理学について学べる本ですが、本書に登場する「哲人」と「青年」の会話に、興味深い内容があったので紹介します。
いまのあなたの心に響くはずなので、読んでみてください。
【哲人】
われわれはみな「ここにいてもいいんだ」という所属感を求めている。しかしアドラー心理学では、所属感とはただそこにいるだけで得られるものではなく、共同体に対して自らが積極的にコミットすることによって得られるのだと考えます。
【青年】積極的にコミットする?具体的にどういうことです?
【哲人】
人生のタスクに立ち向かうことです。つまり仕事、交友、愛という対人関係のタスクを回避することなく、自ら足を踏み出していく。もしもあなたが「世界の中心」なのだとしたら、あなたは共同体へのコミットなど露 (つゆ) ほども考えないでしょう。あらゆる他者は「わたしのためになにかをしてくれる人」であり、自分から動く必要などないのですから。しかし、あなたも私も世界の中心にいるわけではない。自分の足で立ち、自分の足で対人関係のタスクに踏み出さなければならない。「この人は私になにを与えてくれるのか?」ではなく、「私はこの人になにを与えられるか?」を考えなければならない。それが共同体へのコミットです。
【青年】何かを与えてこそ、自らの居場所を得ることができると?
【哲人】ええ。所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくものなのです。
(引用元:『嫌われる勇気』著者:岸見一郎・古賀史健 ダイヤモンド社)
あなたは今、転職先で人と上手くやっていけるか不安に感じています。
それはつまり、「その職場に馴染みたい」と考えているということ。
「馴染むためにも、その職場の人たちに良くしてほしい」と感じています。でも本当は、あなた自身が周りに良くしてあげることが大切なんです。
あなたもこれまで、自分に愛想よく接してくれたり、やさしく面倒を見てくれた人には好感を持ったことがあるでしょう。
人は、自分に思いやりをもって接してくれる人を好きになるものなんです。
もしあなたが転職先の職場に馴染み、周りの人たちとうまくやっていきたいなら、あなた自身が彼らの役に立ったり、喜ばせたりするようにしてください。
具体的に何をすればいいのか?
ごく小さなことでいいです。
- 自分から笑顔で挨拶する
- 「ありがとうございます」を言う
- 誰かの仕事を手伝ってあげる
など。
僕はいま勤めている会社で、事務所のトイレ掃除を自主的にやるようにしてます。みんなが使うトイレをつねに綺麗しておくと、みんなに感謝されます。
どんな小さなことでもいいので、新しい職場の人たちを喜ばせる行動をしましょう。あなたが周りに働きかけることで、あなたは周りから好かれ、そこに居場所を見つけることができます。
まとめ:転職先の人間関係は攻略できる
今回は、「転職先の人間関係が不安なあなたに伝えたい大切なこと」というテーマで解説しました。
転職先にどんな人たちがいるか、不安な気持ちはよくわかります。ただ、しかるべき対策をとっておくことで、不安を和らげることはできます。
そしてなにより大切なのは、「自分はこの人たちに何をしてあげられるか?」という姿勢をもつこと。
新しい職場の人たちに思いやりをもって接することで、あなたは周囲に好かれ、その職場に馴染むことができます。
今回ご紹介した内容を、ぜひ何度も読み返していただき、転職を成功させて頂ければ幸いです。
よかったらぜひコメントをお願いします。