天海祐希主演!映画【老後の資金がありません】はつまらない?節約家の本音レビュー
こんにちは、Kitaです。
この記事を書いている僕は、30代の節約家サラリーマン。お金関連の映画が大好きで、月に3~4本ほど観ています。
今回は、天海祐希さん主演の「老後の資金がありません」という映画をご紹介します。
この映画は一言でいうと、「すべての日本国民が観るべき映画」です。
みなさんも「老後2000万円問題」を知っているでしょう。
僕も30を過ぎてこの言葉を知ったんですが、当時はまだ貯金がそんなにあるとは言えないとき。
もちろん「老後は2000万円ないといけない」というのを妄信したわけじゃないんですが、はじめて「貯金しないと将来やばいんじゃね・・?」と焦りを持ち始めたときでした。
じっさい20代の若いころって、老後のことなんて考えないもの。町を歩いているおじいさん、おばあさんを見ても、自分とは無縁の世界にいる人たちのような感じ。「自分も将来ああいう姿になる」という実感は持ちにくかったりします。
でも30代になると、老後のことをおぼろげながら考えるようになるもの。自分が高齢者になったとき手遅れにならないよう、お金のことで早いうちから知っておいたほうがいいことがあると思います。
この映画を観たあと、「これはなるべく若いうちに観ておくべき映画だ」と感じました。あなたがいま何歳であれ、この映画を観ておいて損はありません。
今回のレビューで、この映画に興味を持っていただけると嬉しいです!
映画【老後の資金がありません】の概要
主人公はどこにでもいる50代パート主婦 (天海祐希)。夫と共働きで家族4人でなんとか生活してましたが、身内の葬式や結婚式で多額のお金がかかるとわかり、一瞬で家計は大ピンチに!
失業などもあり、いよいよヤバイことに。「老後に暮らしていけるのか」について頭を悩ませる、ごくふつうの中年夫婦のお話です。
この映画のオススメポイント
① 冠婚葬祭にかかるお金のリアルがわかる
じっさい僕もこの映画を観るまえ、葬儀にかかるお金のことはほとんど知りませんでした。
でも物語中、父親の葬儀費について見積もりをとっているシーンでは、「葬儀では何にいくら必要か」というリアルな数字が出てきます。
- 会場代
- 棺桶代
- 接待費
- 謝礼費
まだまだこんなもんじゃありません。
棺桶とかはグレードがあり、いちばん安い棺にすることもできます。でも葬儀は一生に一度のイベント。周囲の目も気になるため、「あまりしょぼい棺にするのもマズいかも・・」となるんですよね。
天海氏が演じる主婦がカタログのいちばん安い木棺を見ながら、「お金はかけたくないけど、ちょっとくらい豪華な棺にしたほうがいいかな・・」と葛藤している気持ちもわかるなぁと思いました。
② ユーモアがあり、お金について面白おかしく学べる
基本的にお金の映画って
- 堅苦しくて小難しい
- 重い内容になりがち
ということが多く、とっつきにくかったりします。
でもこの映画は別です。終始ユーモアと笑いがあるため、観ていてぜんぜん堅苦しさを感じずにお金の知識を得ることができでした。天海祐希が怒ってボウリングをぶん投げるシーンとかは、まさに笑いでしたね。
【老後の資金がありません】30代節約家 独身男の考察
① 結婚式は挙げる?ナシ婚や地味婚にする?
独身の僕もいちおう結婚を考えてますが、じっさい結婚式にお金をかけるのってどうなんでしょうか?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021 全国版」によると・・
結婚・披露宴にかかる費用
引用元:ゼクシィ結婚トレンド調査2021 全国版より
→ 平均で約292.3万円
もちろんご祝儀で負担は軽くなりますが、そのぶん周囲に金銭的負担を負わせるデメリットも。
近頃はいわゆる「ナシ婚」「地味婚」もあると聞きます。式だけやって披露宴をしないとか、役所に婚姻届だけ出して結婚成立とかっていうやつですね。
質素派で男の僕としてはナシ婚・地味婚もありかなと思ってますが、女性は「一生に一回だし、式はちゃんと挙げたい!」という人が多いのかなと。
- 後悔しないよう盛大に結婚式を挙げる
- ナシ婚や地味婚で満足し、お金を守る
このセトギワで悩みそうですね、、(笑)
② マイホームは持たなくてもいいのでは?
一昔前は「マイホームを持つことは夢だ」と言われてましたが、今はどうなんでしょうか?
じっさいマイホームには多くのデメリットもあります。
- ローン返済の負担
- 維持費用がかかる
- 住む場所が固定される
などなど。
たとえば僕はミニマリストでもあるので、「余計なものを持たず、身軽に暮らすこと」が一番大事だと思ってます。
マイホームをもつことで経済的、精神的な負担を抱えるくらいなら、むしろ賃貸もアリかなと。それか、セルフビルドの小さな家を建てて費用を抑えるとか。
「結婚したらマイホームを持つべき」という「社会のべき論」にとらわれず、本当にその選択で自分たちは幸せになれるのかをよく考えることが重要だと思います。
③ 慣習にとらわれないことも大切では?
日本人はとりわけ慣習、まわりの目を気にする傾向があると言われます。
「本当はこうしたいけど、世間からの評価もあるし渋々べつの方法でやらざるを得ない」という状況を、誰しも経験していると思います。
たとえば結婚式にしても、「地味婚なんかせず盛大にやらないと」という考えにとらわれるケース。
でも結局のところ、自分たちにとってどんな結婚式が納得いくのか、どこまでお金をかけ、どこからはお金をかけなくていいのかをよく吟味することが大事なのかなと。
もちろん、ある程度まわりと相談する必要はあります。でも自分たちのお金に関わる重要なことなので、最後はやっぱり自分たち自身がどうしたいかじゃないかなと。
④「30過ぎて貯金なし」は論外!お金貯めよう
この映画では50代の夫婦が貯金のことで悩んでますが、年齢関係なく、人生何が起きるかわかりません。もしもに備え、若いときから貯金することは絶対必要です。
僕の周りにも、30代後半で正社員としてそこそこ給料をもらっているのに、生活がカツカツという人がいます。そういう人に限って、ふだんビールとかタバコとかに浪費してるんですよね。
ぶっちゃけそれじゃダメだと思います。「お金がない」と平気で言えるのは20代まで。相応の歳になったら現実をみて、毎月確実に手元のお金を増やしていくことが大切じゃないでしょうか?
貯金がないとどうなるかは、以下の記事が参考になります。
⑤ 見栄の買い物はいらない!質素を楽しもう
物語の最後、主人公が何万円もする赤い高級バッグを買い、嬉しそうに帰っていくシーンがあります。正直あれはお金のムダだと思います。
たとえば家族旅行など、一生の思い出に残ることにお金を使うならまだしも、どんなに高価なモノを買って幸せを感じたところで、いずれすぐ飽きます。
もちろん高価なものが好きな人なら、ご自由に買えばいいと思いますが・・。ただ、多額のお金を使ったり、高価なモノを所有することだけが幸せを感じる手段ではないのも事実。
もしお金を使わない質素な暮らしで満足できるなら、それがいちばん豊かに生きていく1つの方法なんじゃないかなと。
まとめ:老後の資金を貯めるため、今から行動を!
今回は、天海祐希さん主演の映画「老後の資金がありません」のレビューを紹介しました。
また、「思わず貯金したくなる映画」を以下の記事で紹介してます。よかったらぜひ読んでみてください。