- 真面目だけど仕事がうまくいかない人
- 会社でミスばかりしていて、悩んでる人
真面目に働いてるのに、仕事がうまくいかない。
電話の取り次ぎを間違えたり、凡ミスをして上司に怒られる。「自分ってなんでこんなに要領が悪いんだろ・・」と自己嫌悪。
そう悩んでいませんか?
僕も20代前半のころ、同じことに悩んでました。
仕事ができず、まわりから「どんくさい」と言われる日々。
でも、慣れるにつれて仕事のポイントを抑えられるようになり、いまでは昔ほどミスして落ち込むことが少なくなりました。
そんな実体験をもとに、「真面目だけど要領が悪い人へ。仕事は「仕組み」で改善せよ」というテーマで解説します。
いまのつらい状況から抜け出し、もっとストレスフリーに働けるよう、ぜひ最後まで読んでみてください!
【※ 事前のおことわり】
この記事は、会社でデスクワークをしてる方にとって参考になる内容です。
真面目にがんばるだけじゃ仕事は改善できない
仕事の要領が悪くて悩んでる人がやりがちなのは、「たんに頑張ることで解決しようとする」ということ。でも、これじゃ解決しません。
たとえばお客さんから問合せの電話がかかってきて、自分が電話をとったとしましょう。
担当者が席を外してるとき、「担当がもどり次第、折り返しご連絡いたします」と伝えますよね。
電話を切ったあと、取り次ぎのために担当者が戻ってくるのを待ってると、べつの電話が。
その電話に対応してるうち、取り次ぎの件をポロッと忘れる、、
1時間後、さっきのお客さんから電話がきて、
「さっき折り返すって言われたんで待ってたんですけど、まだ電話が来ないんですけど」
というクレーム。
「あぁーしまった!」ってなりますよね(^^;)
そんなとき真面目な人は
「つぎからは、取り次ぎを忘れないよう気をつける!」
となりがち。
でも人間、だれしも「忘れる生き物」です。
忘れないよう気をつけてたつもりが、ほかの業務が飛びこんできたときなど、つい記憶が抜け落ちてしまうもの。
もちろんミスをなくそうと努力する姿勢はすばらしいです。でも、ただ気をつけたり、頑張るだけじゃ何も変わらないんですよね。
ミスを防ぐ仕組み作りが大切!
不器用でミスばかりしてしまうなら、たんにミスしないよう必死になるんじゃなく、「ミスしない仕組み」を作ることが大切です。
ようは「ミスが物理的に起きない体制」を整えることです。
以下で具体的にいくつかご紹介しますね。
① 電話は必ずメモる
たとえばさっきの「お客さんからの問い合わせの電話」の例です。
席を外してる担当者が戻るのを待ってるときに、べつの電話がきて、その対応に意識を奪われる。そのせいで取り次ぐのを忘れるとクレームが起きてしまいます。
そうならないよう、電話があった旨を紙にメモし、自分のデスクに置いときましょう。
そうすれば、べつの用件で忙しくて担当者に伝え忘れてたときも、そのメモを見れば「あそうだ!さっきの電話の件、担当の鈴木さんに伝えるんだった」と思い出して伝えられますよね。
「なかには簡単な要件もあるし、いちいちメモらなくてもいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
でも、つねにいろんな案件が飛びこんでくる仕事の現場では、電話があった旨をポロッと忘れることもあり得ます。
少なくとも慣れないうちは、どんな電話もメモ!
「毎回メモる」という体制にしておけば、確実に担当に取り次げます。
ちなみに電話応対がやりやすくなる方法について、以下の記事でまとめてます。よかったらぜひ。
② 重要案件は赤ペンでメモ
その日やるべき重要な案件があっても、忙しくてワタワタしてるとき、つい忘れることがあります。
たとえば・・
株式会社○○の田中さんと、16時からZOOMで打ち合わせ
の予定が、業務が立て込んでて忘れ、田中さんに迷惑がかかる。
重要な案件は忘れないよう赤ペンで書き、自分のデスクの見える位置に貼っておきましょう。
「株式会社○○ 田中さん ZOOM打ち合わせ 16時~」
↑こんなかんじに。
信号機の色にもあるように、赤は「注意喚起」の色。目につきやすいので、つねに視界に入ります。
メモを見るたび「そうだ、このあと16時に打ち合わせだ」と思い出せますよ!
③ 他人に確認してもらう
僕を含め、要領が悪い人は、たまに不注意。
自分がやった仕事の抜け漏れに気づかないことがあります。
ひととおり仕事をやり終えたら、内容に問題がないか、ほかの人にもチェックしてもらいましょう。ミスをかぎりなく減らせます。
たとえば僕はいま会社の広告担当として働いてますが、広告物の制作を業者に外注してます。
(会社パンフレット、CM動画、WEBバナーなど)
納品前にかならず完成品のデータをチェックさせてもらうんですが、
- 会社パンフレットに誤字表記がある
- WEBバナーの画質が荒い
など、たまに修正点が見つかります。
それをすべて自分一人で見つけようとしても、どこかで見落としがあるもの。
なので上司や他部署の人など、毎回ほかの人に頼んでダブルチェックしてます。
自分がやった仕事は、念のため先輩や上司など、ほかの人にも内容確認してもらいましょう。
自分が気づいてない抜け漏れ・改善点を指摘してもらえます!
「要領が悪い」を改善する仕組み作り
① デスクに余計なモノを置かない
- 山積みの書類
- ハサミやホチキス
など、あまり使ってないモノが自分のデスクに置いてありませんか?
そういう状態だと、仕事中つねにそのモノが視界に入ります。集中力が奪われ、仕事の要領が悪くなる一因になります。
デスクのモノを片付け、すっきりさせましょう。
ハサミやホチキスなど、たまに使う程度のものは、引き出しにしまってください。
デスクはキッチンのようなもの
使わないピーラーや食器がキッチンにごちゃごちゃ置いてあると、料理の邪魔になりますよね。
デスクもそれと同じと考えればわかりやすいかと。
無駄なものはデスクに置かない。
仕事を快適にする体制 (=仕組み) 作りです!
② TODOリストをデスクに置く
真面目だけど要領が悪い人は、よく「仕事の優先順位をつけれてない」と言われます。
その日やるべき仕事は何か。
どれから手をつければいいか。
↑こういうのを自分で把握できてないことも。
そうならないよう、その日やる仕事が書かれた「TODOリスト」を用意しましょう。
そのリストに、優先でやるものから番号を振っていくんです。
- 業務改善の提案書を山田課長に提出
- ○○会社に見積額の交渉電話をかける
- 備品発注の稟議申請をする
- 社内共有データのフォルダを整理
- 事務所の棚の掃除
↑こうすれば、その日どの仕事からやればいいか一目でわかりますよね。
ちなみにTODOのアプリとかもありますが、使うのはおすすめしません。紙で書いたほうがいいです。
理由は以下のとおり
■アプリの場合
TODOを確認するために、パソコンで毎回アプリにアクセスする手間がかかる。
■紙の場合
仕事中、デスクに置いてあるTODOリストの紙をチラ見するだけで、その日やるべき仕事を瞬時に思い出せる。
まぁアナログなやり方ではありますが、こういうときに紙は便利です。
TODOリストの紙をつねにデスクに置き、業務効率を上げましょう!
③ 辞書登録を使い倒す
デスクワークしてる人なら、パソコンでメールやチャットの文章を書く機会がよくありますよね。
なかでも、頻繁につかう言葉があるかと思います。
たとえば以下の言葉
- 「お疲れ様です。」
- 「お世話になっております。」
- 「ありがとうございます。」
- 「よろしくお願いいたします。」
- 「株式会社」
こういった言葉を毎回イチから入力してるなら、改善の余地あり。毎回書いてると時間がかかり、仕事の遅れにつながります。
パソコンの「辞書登録機能」を使いましょう。
MacもWindowsもそうですが、辞書登録しておけば、ほんの数文字を入力するだけで長い文章に変換できます。
以下のとおり
- 「おせ」と入力 →「お世話になっております。」に変換
- 「おつ」と入力 →「お疲れ様です。」に変換
- 「あり」と入力 →「ありがとうございます。」に変換
- 「よろ」と入力 →「よろしくお願いいたします。」に変換
- 「かぶ」と入力 →「株式会社」に変換
一気に時短できてラクになります!
ほかにも、「必要なときにすぐ取り出したい情報」を辞書登録しておくのもアリ。いちいち調べる手間が省けて便利です。
たとえば・・
■自分の社用メールアドレス
「める」と入力
→「××××@~online.jp」に変換
■自社の電話番号
「しゃでん」と入力
→「03-××××-××××」に変換
■得意先の担当者 (ex. 佐藤さん) の携帯番号
「さとでん」と入力
→「090-××××-××××」に変換
上記のとおり。
頻繁につかう言葉は、どんどん辞書登録しましょう。
仕事が爆速になる仕組みが整います!
まとめ:真面目な人こそ仕組みで仕事を楽に!
今回は、「真面目だけど要領が悪い人へ。仕事は「仕組み」で改善せよ」というテーマで解説しました。
仕事がうまくいかないとき、ただ頑張ったり気をつけたりするだけじゃ改善しません。
そうじゃなく、「ミスが起きない仕組み」「業務効率がよくなる仕組み」を作ること。そうすれば仕事がやりやすくなりますよ。
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