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【仕事への誇りと使命感】映画『MINAMATA』の主人公の生き様に心打たれた

MINATAMAという映画を観た。

使命をもって働く人の生き様に、心を打たれた。

(動画の引用元:YouTube シネマトゥデイ 公式チャンネル)

これは、アメリカの写真家「ユージン・スミス」の半生を描いた物語だ。

かつて日本を騒がせた水俣病。

彼は「現地の惨状を写真に撮り、世の中に伝える」というミッションを背負って来日し、現地の水俣病に苦しむ人たちの姿を撮影していた。

「ユージン・スミス」の名は知らなくても、彼が現地で撮影した「入浴する智子と母」という写真を見たことがある人は多いんじゃないだろうか。かくいう僕もその一人だ。

水俣病のリアルを僕たちに教えてくれる渾身の一枚だ。僕は中学生のころに初めてこの写真を見て、言葉にならない衝撃を受けたのを覚えている。

この写真は、のちのアメリカ・フォトジャーナリズム史に残る作品になった。

目次

【仕事への誇りと使命感】映画『MINAMATA』の主人公の生き様に心打たれた

「世の中に伝える」という仕事

世の中には、「伝える仕事」をする人たちがいる。

代表的な職業といえば、記者やジャーナリストだ。世の中に伝えたいことのために使命をもって働く人たち。

この映画の主人公・スミスもまさにそうだった。

「水俣病の問題を解決したい」

そんな思いを胸に活動する地元の人たちに加わり、「カメラ」という武器をもって、自分の命を燃やしてでも目の前の仕事にうち込む。

彼は現地でたくさんの写真を撮った。

唯一の外国人として初めは警戒と疑念のまなざしを浴びながらも、少しずつ現地の人たちと心の距離を縮め、患者たちの写真をとった。

その写真は、当時のアメリカ大手雑誌編集社が運営する『ライフ誌』に掲載され、波紋を呼んだ。

水俣市は長い戦いのすえの1973年。とうとう勝訴。

水俣病の元凶であるチッソ株式会社は、被害者やその家族にたいして賠償金・医療費・その後の生活費を払うことが決定。

ユージンが撮った写真が、社会の心を動かし、「勝訴」という結果を勝ち取ることに貢献したのは言うまでもない。

大切なのはお金か?誇りや使命を全うする人生か?

作中、スミスがチッソの社長に、大金と引き換えに手を引くよう依頼されるシーンがある。

お金に困っていた彼は、気持ちが揺らぐ。けれどそこで選んだのは、やはり「写真家としての使命を全うする」ことだった。

目の前で起きている「狂気」とも呼べるこの惨状を、どうしても世の中に伝えたい。

その純粋な思いは、お金で打ち砕かれるわけにはいかなかった。

目の前に吊り下げられた「大金」という名のニンジン。それを払いのけてでも、自分の愛する仕事をやり抜くことを選択する。

これはまさに、現代を働いて生きる僕たちが学ぶべき「職業人の鏡」ではないか。

使命感をもてる仕事を見つけよう

使命感をもって働く。

それができる人は幸せだ。

僕もかつて、使命を感じる仕事をしていたことがある。目の前にいる人を助けることにやりがいがあり、毎日仕事に行くのが楽しみでしょうがなかった。

「自分の仕事を誇れること」ほど、人生を充実させるものはない。

多くの人が退屈さを我慢しながら過ごす労働時間を、「楽しい」「やりたい」という姿勢で過ごす。素晴らしいことじゃないだろうか?

どんな仕事に使命を感じるかは人それぞれ。

目の前の一人の人を助けることに、使命を感じる人もいるかもしれない。

ものづくりに使命を感じる人もいるかもしれないし、スミスのように、目の前に立ちはだかる現実を記録に残し、社会に伝えることに使命を感じる人もいるかもしれない。

どんな仕事であれ、あなた自身が心高ぶるような仕事を見つけてほしい。

もちろん、すぐには見つからないかもしれない。探し当てるのにいろんな失敗や苦労があるかもしれない。

けれど、「一生をかけてでももやりたい」と思えるくらい、誇り・使命を感じられる仕事を探し続けることが大切じゃないだろうか?

注意

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