『わたしは、ダニエル・ブレイク』という映画を観た。
お金に苦労せずに暮らしたい人に、ぜひ観てほしい作品だと感じた。
これは、世の中の多くの人たちがもつ「お金の心配」を、リアルに表現している作品だ。
仕事がないこと。
国の支援を受けられないこと。
困窮し、やってはいけない仕事に就いてしまうこと。
お金にまつわるあらゆる典型的な問題が、本作で描き出されている。
経済的に困らない人生のために、僕たち一人ひとりは日ごろ何を大切にして暮らせばいいのか。本作は、そのことを真剣に考えさせてくれる。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
\ 無料期間中の解約料0円 /
映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』を観た感想
① お金を貯めるのに理由なんていらない
本作を観て痛感したのは、「お金は無条件にもっておくべきだ」ということ。
人はお金なしには生きていけない。
最悪の場合、登場人物の女性であるケイティのように、人としての尊厳を失うような行動すらしてしまう。
じっさい世の中には、お金にネガティブな考えをもつ人もいる。
「お金が欲しいだなんて、いやしい」
けれどこうした「お金へのネガティブ感情」をもつ人ほど、お金に苦労してはいないだろうか?
貯金をがんばっている人をみて、「どうしてそんなに貯金しているの?」とあきれたように言う。それは、お金がないことの現実を味わった経験がないからではないだろうか。
- なぜ貯金するのか?
- なぜお金は必要なのか?
そんなことに疑問をもつこと自体、ナンセンスだと思う。
いつ病気で仕事を失うかもしれない。
いつ勤め先の会社が倒産するかもしれない。
じっさい、僕がむかし勤めていた会社は、経営難により従業員12人が全員解雇になった。
ほかにも結婚や出産、車の購入、引っ越しなど、大きな出費がでる機会にいつか出くわすかもしれない。
人生では、いつどんなことが自分たちの身に降りかかってくるかわからないものだ。だからこそ、有事にそなえてつねに貯金しておいたほうがいい。
お金は無条件に必要だ。
なぜお金を貯めるのかなんて、考えるだけムダ。ただ必要だから貯めるのだ。
「お金なんていやしい」という偏見をなくし、正面からお金と向き合わないと、主人公のダニエルやケイティのように経済的な理由で苦労しつづけることになる。
② お金以上に大切なのは、人とのつながり
本作で印象的だったことがある。
それは、これはたんにお金の問題だけを描いているわけじゃなく、「経済的に困窮しているときでも、人とのつながりをもつことの大切さ」も描かれていた、ということ。
物語中、ダニエルとケイティは助け合っている。
ケイティはダニエルを自宅に招き、食事をふるまう。ダニエルは職人の技術をいかし、ケイティの家の壊われたものを修理する。
お互いが信頼し合い、励まし合っていた。
いつもそばに人のあたたかさを感じていられることは、ほかの何にも代えがたい財産といえる。
社会的なつながりはお金以上に大切だ。
どんなに生活が苦しく、先の見えない日々でも、「他人とのつながり」があれば人はかろうじて幸せを保っていられる。
③ 自分が変えられることに集中しよう
主人公のダニエルは、働けないのに国から手当をもらえなかった。そうした国のシステムに怒り、建物に落書きをして抗議のメッセージを書いた。
しかしこんなことをして何になるだろう?
不満を一時的に社会にアピールすることはできるかもしれないが、落書きをした本人が捕まり、よけい自分の立場を危うくするだけではないか。
いくら世の中の仕組みに不満をもち、ひとりで声をあげても、変わらないものは変わらない。
そうした変わらないものを無理やり変えようとするより、自分が変えられるものに取り組んだほうがいいのではないか。
お金に困らないために自分ができることは、いろいろある。
たとえば日ごろ倹約したり、貯金したりするのは言うまでもない。毎月ほんの数千円でもいいので、金融投資するのも手だ。
またいまの時代、自分でお金を稼ぐこともできる。
自宅のものを売ることもできるし、インターネットに動画・記事を投稿し、収入を得ることもできる。
こうしたことは、すべて自分の行動次第でできること。
世の中のシステムに怒りをぶつけるより、自分の影響力のおよぶ範囲内で、変えられるものを良い方向に変えていくことに時間を使おう。そのほうがずっと生産的ではないだろうか。
また、ダニエルがやっていたように、「困っている隣人に手をさしのべる」というのも、自分でできることの一つだ。
変えられないことは受け入れ、変えられることだけに集中する。お金で苦労しない人生を生きるうえで、大切なことだと思う。
まとめ:『わたしは、ダニエル・ブレイク』は必見映画
本作は、お金で苦労しない人生を歩みたい人が、きっと何か大切なことを学べる映画だと思った。
平穏に暮らしていけるよう、お金と向き合いつづけよう。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
\ 無料期間中の解約料0円 /