- 派遣社員にメリットがあるのか知りたい人
- 派遣社員でいることに不安を感じている人
20代~50代など年齢を問わず、派遣で働く人が世の中にはいます。
人それぞれ事情があるのでしょう。
ですが派遣で働いても、いいことなんて一つもありません。
今回は僕の実体験をもとに、「派遣社員にはデメリットしかない」というテーマで解説します。
まちがった働き方をして後悔しないよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
※
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【断言】派遣社員にはデメリットしかない
① お金の不安に直面する
派遣の大きなデメリットは、たとえば以下のとおり。
- 昇給・ボーナスなし
- 雇用が不安定
かりに派遣先の会社で何年働き、がんばって貢献しても、正社員のように「報酬」という形で報われることはありません。
僕は20代の頃ずっと派遣でしたが、時給1000円前後のままでした。
30を過ぎ、年収がまったく上がっていないことに危機感を感じ、あわてて就職。
また派遣は、世の中の景気・会社の業績によって、まっさきに契約を切られる対象になりがち。
年収が上がらず、いつ失業するかもわからない。
派遣で働いていると、かならずこうした「お金の不安」にぶつかります。
② 社会的信用がなく苦労する
派遣をやっていたころ、「自分は社会で信用されてないんだな」と感じることがよくありました。
たとえば・・
- クレカの申請が通らない
- 派遣先の上司がやたら高圧的
- 職歴に残り就活が困難になる
たとえばクレジットカードは、相応の職業や年収のある人じゃないと作れません。
派遣だった当時は審査にまったく受からず、作れたとしてもデビットカード止まりでした。
また、「派遣先の上司に高圧的な接し方をされる」というのはよく聞く話。
もちろんその上司の人間性にも問題があるのかもしれません。
ただこれは、「派遣社員ということは就職していないどうしようもない人」というマイナス印象を相手にもたれているのがそもそもの原因。
「社会的信用の低さ」ゆえに起きる現象なのだと思います。
社会的信用の低さのことで、とくに辛かったのは、30歳で初めて就活をしたときでした。
それまでずっと派遣社員だったので、その経歴で就活をすると、どの企業からも「なぜ今まで派遣だったのですか?」と訊かれます。
派遣は、一般的なキャリアとして見なされません。
応募先の採用担当者には、
「就職していなかったということは、この人はなにか問題のある人なんじゃないか」
↑こう疑われ、なかなか内定をとれず苦しむことになります。
③ 人とつながれず孤独になる
むかし派遣をやっていて痛感したことがあります。
それは、どんな職場でも「派遣社員はよそ者」という目で見られるということ。
べつの会社から派遣されてきた人間でしかなく、いずれ去る人だと認識されます。
もちろん職場によっては、正社員の人たちと仲良くなることもあります。
ですが派遣は正社員のような無期雇用じゃありません。いざ契約満了して退職したら、その職場の人たちとの関係は終わり。
僕もむかし、派遣で全国各地のいろんな職場で働いていました。
毎回現場の社員の人たちと仲良くなっては去り、仲良くなっては去りの繰り返し。
その後も連絡をとっている人は、一人もいませんでした。
派遣でどれだけ長く働いても、周囲とのつながりは深まりません。ときに寂しさを感じることがあります。
ぞくに言う「派遣のメリット」の誤解
①「いろんな職場で働ける」
世間で言われる派遣社員のメリットに、「いろんな職場ではたらく経験を積める」というものがあります。
ですがこれは本当にメリットと言えるでしょうか?
僕はむかし、20か所ほどの派遣先で働いていました。
「ひとつの職場で働くより、いろんな職場で働いたほうが多くの経験を積め、成長できる」
という考えでした。
ですがあちこちで勤務して思ったのは、「いろんな職場で働いてもたいした経験にはならない」ということ。
というのも、それぞれの職場の「浅い部分」しか経験できないからです。
むかし、とある派遣先の温泉旅館で3カ月ほど働いていました。
裏方担当として料理を運び、館内を清掃し、食器を下げる。
もちろん、こうした業務によって得られる経験も多少あったとは思います。ただ当時やっていた仕事は、現場のビジネスのほんの一部でしかありません。
かりに旅館業で本格的に働くなら、
- 良質な接客サービスをする
- 宿泊予約の管理業務をする
- マーケティング部門で働く
- 現場のマネージャーになる
など、いろんな仕事を経験することもできます。
いっぽう、派遣であちこちいろんな職場で働くと、一か所に根差さないので、各職場の表層部分しか経験できません。
ほんの少しかじったくらいの経験は、「本当の意味での経験」とは言えないのではないでしょうか?
②「毎回定時で帰れる」
「正社員は残業もあるけど、派遣なら定時で上がれる」
↑こうしたことがメリットだという人もいます。
ですが本当にそうでしょうか?
「派遣は定時で上がれる」というのは裏を返せば、
「派遣程度の人に、長く会社で働いてもらう必要はない」
と低く見なされているようなもの。
早い話、「会社でとくに必要とされていない」ということです。
これはどの会社でも同じ。派遣社員として働く人は、世の中であまり重要な存在だと見なされていないということ。
もちろん、そうした認識をされても平気な人なら、派遣をやっていてもいいでしょう。
ですがそうじゃないなら、いまの働き方を見直したほうがいいかもしれません。
③「仕事内容が簡単で楽」
「派遣社員は正社員と違い、仕事の難易度が低いからラク」
↑こうしたことが、派遣のメリットだと言われることもあります。
ですが僕はこの考えに反対です。
簡単で楽な仕事ほど、つまらない仕事はないからです。
僕が派遣だったとき、レストランでビュッフェの配膳をやっていました。
配膳は誰でもできる仕事。
料理がなくなりそうになったら補充するだけです。
こうした簡単な仕事に、やりがいはありません。数週間やるうち、飽きてイヤになります。
仕事は、ある程度の難しさがあってこそやりがいを感じられるもの。ですが派遣では、誰でもできる単純作業の仕事しかさせてもらえません。
スキルアップできず、職業人として成長できない恐れもあります。
ちなみにスキルのつかない仕事については、以下の記事を読んでみてください。
④「責任が問われない」
派遣社員が仕事でミスしたとき、責任を負うのは正社員です。
ミスした本人の代わりに顧客に謝り、クレームをかぶります。
「だとすると派遣は責任が問われなくて楽じゃないか」という人もいるでしょう。
たしかに楽といえば楽です。
ですがそれで本当にいいのでしょうか?
社会に出ると人は誰しも、なにかしらの責任を負うことになります。
■飲食店のスタッフ
→ お客に注文された料理を作り、提供する責任がある
■メーカーの営業社員
→自社商品を顧客に売り、売上に貢献する責任がある
■コールセンターのスタッフ
→ お客の問い合わせに答え、問題解決する責任がある
など。
逆に言えば、責任を負わないというのは、社会人として本来負うべき責務を果たしていないということ。
僕はむかし派遣で働いてきたなかで、多くの派遣社員の人たちと出会いました。彼らのなかには、責任を負うことから逃げる人がたくさんいました。
たとえば・・
- 無断欠勤する人
- 雇用契約を破棄する人
- ミスの言い訳をする人
上記のとおり。
こうしたことをしていると信用を失い、社会に受け入れてもらえなくなります。
派遣は責任を負わなくても生きていける、楽なポジションです。ですがそうやって楽なほうに流れてばかりいると、将来どこかでかならず行き場をなくします。
責任を負うことから目を背けてはいけない。
このことを忘れないでおきたいものです。
まとめ:派遣社員を続けると不幸になる
今回は、「派遣社員にはデメリットしかない」というテーマで解説しました。
もちろん、人それぞれ事情があって派遣をやっているのだとは思います。
ですが派遣に将来性はなく、続けていると確実に不幸になります。
後悔しない人生のため、就職に向けて一歩踏み出してみてはいかがでしょう?
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