『マイ・インターン』を観た。
これまで「仕事」がテーマの映画は何十本と観てきたが、この作品は久しぶりの「当たり」だった。
あらすじ
主人公のベンは70歳。妻に先立たれ、ひとり空虚な余生を過ごしている。
「社会のなかで働き、人とつながりたい」と考えていた。
あるとき、シニアインターンを募集していた会社に応募。若き女性社長・ジュールズの下で働くことになる。
はじめは周囲から「お荷物」としか思われていなかったベンだが、気のきいた仕事ぶりに周囲は関心をもちはじめる。
その温厚な人柄・懐の深さのおかげで、ベンは周囲から頼られる存在になっていく。
この映画は、「高齢者が幸せに働くうえで大切なこと」を教えてくれる。
これからの日本は、定年を過ぎても働くのが一般的になる時代だ。
だからこそ、僕たちが将来「はたらく高齢者」になったときに何を大切にすればいいか、本作品で知ることができる。
『マイ・インターン』はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご注意願います。
映画『マイ・インターン』のベンのように、生涯幸せに働こう
① 年老いても幸せに働くには
この映画の見どころ。
それは、ベンは70歳の高齢者であるにもかかわらず、会社で若い人たちと働き、みんなから頼られる存在になることだ。
これは僕たち日本人にとって、大いに参考になる。
というのも今後の日本では、定年を過ぎても働くのが当たり前になるからだ。
昔と違い、これからの時代は年金収入だけじゃ生活に不安がある。お金を稼ぐためにも、70歳、80歳になっても働くことが予想される。
ただ、高齢者は若い現役世代のように働けるわけではない。
最先端の技術には疎く、体力的な問題もあるといった理由から、周囲からは「お荷物」と見なされがちだ。
でもベンは違う。
最初こそ「お荷物」だと思われていた彼だが、会社では気のきいた仕事ぶり。
職場の散らかったデスクを片づけたり、みんなの困りごとを解決して喜ばせたりする。しだいに評価が上がっていき、慕われるようになる。
いつしか会社は彼の「居場所」になっていた。
働く高齢者として大切なこと
生涯働くのが前提であるこれからの時代、僕たちは高齢者になっても働くうえで、どんなことを大切にするべきだろう?
結論としては、ベンのように「人から尊敬される人間力を磨くこと」だと思う。
人間力があれば、若い人の悩みに寄りそい、助けることができるからだ。
ここでいう人間力とは、豊富な人生経験によって裏打ちされた「人としての器の大きさ」だ。
物語中、ベンは会社でいろんな人たちの悩みに寄り添う。男性社員の恋愛相談に乗り、夫の浮気や人生に悩むジュールズの話に耳を傾ける。
人はいろんな悩みをもって生きている。
仕事の悩みはもちろん、恋愛の悩み、夫婦関係の悩み、人生の悩みなど。悩んでいるとき、自分ではどうしたらいいかわからず途方に暮れるものだ。
そんなときに彼らを救えるのは、人間力のある人だ。
長年の人生のなかで多くの経験を積んだ、器の大きい人だ。若い人たちが辛いと感じているとき、彼らと向き合い、救うことができる。
② 今のうちに多くの経験を
将来「人間力のある人」として頼られながら働けるよう、今のうちから多くの経験をしておくことが大切だ。
それも仕事をはじめ、人生のあらゆる場面での経験だ。
転職、起業、恋愛、結婚、趣味、旅行・・。
たくさんの経験をすることで、人間としての魅力は磨かれる。
もちろん外見からすぐにはわからないかもしれない。けれど、経験の豊富さ・人間的な器は、本人の振る舞い、発する言葉や雰囲気でわかるものだ。
人生でいちばん若い今のうちから、積極的にいろんな経験を積んでおこう。将来僕たちが高齢者として若い人たちと働くときに、かならず活きてくる。
③ 若い人に心から頼られる人間になろう
歳老いても幸せに働くために必要なこと。
それはベンのように、「誰かに心から頼りにされる人間になること」じゃないだろうか。
インターンとして会社で働く彼は、社長のジュールズに信頼されるようになる。
仕事で頼られるのはもちろん、ほかの人には言えない「人生の悩み」を打ち明けられるほど慕われる。
長い人生のなか培ってきた経験や人間性こそが、人を救うために欠かせないのだと思う。
人に頼りにされ、必要とされる。
これができれば、僕たちはきっと一生幸せに働いて生きていける。
仕事のやる気が出る映画
本作をはじめ、「観ると仕事のモチベーションが上がる映画」が世の中にはたくさんある。
以下の記事では、仕事に使命感をもって働く人たちを描いた映画を紹介している。
働くことへの意識が変わるきっかけになる作品を厳選しているので、よかったら参考にしてみてほしい。
また以下の記事では、起業家・経営者の奮闘を描いた映画を紹介している。「自分でビジネスをする楽しさ」を知る手掛かりにしてみてほしい。
まとめ:マイ・インターンは必見映画
本作は、これまで観てきた「仕事関連の映画」のなかでも、久しぶりに「当たり」の映画だった。
この映画が、あなたがさらにポジティブな気持ちで働く、一つのきっかけになれば嬉しい。
『マイ・インターン』はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご注意願います。
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