最高の人生の見つけ方という映画を観た。
主人公のモーガン・フリーマンのような生き方はしてはいけないと思った。
高齢の主人公は医者に「余命半年」と宣告され、残されたわずかな時間で「自分のやりたいこと」をとことんやることを決意する。
まるで思い出したかのように、それまでの仕事生活から一転し、やりたいことをやる彼の姿。
楽しそうである反面、どこか焦りに駆られているようで、はたらか見れば「心からその時間を楽しめていない」ような印象を受けた。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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【最高の人生の見つけ方】モーガン・フリーマンのような生き方をしてはいけない
お金のために人生を犠牲にしていないか?
彼は45年間、仕事に人生を捧げてきた。生活費のため、子供たちを養うため。
もちろんその人生が不幸だったわけではないかもしれない。ただ問題は、「やり残して後悔していることはないか」ということ。
もっと若いうちにやりたいことがあったかもしれない。それをやらず、来る日も来る日も働き続けた彼の人生は、本当に心から「幸せだった」と言えるだろうか。
彼のこの問題は、僕たちにもあてはまるかもしれない。
僕たち社会人は、いつも忙しく働いている。会社に捧げているその時間は、本当はなにか自分のやりたいことや趣味、大切な人と過ごす時間にあてたいと感じているかもしれない。
お金が欲しくて働くけれど、そのせいで貴重な人生の時間を失っているのも事実ではないか。
時間を取り戻すことはできない。仕事しかしておらず、気づけば50代に。そのとき「今まで自分はなにをやっていたんだろう・・?」と後悔することにならないだろうか。
あとで振り返っても悔いが残らない生き方を、いま僕たちはしているだろうか?
楽しめる時間が残り少ない
主人公は余命を宣告されてから、思い出したようにやりたいことをやり始める。
楽しんでいるが、人生のもっと早い段階から楽しむべきではなかったのではないだろうか。
若いころからやっていれば、楽しい経験をもっとたくさんできたはず。
経験が多ければ多いほど思い出も蓄積され、のちの人生で何度でも思い返して幸せな気持ちになれる。
逆に楽しい経験が少ないと、人生は退屈で、味気ないものになってしまう。
もし自分の人生がいつ終わるかわかったときに、「しまった!もう時間がこれだけしか残されていない!」ということになっても、過去に戻ってやり直すことはできない。
だからこそ主人公のように、高齢になってからやりたいことをやるのではなく、人生のなるべく早い段階にやっておくべきなんじゃないだろうか。
若いときじゃないと楽しめないこともある
現実問題として、世の中には「高齢になってからでは楽しめないこと」がたくさんある。
たとえば海外旅行。
遠くの国に行くには、それなりにエネルギーに使う必要がある。
現地を観光するにも、まずはそこへ自分の足で行かないといけない。物理的な移動には体力が要る。
毎回あたらしいホテルに移動するのだって体力や気力が要る。
飛行機のせまい座席で、到着まで何時間も我慢して座っているのも老いた体には辛いものだ。
僕は20代のころ、何度か旅行をしたことがあった。当時の経験から強く思うのは、旅行に関しては若いほうが楽しめるということ。
10kg近くあるバックパックを背負って長距離を歩き、現地のめずらしい料理を食べる。宿代を浮かせるために野宿したり、シャワールームで洗濯をしたりする。そうした経験も含めてすべてが楽しい経験だった。
こういった経験は、エネルギーがあって多少の無茶もできる、若い当時だったからこそできたのだと思う。いま同じことをやれと言われたらまず無理だろう。
若いころと違い、人は歳をとると、楽しめることが少なくなってしまうのだ。
「いつ死ぬかわからない」という問題
とはいえ、僕たちはいつ死ぬかわからない。
ひょっとすると100歳まで生きるかもしれないし、あと10年後に死ぬかもしれない。
もし死ぬ日があらかじめわかっていれば、それまでにやりたいことをすべてやるための計画を立てることができる。
死ぬその日までに、有り金をすべて使い果たすこともできる。
だが死ぬ日が明確にわからない以上、やりたいことをいつやればいいのか判断に困るし、お金をいつどれくらい使えばいいのかの判断もできない。
僕たちの人生を難しくしている一番の原因は、「僕たちの人生がいつ終わるのかがわからない」ということなのかもしれない。
お金を貯めつつ、いまを楽しもう
お金の心配なく暮らし、かつ人生で後悔しないために何をするべきか。
結論としては、「ふだんから貯金しつつ、同時に『今』という時間を楽しもう」ということだと思う。
人生では何が起きるかわからないからこそ、いつもお金を貯めておくことは絶対に必要だ。
ただ同時に、お金を貯めることや、お金のために働くことばかりをやっているのもいけない。
そうこうしているうちに歳をとり、楽しい経験をする機会を逃して後悔することになりかねない。
目の前にある楽しそうなこと、有意義そうなことには、惜しみなく時間やお金を使うことが大切だ。
僕も以前まで貯金ばかりがんばっていたが、最近は近所のおいしい飲食店で食事を楽しんだり、好きな映画を観ることにもお金を使うようにしている。
大切なのは、将来のために今を犠牲にしないこと。
僕たちはお金を大切にしつつ、同時に「今という時間を楽しむ」ことにも、目を向けるべきではないだろうか。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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