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- 労働者の暮らしの映画を観たい人
- 「労働」がテーマの映画を観たい人
世の中には、「労働」について描かれた名作映画が、たくさんあります。
今回は、僕がこれまで観てきた「労働者の暮らしを描いた映画」のなかでも、とくにおすすめの作品をご紹介します。
「働くこと」「生きること」について考えさせてくれる作品を厳選しました。
ぜひ参考にしてみてください!
労働者の暮らしをリアルに描いた映画5選
① 希望の灯り
2018年のドイツ映画。
舞台は旧東ドイツ・ライプツィヒ近郊にある巨大スーパーマーケット。
主人公のクリスティアンは、おとなしくて心優しい青年。彼はこのスーパーで職を得て、在庫担当として働きます。
そこで一緒に働く人たちは、心にどこか寂しさを抱えた人たち。
妻に先立たれ、孤独な中年男性。
夫の家庭内暴力に悩む女性。
彼らとの交流のなか、クリスティアンは職場に安らぎを見出していきます。
また、職場で仲良くなった女性と恋に落ちることに・・。
豊かとは言えない暮らしのなか、職場での人とのつながりに、ささやかな幸せを見出す人たちの姿。
けして華々しくはない。けど、なにか視聴者の心の奥底に熱く訴えてくるものがある。
そんなヒューマンドラマです。
② 希望のかなた
2017年公開のフィンランド映画です。
シリアの内戦を逃れ、フィンランドへと亡命した青年・カーリド。
彼はフィンランド政府に難民申請をしますが、「保護する必要性がない」とされ却下。
強制送還を逃れるため、カーリドは脱走。
とあるレストランで不法に職を得ようとします。
そこのオーナーである高齢男性・ヴィクストロムは、カーリドを働き手として受け入れますが・・。
ヨーロッパの難民問題について描いたこの作品は、難民の暮らし・労働の様子をコミカルに描いています。
物語中、まさかの「日本の寿司」が登場するシーンは見もの!
ワサビ入れすぎ、、(笑)
③ 家族を想うとき
イギリスの巨匠ケン・ローチの監督作品。
「いかに労働が幸せを奪っているか」をリアルに描いた物語です。
イギリスのニューカッスルで家族を養う男・リッキー。
彼の夢はマイホームを買い、妻と2人の子どもたちと幸せに暮らすことでした。
家の購入費用をかせぐため、リッキーは運送業を始めます。
宅配業者と契約をむすび、「自営業」としてはたらくことに。
でもその仕事は、週6日・一日14時間労働という過酷なもの。
馬車馬のように働く日々のなか、疲れがたまり、家族と過ごす時間もとれません。
妻や子どもたちは、リッキーと過ごせないことに不満を感じ、家庭に亀裂が入ることに・・。
人は働き過ぎるせいで、大切なものを失うことがあります。
- 健康
- 安らぎ
- 家族関係
仕事ばかりで後悔しないよう、僕たちは何を大切にして生きればいいのか。
そのことを問いかけてくれる名作です。
④ サンドラの週末
2014年のフランス・イタリア・ベルギー合作映画。
主人公の女性サンドラは「うつ」が治り、復職することに。
そんな矢先、彼女は勤め先の工場から解雇を言い渡されました。
解雇されないためには、ある試練を通り抜けなければなりません。
それは、おなじ工場ではたらく16人の同僚のうち、過半数が「ボーナス受けとり放棄」に同意すること。
生活のためクビになるわけにいかず、ボーナスを諦めてもらうよう同僚たちを説得するサンドラ。
かたや、経済的に余裕のない暮らしのなか、なけなしのボーナスが欲しい同僚たち。
人への思いやりか。
それとも、お金か。
人間社会で出くわす「お金にまつわる難しい問題」について、考えさせてくれる作品です。
⑤ 息子のまなざし
2003年公開のフランス・ベルギー映画。
主人公のオリヴィエは、職業訓練校で少年たちに木工の仕事を教えてます。
あるとき彼のクラスに、少年院から出所したばかりの少年が入りました。
オリヴィエは過去に息子を暴漢に殺されていて、その少年は息子を殺した張本人!
息子のカタキが偶然自分のクラスに入ったことに戸惑います。
でも仕事に私情をはさむわけにいかず、少年を受け入れ、仕事を教えますが・・。
人は仕事をつうじ、複雑な人間関係とどう向き合うのか?
その様子を淡々と描いた本作。
観る者に「働くってなんだろう?他人と生きるって、どういうことだろう?」と問いかけてくれます。
まとめ:「労働」がテーマの映画は必見
今回は、「労働者の暮らしを描いたオススメ映画」をご紹介しました。
僕たちが生きるうえで「労働」は欠かせないもの。
はたらく人の姿を目に焼きつけることで、「自分はどう働いて生きていこう?」と自問するきっかけになります。
この記事の内容が、少しでもお役に立てれば幸いです!