U-NEXTで『ブータン 山の教室』という映画を観た。
ゆたかな自然のなかの暮らしがすばらしかった。
本作は別記事の「穏やかな暮らしを描いたオススメ映画」でもご紹介しているが、本作はとくに印象に残る物語だったので個別に記事を書くことにした。
筆者の僕も、むかしブータンに旅行したことがあった。
けれど当時行ったのは首都のティンプーだけ。映画に出てくるような壮大な自然の景色は、現地では見なかった。
それだけに、ブータンにはこんなにすばらしい自然と、そこでの人の暮らしがあるのだと知って驚いた。
この映画では、ブータンの自然の美しさがありありと描かれている。
標高数千メートルの秘境の地。
電気もほどんど通らず、電波もつながらない。すべてが山と緑にかこまれた環境のなか、少数の村人たちが生活している。
そこには文明の利器はない。
「車」というものが何なのかすら、知られていない世界だ。
「ヤク」という名の動物を飼い、家族みんなで食事を食べ、仲間と歌う。
そして、ただ穏やかに「いま」という時間を楽しむ。
すべてなんてことない普通のことだけれど、そこには人生でいちばん大切にするべきものがあるように感じられた。
「世界一幸せな国」と言われるブータン。
彼らの暮らしからは、ストレス社会で忙しく生きる僕たち日本人が、何か大切なことを学べるんじゃないだろうか。
ゆたかな暮らしとは何だろう?
情報が発達し、物事の変化のスピードが速い今の時代。日本という国に生きる僕たちは、つい先のことを心配しすぎるあまり、目の前にある物事を純粋に楽しむことができなくなりがちだ。
たまには、すこし立ち止まってみてもいいんじゃないだろうか?
将来のため準備することにあくせくするんじゃなく、ブータンの秘境で暮らす人たちのように、「いま」という時間を純粋に楽しんでみてはどうだろう?
そんなことを、ふと考えさせられる作品だった。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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