- 職場の人に転職先を訊かれ、困ってる人
- 転職先を言うべきなのか悩んでいる人
転職が決まって、いまの会社に「退職します」と伝えた。
すると職場の人たちに
- 「つぎ何の仕事するんですか?」
- 「つぎの職場ってどこなの?」
と、あれこれ訊かれる。
これけっこう困りますよね。
ほんとは答えたくないけど、答えないと悪い気がするし、ついポロッと言ってしまいがち。
でもこれはNGです。
現職の人に転職先を教えてもいいことはありません。
今回は「転職先は言わない方がいい。知りたがりに情報提供は無用」というテーマで解説します。
よけいなことを言って後悔しないよう、ぜひさいごまで読んでみてください。
転職先は言わない方がいい。ガチで
① 転職先を知られると面倒
「つぎはなんの仕事?」と訊かれるのは、どこの職場でも通例。
根がやさしい人ならつい素直に答えがち。転職先の会社名まで言ってしまうかもしれません。
でも会社名を教えたりすると、面倒なことが起きます。
たとえば・・
- ① 職場のほかの人たちに、口伝えで広がる
- ② その会社をネットで調べられる
- ③ 意地悪な人が、あなたについての変な情報を転職先に流すかも
上記のとおり。
とくに②はけっこう面倒です。
あなたが転職する会社が、つねにネットに求人を出してるとしましょう。
職場の人は、その求人を調べるかもしれません。
求人票には給与額が書かれてますよね。
かりにその求人が、あなたがこれから就く職種の求人じゃないとしても、おなじ会社での各職種の給与レンジはだいたい同じ。
なのでその情報をもとに、あなたの転職先での年収を大まかに把握されてしまいます。
③については、さすがにこんな人はいないと思いたいですが、万が一があるので、、
転職先の情報を職場の人にもらすと、あとが面倒なので控えましょう。
② ヒマな人には要注意!やたら知りたがる
僕がむかしいた田舎の会社を辞めたとき、転職先をあれこれ訊いてくる同僚がいて困りました。
「つぎの勤務地どこなんすか?」という質問に、ざっくり「札幌です」とだけ言うと、「え、何区っすか?」という質問が、、
ひとつ情報を提供すると、そこから深堀りしてくるんですよね(^^;)
田舎の会社とか、あまり忙しくない「ゆるい職場」なんかは要注意です。
みんなやることがなくヒマなので、目の前にあるちょっとでも面白そうな話題に敏感。
職場の人がどんな仕事に転職するのかという、自分の生活になんの影響も与えない「どうでもいい情報」に興味をもち、やたら知りがたります。
そういう人に、あまり情報開示しないほうがいいかと。
ただでさえ相手は暇なので、あなたの転職後も、転職先のホームページやSNSを随時ネットで調べられるかもしれません。めんどくさいですよね、、
③ 相手は本質的にあなたを尊重してない
転職先のことは、本人にとって「ある種のプライバシー情報」。
なるべく他人に知られたくないでしょう。
思いやりのある人なら、相手のそうしたプライバシーに配慮して、転職先のことはあえて訊かないようにするもの。
いっぽう、
- 「つぎなんの仕事するんですか?」
- 「勤務地ってどこですか?」
とグイグイ訊いてくる人は、訊かれる側の気持ちをあまり考えてません。
「自分が知りたい」という欲求を満たすのを優先してて、「相手が不快になるから質問は控えよう」という発想がないんですよね。
そういう思いやりのない人相手に、転職先を教えるのって、どうなんでしょうか・・?
うざい質問への効果的な対処法3つ
転職先についてあれこれ訊かれるのは、ぶっちゃけ「うざい」ですよね。
上手な対処のしかたをご紹介します。
① とにかく曖昧に答える
具体的には以下のとおり
「つぎなんの仕事するんですか?」
→「いやーあまりたいした仕事じゃないんで、ご想像にお任せします」
「職種はなに?IT系とか?」
→「どっちかっていうと、まぁそっち系ですかね」
「勤務地はどこなんですか?」
→「くわしい住所覚えてないんですよね」
「だいたいの場所でいいんで教えてください」
→「どのへんだったかあんま覚えてないんすよ。土地勘悪いんで」
「ヒント教えて!」
→ 「ヒントって言われても、なんて言えばいいかわかんないですね(笑)」
上記のかんじです。
いくら訊いても、あやふやな答えしか返ってこないとわかると、相手はあきらめてくれます。
② これ以上訊けない状態に話をもっていく
おすすめの答え方は、以下の2つ
- ①「ちょっと転職先に口止めされてるんで、すいません」
- ②「まぁ正直、あまり転職先のことは言いたくないかなっていうのはありますね」
↑こう言われると、相手は「もうこれ以上は訊けないな・・」となります。
とくに②の答え方はオススメ。
「転職先に口止めされてるんで」というと、相手によっては
「ほんとかなぁ?転職先を言いたくないから、もっともらしい理由をでっち上げてるんじゃないのか?」
と疑うかもしれません。
いっぽう、「転職先のことを言いたくない」はでっち上げとかではなく、あなたの気持ちを言っています。
「転職先について訊かないでほしい」という気持ちを伝えられた相手としては、その気持ちを無視してあれこれ訊くのはさすがにマズいと思い、それ以上詮索してこなくなります。
③ しつこく訊いてくる人には「沈黙」で対応
どんな質問にも曖昧に答えた。
「あまり転職先のことを言いたくない」という気持ちも遠回しに伝えた。
その時点で相手には、「転職先のことは訊かないでほしい」というあなたの気持ちが伝わってるはずです。
もしそれでもしつこく訊いてくるなら、その人はもう相手にしないほうがいいです。
ひたすら「沈黙」しましょう。
「転職先のことを知られたくない」という他人の気持ちを全無視してまで、執拗に訊いてくる。
そういう人は、さすがに大人としてわきまえるべき礼儀というか、常識がないですよね。
そういう人に関わる必要はないと思います。
ひたすら沈黙しましょう。
まとめ:転職先は「言わない」が正解
今回は、「転職先は言わない方がいい。知りたがりに情報提供は無用」というテーマで解説しました。
「つぎなんの仕事?勤務地はどこ?」とあれこれ訊かれるのは、めんどくさいです。
素直に答えるんじゃなく、あえて曖昧に答えたり、「転職先のことをあまり言いたくない」とを遠回しに伝えることが大切です。
せっかく晴れて決まった転職。
現職の人たちによけいな情報を教え、モヤモヤした状態で転職しないためにも、ぜひこの記事の内容を参考にしていただければ嬉しいです。