こんにちは、節約家ミニマリストのKitaです。
今回は、「ミニマリストはとことんお金を使わないのか。お金を惜しみなく使うのはどんなときか」について解説します。
「ミニマリストの人って、とにかくお金を使わないの?財布のひもをガチガチにしめて、1円たりとも使いたくないとか?」
と疑問をもつ人は多いでしょう。
彼らの多くは、とにかく持ち物を少なくし、自宅の部屋もシンプルにしていることが多いです。その様子から「ミニマリストはとにかくお金を使いたくない人たちなのか」と思われるのは、もっともでしょう。
じゃあ本当に彼らはまるでお金を使わないんでしょうか?じつは必ずしもそうじゃありません。むしろミニマリストは、ある場面では惜しまずお金を使います。
今回は、ミニマリストがお金を使わないとき、使うときがどんなときか、その裏にある価値観もふまえて解説しますね。
今回の内容は、いちミニマリストである僕個人の主観によるものです。すべてのミニマリストの人にあてはまるわけじゃないので、参考程度にしていただければと思います。
では、さっそく行ってみましょう!
「ミニマリストはいつもお金を使わない」は誤解!

ちまたでは、ミニマリストにたいするネガティブなイメージがあったりします。
たとえば・・
- つらい倹約生活に耐え、ストイックに暮らしてる
- 極端に生活費を下げて、ドケチなくらいに節約家
などなど。
でもミニマリズムを実践している僕としては、こうした考えはちょっと誤解かなと思います。なぜかというと、ミニマリストというのは「重要なものにはお金を使い、そうじゃないものには使わない人」であって、いつでも使わないわけじゃないからです。
これについては後でくわしく解説しますが、ひとまず「ミニマリストはケチとか極端な倹約家とかというより、重要じゃないものにお金をつかわないのを徹底している」ということを押さえておいてください。
とにかくお金を使わないストイックなものではなく、自分にとって本当に大切なものだけをもつのがミニマリスト。重要なものには惜しみなくお金を使う。
ミニマリストがめったにお金を使わない理由
重要だと見なしたものにはお金を使うミニマリストですが、ふだんは世間一般の人たちと比べてお金を使わない傾向があります。その理由を解説していきますね。
① とにかく浪費を嫌うから

ミニマリストの多くは倹約家。「本当に必要なもの以外にお金を使わない」を徹底してます。
たとえば
- お菓子
- ジュース
- 菓子パン
- タバコ、酒
一般的にこういったものを買う人は多いですが、ミニマリストは別。金額の大小を問わず、ムダだと思うものには1円も使わないことが多いです。
お金をつかう基準がはっきりしているので、不要なものにお金を使うことにある種の「気持ち悪さ」さえ感じたりもします。
② 見栄に興味がないから

ミニマリストの人の多くは、見栄を張らないです。他人に良く思われたり、尊敬のまなざしで見られるためにモノを買ったりしません。
- ベンツなどの高級車
- 金ぴかのアクセサリ
- ブランド物のバッグ
こういう高価なものを所有することに興味がなく、地味でパッとしないものを身につけていることが多いです。
たとえば僕は車はごく普通の軽自動車に乗ってまして、腕時計とかもホームセンターで買った1000円くらいのものを使ってます。
スタンスとしては、
- 自動車 → ふつうに走ればいい
- 腕時計 → 時間がわかればいい
というかんじ。
最低限必要な機能さえ果たしてくれればいいので、見た目のカッコ良さ、ブランド性とかにお金を払おうとは思わないですね。
(もちろん、見栄で高価なものを買うのがダメとは思いませんが)
③ お金の使いどころを把握しているから

ミニマリストの特徴として、
- ここはお金を使う
- ここはお金を使わない
と、お金の使いどころをはっきり区別している人が多い印象です。
たとえば日本で有名なミニマリストTakeruさんは、自身の著書で、不要な物はまったく買わない一方、自分の生活の質をあげるものには惜しみなくお金を使うとおっしゃっています。
お金を使う使わないの線引きができているからこそ、ムダな出費を抑えることができるんですね。
ミニマリストがお金を使う5つの場面
一般的な人よりお金を使わない傾向が強いミニマリスト。でもいっぽう、ある場面ではお金を出し惜しみしないこともあります。彼らはどんなときにお金を使うのか、以下で解説していきますね。
① 生活を豊かにしてくれるもの

たとえば日本を代表するミニマリストしぶさんは、ブログで以下のものをオススメされてます。
- AirPods Pro
- 鉄フライパンJIU
- ライスクッカーミニ
たとえば鉄フライパンJIUは、フライパンとしてもお皿としても使える便利な道具。よけいな洗い物や食器がなくなるので重宝されているとか。
ちなみにしぶさんは、福岡にある家賃2万円・4畳半の部屋で超シンプルライフを実践されている方。Youtubeチャンネルを観るとわかりますが、なんと自宅には冷蔵庫すらない徹底ぶり!
そんなしぶさんでさえ、生活の質を上げるものには惜しみなくお金を使うんですね。
ミニマリストの本質はいかにお金を使わずに済ませるかじゃなく、モノが少ない暮らしをいかに豊かにするか。暮らしを豊かにするモノにこそお金を使う。
② 大切な人たちと過ごす時間

ミニマリストは、大切な人たちとの時間には惜しまずお金を使います。
- 仲のいい友人
- パートナー
- 親戚や家族
たとえば家族で海外旅行、登山、コンサート鑑賞など、一生の思い出に残ることをするときは、レストランや宿泊先などで多少出費してでも最大の喜びをみんなで共有しようとします。
ミニマリストの人たちの多くは、ふだん倹約でコツコツ貯金を貯める人が多いですが、まさにこういう大切な人たちと過ごすときのために貯めているのかもしれませんね。
③ 自分の成長につながるもの

ミニマリストはふだん無駄なことにお金を使わない反面、自己成長にはためらいなくお金を使います。
典型的なものでいえば読書。「より少ない生き方」の著者であるジョシュア=ベッカーさんの本とかを読んでいて思うんですが、やっぱりミニマリストには読書家が多い印象ですね。
僕もKindleで月に6~7冊ほど本を買いますが、読書はまちがいなく自分の成長につながると思っているので出費を惜しまないようにしてます。
④ 自分の大好きなことや趣味

自分が没頭できる楽しいことにもお金を出し惜しみしません。
たとえばキャンプが大好きな人なら、自前のテントや調理器具にこだわりをもちます。写真が趣味の人なら、数十万円する一眼カメラやレンズなどにも惜しまずお金を使うでしょう。
大好きなこと・趣味に打ち込んでいると、人生の充実度が上がるもの。ミニマリストの人たちの多くは、自分が大好きなことのためならお金をしっかりと使う傾向があります。
⑤ 時間や健康を生み出すもの

「時間と健康は大切な資産」
これはたぶん世の中のミニマリストのほぼ全員が、口をそろえて言うことです。
時間を生み出すものって何?
まず時間を生むものといえば、たとえば以下のようなものです。
- 自動食洗器
- ロボット掃除機
- 乾燥機つき洗濯機
こういうものがあると掃除、皿洗い、洗濯物干しなど日常の雑務がなくなり、そのぶん自由時間が増えますよね。
もちろん、上記のものを使わないミニマリストの方もたくさんいます。たとえばミニマリストのなにおれさんは掃除機をもたず、自宅の部屋をホウキで掃除されてるんだとか。
一概には言えないですが、ミニマリストは自分の時間を生むものに惜しまず出費する傾向があります。
健康を生み出すものって何?
健康面でいうと、代表的なのは日々の食事ですね。
自炊がめんどくさい人はよく
- コンビニ弁当
- カップラーメン
とかで済ませがちですが、多くのミニマリストはこういう「体にわるい食べ物」は買いません。もし体にわるい食べ物のせいで将来病気になったりすると、治療で莫大なお金・時間を失うとわかっているので。
だからこそ日々の食事にはお金は惜しみません。栄養価の高い食材やサプリメント、調理器具など、健康な食生活に役立つものには遠慮なく出費します。
ミニマリストは、自分に大切なものには惜しまずお金を使う

ミニマリストのなかにも、自分にとって大切なものに違いがあるでしょう。
自分の仕事に没頭することが大切だと考える人もいる一方、仕事はほどほどに、8時から5時まで働いたらあとは趣味を楽しむ生活を大切にしたい人もいるかもしれません。
人それぞれ大切なものが違うなかで、「自分にはどんなものが必要なのか、自分は何をしているときがいちばん幸せか」をよく把握することが重要。ミニマリストの人たちはこのことをよくわかっています。
ミニマリストは、「自分にとって何が大切か」をちゃんと理解しているからこそ、それ以外のものにお金を使わない確固とした姿勢が身についている。
まとめ:
いかがだったでしょうか?
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました!