【電話応対が苦手な人必見!】克服するための8つの方法

こんなあなたに読んでほしい
  • 電話応対が苦手で悩んでいる人

オフィスワークをしている人のなかには、電話応対が苦手な人もいるでしょう。

いつどんな用件でかかってくるかわからない電話に、そのつど上手に応対するのは難しいですよね。

今回は僕の実体験をもとに、「苦手な電話応対を克服する方法」について解説します。

明日からの仕事が少し楽になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

【電話応対が苦手な人必見】克服するための8つの方法

① 常連の取引先は、担当者名・取り次ぎ先の部署とセットで丸暗記する

あなたの職場にも、ほぼ毎日電話がかかってくる取引先があるはずです。

その取引先は担当者の人が毎回同じで、あなたの職場の「特定の部署」とやりとりしています。

  • 取引先名
  • 担当者名
  • 取り次ぐ部署

↑この3つを、すべてセットで丸暗記してしまいましょう。

僕が勤めている会社では、ほぼ毎日電話がかかってくる取引先が3~4社あります。

その取引先から電話がきたら「○○さん(担当者名)から電話が来た。営業部に回せばいいんだな」といったかんじで覚えるようにしています。

電話が来るたび、条件反射的にスムーズに取り次げるので、電話応対が楽になります!

② 会社名・担当者名を、ゆっくり復唱しながらメモする

電話応対のさい、電話をかけてきた会社の名前・担当者名を覚える必要があります。

他部署につなぐとき、「〇〇という会社の××さんという方からお電話です」と伝えないといけないからです。

問題は、この会社名と担当者名を忘れてしまうということ。

電話に出るやいなや、

お忙しいところ恐れ入ります。わたくし株式会社○○の××と申します。本日△△の件でお電話さしあげたのですが、ただいま担当の方はお手すきでしょうか?

↑このように一方的に話されると、冒頭で聞いた「会社名」「担当者名」をポロッと忘れてしまいがちです。

これでは取り次ぎができませんよね。

対策は以下のとおり

電話口の相手が

お忙しいところ恐れ入ります。わたくし株式会社○○の××と申します。

と言ってきたら、

はい、○○の××様でいらっしゃいますね。お世話になっております。

とゆっくりめに言いましょう。

というのも、ゆっくりめに言って時間を稼げば、その間に手元のメモに取引先名・担当者名を書けるからです。

「しまった、いまの電話なんていう会社からだったっけ!?」というトラブルを防げます。

僕も電話応対に慣れていなかった頃、よくこの方法で乗り切っていました。オススメです!

③ 終始、少しゆっくりめに話す

電話応対しているとき、つい焦って早口になってしまうことはありませんか?

たとえば・・

  • 話している途中で噛んでしまったとき
  • まちがった敬語を使ってしまったとき
  • 用件がわからず、冷や汗が出たとき

↑こんなとき、つい焦って話すスピードが上がってしまいがち。

ですが早口で喋っても、いいことはありません。

そばで聞いている同僚や上司から「こいつ焦ってるなぁ・・」と思われますし、電話口の相手にも「そそっかしいな・・」と感じさせてしまいます。

電話応対では、つねに少しゆっくりめに話しましょう。自分自身を落ち着かせ、心に余裕をもって応対できます。

④ 口角を上げ、相手に微笑みかけるように話す

自分が使っている商品についてメーカーに問い合わせの電話をした。女性のオペレーターに微笑ましく応対され、気持ちがいいと感じた。

↑あなたにも、上記のような経験があるでしょう。

これと同じことを電話応対でやってみましょう。

というのも、「電話口の相手の気分を良くさせること」を意識すると、自然とベクトルが相手に向かい、不安感を和らげられるからです。

そもそも電話応対に不安を感じているとき、自分自身にベクトルが向きがち。

たとえば・・

  • 「ちゃんと応対できるかな・・」
  • 「上手くいかなかったらどうしよう」

など、自分のことで頭がいっぱい。

自分にベクトルが向いてばかりいると、よけい不安になってしまいます。

いっそ、電話口の相手に微笑みかけるように話し、相手を喜ばせることを意識して話してみてください。

「失敗しないようにしなきゃ」という内向的な意識から、「電話口の相手を喜ばせよう」という外向的な意識へと変わり、心に余裕が生まれます。

話すときに口角を上げよう

電話応対のとき、口角を少しだけクイッと上げて話してみてください。笑顔で話している印象が電話口の相手に伝わりやすくなります。

⑤ メモはキーワードでとる

あなたも電話応対するとき、手元の紙でメモをとっているかと思います。

大切なのは「メモのとり方」です。

問合せの内容を聞き逃さないよう、電話口の相手の言葉をそのまま文章で書く人がいますが、これはNG。

文章で書くと時間がかかります。
書いている間に相手が話を進めるため、聞き逃します。

文章で書かず、キーワードで書こう

キーワードで書けば、文章で書くよりはるかに短い時間でメモをとれます。

たとえば、下記の電話が来たとしましょう。

お忙しいところ恐れ入ります。わたくし株式会社バートルキャリアの山田と申します。

このたび、採用活動支援の件でお電話さし上げました。

弊社は「ピューパ」という求人サイトを運営しております。

採用活動されている企業様の支援をさせて頂いているのですが、もし御社で採用活動をされているようでしたら、ぜひお力になれればと考えております。

本日、採用担当の方はいらっしゃいますでしょうか?

↑この内容をメモするとき、相手の言葉をそのままメモしては間に合いません。

重要な言葉、つまり「キーワード」だけをメモしてください。

ここでのキーワード

  • 会社名:バートルキャリア
  • 担当者名:山田さん
  • 求人サイト名:ピューパ
  • 内容:採用活動の支援

上記のとおり、「太字の単語4つ」がキーワードです。

この4つをメモし、社内の採用担当者に話の内容を伝えましょう。

もちろん「キーワードだけじゃ話の内容を覚えきれないよ・・」という方もいるかもしれません。

ですが、話のすべてを完璧に把握する必要はありません。話の大まかな内容さえわかれば、たいてい大きな問題にはなりません。

要点になるキーワードだけをメモすれば、短い時間で話の全容を把握でき、取り次ぎしやすくなります!

⑥ わからない情報は積極的に調べる or 尋ねる

日ごろ電話応対していると、わからないことがたくさん出てきます。

たとえば・・

  • 知らない取引先から電話が来た
  • 知らない自社商品について問い合わせがあった

など。

わからないことがあると、不安になるもの。
だからこそ、自分で調べましょう。

たとえば「知らない取引先から電話が来たら、電話が終わったあとにその取引先名をネット検索し、どんな会社かを調べる」とか。

あるいは、上司に尋ねるのもいいでしょう。

  • その取引先と自社が、どういう点で関わっているのか
  • その取引先から電話が来たら、どの部署につなげばいいか

など、いろんな情報をくれるはずです。

こうやって積極的に調べたり尋ねたりして知識を増やすうち、わからないことが減っていき、余裕をもった電話応対ができるようになります。

⑦ 長い定型フレーズは、なるべく短く

「電話応対のときによく使う定型的なフレーズ」があります。

たとえば、

担当の者におつなぎしますので、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?

↑これはどんな職場でもよく使われる言葉。

ただこのフレーズ、ちょっと長いですよね。

長いフレーズを毎回言うのはストレスになります。長いぶん、言っている間に噛んでしまう恐れもあります。

頻繁に言うフレーズは、なるべく短くしよう

担当の者におつなぎしますので、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?

→ 担当におつなぎしますので、少々お待ちくださいませ。

上記のとおり。

短いほど言いやすくなり、電話応対のストレスを減らせます。

自分が日ごろの電話応対で頻繁に使っているフレーズを、なるべく短くできないか考えてみましょう!

⑧ イメトレをする

【自分が電話応対している様子を、鮮明に頭のなかで思い描く】

↑これを普段からやっていると、電話中の各場面でどう振る舞えばいいかをつねにイメージできるので、実践で焦らずに済みます。

以下のように、「あなた自身が電話対応しているときの様子」をイメージしてみましょう。

■①
オフィスの電話が鳴ります。

■②
あなたは電話に出て、「お電話ありがとうございます。株式会社○○の××と申します」と言います。

■③
用件を聞き、相槌を打ちながらメモをとっています。

■④
用件を聞き終え、「かしこまりました。では担当におつなぎしますので、少々お待ちくださいませ」と言います。

■⑤
受話器の「保留ボタン」を押し、取り次ぎ先の部署の内線番号を押し、内線をかけます。

■⑥
担当が内線の電話に出ないので、保留ボタンを解除します。

■⑦
「お待たせしております。申し訳ございません、ただいま担当の者が席を外しております。戻り次第ご連絡さし上げてもよろしいでしょうか?」と言います。

■⑧
電話口の相手は「わかりました。お願いします」と言います。

■⑨
あなたは「かしこまりました。それでは恐れ入りますが、折り返し先のお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか?」と聞きます。

■⑩
相手の言った電話番号を、復唱しながらメモします。

■⑪
あなたは「ありがとうございます。それでは戻り次第ご連絡差し上げますので、よろしくお願い致します」と言います。

■⑫
相手は「はい、ありがとうございます。では失礼します」

■⑬
あなたは「ありがとうございました。失礼いたします」と言い、数秒ほど待ってから電話を切ります。

上記のようなイメトレを、普段からやっておきましょう。

そうすれば、

  • 取り次ぎ先の内線番号は何番か
  • もし内線につながらなかったら、どう対応すればいいのか
  • 折り返し先の電話番号を尋ねるとき、どんな敬語を使えばいいか

など、場面ごとの具体的な様子をつねに意識できます。

場面ごとの具体的なイメージが頭のなかにあると、いざ実践で対応のしかたがわからず焦ったり、おかしな敬語を使ってしまう頻度を減らせます。

僕もオフィスで働き始めたばかりの頃、自分が電話応対するときの様子を、何度も頭のなかでシュミレーションしていました。

おかげで実際に電話で話すとき、「この場面ではあのイメージ通りにやればいいんだな」ということを意識しながら話せ、スムーズに対応できました。

自分が電話応対しているときの様子を、鮮明にイメージする。

これが大切です!

「電話応対が楽しい」と感じられれば勝ち

僕もオフィス勤務を始めたての頃、電話応対が苦手でした。

  • 問合せ内容が理解できず、冷や汗がでる
  • 言葉に詰まって、気まずい沈黙が流れる
  • おかしな敬語で話してしまい、恥をかく

など、つらい経験は数えきれないほど。

ですが工夫を重ね、実践し続けることで慣れていき、気づけばそれほど苦もなく電話で話せるようになりました。

今では、「電話応対が楽しい」と感じることさえあります。

あなたはいま、電話応対が苦手だと感じているかもしれません。
ですが対策しつつ、試行錯誤を繰り返すうち、少しずつ慣れていきます。

慣れてくると、電話でスムーズに話せる回数が増えていき、自分が成長している感じがして楽しいと感じられるようになります。

「あ、なんか電話応対ちょっと楽しいかも」と思えるようになれば、こっちのものですよ!

まとめ:電話対応は怖くない

今回は、「苦手な電話応対を克服する方法」について解説しました。

電話応対に苦手意識をもつ人は多いですが、しかるべき対策をしつつ実践を繰り返すことで、かならず上達していきます。

今回ご紹介したことを参考に、電話応対が上手にできるようになっていただければ嬉しいです!

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