【工場で2年勤務】単純作業をしていると気が狂うのはなぜ？

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「いまの仕事が単純作業ばかり。気が変になりそう・・」

そう悩む人があとを絶ちません。

筆者の僕は2年ほど食品工場で働いていました。仕事内容が単調すぎて、イヤになることがよくありました。

そんな実体験をもとに、「単純作業をしていると気が狂うのはなぜ？」というテーマで解説します。

単純作業をしていると気が狂うのはなぜ？

① 気が狂う単純作業の特徴

以下の3つの条件が揃ったとき、「気が狂うほどつまらない単純作業」ができあがります。

逆に言えば、このうち1つでも欠けていれば、気が狂うほどつまらない単純作業にはならないということ。

たとえば工事現場の肉体労働を考えてみましょう。

重いものを運んだり、スコップで穴を掘ったりする仕事です。

こうした仕事は、あまり頭を使わない単純な作業。ですが「気が狂うほどつまらないか」というと違います。

理由は、作業内容に変化があり、誰かと会話できるからです。

工事現場の仕事内容は以下のとおり

など。

上記のように、ひとつの仕事のなかに様々な作業があります。つねに違うことをするので、そのつど作業者の気分も変わり、精神的につらくありません。

いっぽう、

頭を使わず、作業内容に変化もなく、誰とも会話せず、何時間も同じひとつの作業を繰り返す仕事

はどうでしょうか？

たとえば工場のライン作業。
朝から晩まで同じ部品の組み立てをしているとき、工事現場の仕事にあるような「変化」はゼロです。

もちろん誰とも会話しません。
黙々と同じ作業を何時間もやる。はっきり言って辛いです。

(↑実際の写真です)

なぜならこうした仕事こそが、さきほど述べた

の3つをすべて満たしているからです。

思考が求められない同じ作業を、黙々とやり続ける。これが「気が狂うほどつまらない単純作業」なんです。

② 成長できないもどかしさ

こう考える人にとって、単純作業の仕事ほど性に合わないものはありません。

僕が食品工場で働いていたとき、少しでもキャリアにつながる実務経験を積み、成長したいと考えあれこれ試行錯誤していました。

ですが基本的には、単調な製造・梱包作業ばかり。

単純作業から学ぶものはありません。

なんの身にもならない仕事に、何十時間・何百時間という貴重な人生を費やしていました。

ちなみにスキルが身につかない仕事については、以下の記事でご紹介しています。

③ もはや仕事じゃない

個人的な意見ですが、

「仕事というものは、日々の業務のなかで自分なりに工夫したり、アイディアを出して主体的に職場に働きかけること」

だと思います。

上司に与えられた仕事を機械的にこなすというより、自分で考え、「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」と案を出して、より良い仕事を作り出していくこと。

そうすることで周りから認められ、やりがいを感じられるもの。
本当の意味での「仕事」なのだと思います。

いっぽう単純作業の仕事は、仕事じゃありません。ただの「作業」です。

↑こんなことを何年やろうとムダです。

ちなみに仕事と作業の違いについては、以下の記事でくわしく解説しています。

【注意】そこにいると精神を病む

あなたが現職で、気が狂うほどつまらない単純作業をしているなら、もう辞めるべきです。

そこで働くほど充実度が下がり、あなたの精神を追いやるからです。

僕がかつて工場で、何百個もの製品の梱包作業をしていたとき。イライラして思いっきり壁を叩きそうになったことがあります。

そうした状態が続けば、いずれ取り返しのつかないことが起きると思い、転職しました。

ただ、今すぐ辞めるのはNG

あなたは今「すぐにでも現職を辞めたい」と思っているかもしれません。

その気持ちはわかります。

ですが、転職先が決まっていないまま辞めるのはNG。収入が途切れ、職歴に空白期間ができてしまうので。

「よほど精神的に追い詰められていて耐えられない」というわけじゃないなら、つらくても、いまの仕事を続けつつ転職活動しましょう。

もちろん、働きながらの転職活動は大変です。
ですが無職に怯えながら職探しするよりマシです。

ちなみに仕事が死ぬほどつまらない状態から脱出する方法については、以下の記事で解説しています。

まとめ：単純作業の仕事はもう辞めよう

頭を使わず、変化がなく、誰とも会話しない。

そうした状態でやる単純作業の仕事は、人の精神を狂わせます。成長できず、将来性もありません。