- 内向的な性格を、仕事で生かす方法を知りたい人
- 引っこみ思案だけど、会社でたのしく働きたい人
「内向的な性格は、会社などの組織で働くうえでハンデになる」。
そう考える人は多いのではないでしょうか?
「内向的な人」と聞くと、
- 自己主張が苦手
- ネガティブ思考
- 繊細で傷つきやすい
といったイメージをもたれがちなので、無理もありません。
ですが内向的な人には、ほかの人にはない「強み」があります。その強みを仕事で発揮すれば、たのしく働ける可能性があります。
今回は僕の実体験をもとに、「内向的な人が仕事で力を発揮する方法」について解説します。
明日からの仕事が楽しくなるきっかけになるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
【知らないと損】内向的な人が仕事で力を発揮する方法7選
① 説得力のある意見書・企画書を提出する
会社などの組織で働いていると、なにかと「書類の提出」を求められることがあります。
たとえば・・
- 業務の改善案を、意見書にまとめて提出する
- 新企画を打ち出すために、企画書を提出する
など。
こうした書類はたいてい上司・役員など「組織の上のメンバー」に見せるので、作るときはそれなりのプレッシャーがかかります。
ですがこうした書類を作るとき、内向的な人は力を発揮します。
というのも、内向的な人はその「きめ細やかな性格」ゆえ、つくる書類のクオリティを徹底的に高める努力をするからです。
意見書ひとつ作るときも、
- 資料に誤字脱字・論理破綻はないか
- 誰もが一読で理解できる内容になっているか
- 自分の主張を裏付けるデータは用意されてるか
など、資料の内容にこだわります。
内向的な人は、自分の仕事の出来が低く評価されるのを嫌がります。
低評価されないためにも、資料に不備がないよう細心の注意を払うんですね。
② 読みやすく、わかりやすい文章を書く
会社などの組織で働いていると、文章を書いて人に伝える場面がよくあります。
たとえば・・
- 各部署に業務連絡をするとき
- 企画書を書いて提出するとき
- 部下に業務指示を出すとき
など。
内向的な人は文章を書くのが得意です。
きめ細やかな性格なので、他人が読みやすい文章を書くことを大切にします。
たとえば・・
- 論点が明確になるよう、冒頭に結論を書く
- 一文が長くなりすぎないよう、適度に句読点をつける
- 伝達事項が複数あるときは、箇条書きにして見やすくする
など。
読み手にストレスなく読んでもらえるよう、配慮を怠りません。
そのおかげか、社内の人たちから「文章が読みやすいね」「内容がわかりやすい」と言ってもらえることも。
僕の勤め先では、社内連絡にチャットワークを使っています。
僕自身、文章を書くのが大好きなため、いかに相手が読みやすい文章を書いて送信するかを考えながら書いています。その過程が楽しいです。
日ごろ文章を書くことが求められる仕事では、内向的な人は活躍できる可能性があります!
③ きめ細やかな報連相をする
内向的な人は、他人の気持ちに敏感です。
相手を不快にしたり不安にしたりしないよう、つねに気配りします。
この性質、「職場の報連相」に生かせます。
たとえば上司から、「完了までに少し時間のかかる仕事」を任されたとしましょう。
内向的な人はその仕事をするあいだ、上司にこまめに進捗報告します。
- 「上司はこの仕事の進み具合を、つねに把握しておきたいだろうな」
- 「とはいえ何度も進捗を尋ねるのを、ためらってるかもしれないな」
↑といったことを考えるため、仕事の進み具合を積極的に伝え、上司を安心させようとします。
上司としては、自分から聞かなくても、部下のほうから進捗報告してくれるのでありがたいんですよね。
僕はこないだ会社の上司に、「業務で使うマニュアルを作ってくれ」と頼まれたことがありました。
完成まで1ヶ月以上かかる仕事でしたが、作り終わるまで何度も進捗を伝え、合計10回ほどしました (笑)
もしかすると「そんなに頻繁に報告しなくてもいいのに・・」と思われていたかもしれません。
ただ、長いこと音沙汰なしで上司を不安にさせるくらいなら、多少うざいと思われてもガンガン進捗を伝えたほうがいいと思います。
内向的な人は、他人の気持ちに配慮するのが得意。
相手を安心させるため、きめ細やかな報連相ができます!
④ 業務の問題点・改善策を見つける
会社の業務には、必ずなにかしら問題があるもの。
たとえば「業務効率が悪い」「現状のやり方だとよくミスが起きる」といった問題ですね。
ですが意外と、
- 職場の人たちがその問題に気づいていない
- 問題に気づいているとしても誰も解決策が思い浮かばない
といったことがあるもの。
そこで内向的な人の出番です!
内向的な人は、なにかを注意深く観察したり、仕事の問題点・改善策を見つけたりするのが得意です。
会社でも、現状で行われている業務を見て
- 「これ、こういうところが問題じゃないか?」
- 「もっとこうすれば良くなるんじゃないか?」
といったことをあれこれ考え、改善のアイディアを出せます。
人は日ごろの業務に慣れると、その業務に問題があることに気づかなくなったり、かりに問題があるとわかっていても「べつにいいや」とほっといたりすることがあります。
ですが問題をなくすに越したことはありません。
内向的な人の観察力と鋭い感覚が、その問題解決のきっかけになることは十分あり得るのです。
日ごろ業務の問題点を見つけ、改善しつづけるうち、まわりから頼りにされるかもしれません!
⑤ 他人の話に傾聴し、信頼を得る
内向的な人は、自己主張が得意ではないですが、他人の話を聴けます。
人がなにを考えていて、その理由はなにか。
ふかく理解しようと努めます。
この聴く姿勢、会社などの組織で働くうえで強い武器になります。というのも、聴ける人は好かれ、組織のなかで良好な人間関係をつくれるからです。
僕はいまの会社でよく他部署の人と打ち合わせするのですが、いつも相手の話を熱心に聴くようにしています。
僕自身、意見をズバッと言えるタイプではありません。
むしろ人の話を聴き入れるほうが性に合っています。
- 目の前にいる人が、どういう考えなのか
- その考えには、どんな背景や価値観があるのか
↑こうしたことを積極的に理解するようにしています。
何度も打ち合わせするうち、いつしか相手と良い人間関係ができていきました。
今ではプライベートな話をしたり、談笑する関係にまでなった人もいます。
人は、自分の話を熱心に聴いてくれる人に好感をもつもの。
「聴く」を中心にしたコミュニケーションをとるうち、相手はだんだん心を開いてくれるものです。
聴く姿勢は、職場の人たちとの信頼関係をつくる最強の武器。内向的な人は聴くことで周囲から好かれ、信頼されていきます!
⑥ 職場で周囲の人を気づかう
内向的な人は他人の気持ちに敏感なため、気づかいが上手です。
たとえば・・
- 体調が悪そうにしている人に「大丈夫ですか?」と声をかけてあげる
- 休憩中に談笑しているとき、会話に入れていない人にさりげなく話を振る
など。
僕の前職では、ある女性スタッフがすごく気のきく人でした。
おとなしい人なのですが、仕事の休憩中、よくスタッフの人たちにお菓子を配ったり、コーヒーをいれたりしてくれていました。
当然、気づかいしてもらった相手は嬉しいもの。
もし気づかいをした相手が先輩・同僚なら、彼らは恩を感じ、あなたが仕事で困っているときに助けてくれるかもしれません。
気づかいした相手が上司なら、あなたを高く評価してくれるかもしれません・・!
いずれにせよ気遣いすれば感謝され、評価されるので、内向的な人は自然と職場での立ち位置を確保していくことになります。
⑦ 思考が求められる仕事をする
内向的な人は、なにごとも思いつめる傾向があります。
客観的にはそんなに気にすることでもないのに、本人はやたら気にしてあれこれ考え、落ち込む。
内向型あるあるですよね、、(笑)
ですがこれをポジティブに捉えるなら、「人よりも考える力がある」ということ。
もし「思考が求められる仕事」に就くと、内向的な人は力を発揮できます。
僕はいまの会社でWEBマーケティングの仕事をしていますが、WEBマーケではとにかく思考が求められます。
たとえば・・
- 効果的に集客するための戦略を練る
- 自社商品を買うときの消費者心理を分析する
- 広告施策の結果を分析し、改善策を見つける
など。
くわしく調査し、データから答えを見いだそうと思考をめぐらす。
そうやって頭をフル回転させる。楽しくてしょうがないです。
以前自分がつくった市場調査結果の報告書を社長に見せたとき、「分析うまいね」と言われてすごく嬉しかった記憶があります。
もし職場の人たちに
・「分析が得意なんだね」
・「すごい細かく考えれるんだね」
といったこと言われれば、それはあなたの「内向性ゆえの思考力」が仕事でプラスに生きたということ。自信をもつべきです。
内向的な人は、思考が求められる仕事をしましょう。
人よりも高いパフォーマンスを発揮でき、楽しく働けます!
とくにWEBマーケティングの仕事は、内向的な人にぴったりの仕事だと僕は思っています。
くわしくは以下の記事を読んでみてください。
まとめ:内向性を仕事で存分に活かそう
今回は、「内向的な人が仕事で力を発揮する方法」について解説しました。
内向的な性格は、仕事においてデメリットと捉えられがち。ですが大切なのは、内向性ならではの素質を生かせる職場で働くことです。
生まれもった才能を発揮できる環境を見つけ、働くことを楽しんでいきましょう!
ちなみに「いまの仕事をもっと楽しくする方法」については、以下の記事でくわしく解説しています。