工場の仕事が向いていない人の特徴11選【現役工場長が解説】

こんにちは、Kitaです。

筆者はこんな人

  • 30代 サラリーマン
  • 現役工場長 3年目
この記事は、こんなあなたにオススメ
  • 工場で働いていて「つまらない」と感じている人
  • 自分は工場勤務に向いてないのではと悩んでいる人

世の中には、工場で働くことにあまり向いていない人がいます。

そういう人たちは、具体的にどういう特徴の人なのか、この記事でくわしく解説しますね。

あなたが工場勤務に向いているかどうかがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

工場の仕事が向いていない人の特徴11選

① 人と話したり、コミュニケーションをとるのが好きな人

他人との会話を楽しんだり、いろんな人たちとコミュニケーションをとるのが好きな人にとって、工場勤務は退屈だと感じやすいです。

そもそも工場の仕事は、基本的に他人と話をせず、目の前の作業を黙々とこなす仕事。

もちろん、人と接するのが苦手な人にとっては願ってもない仕事内容。ただ、社交的な人にとってはつまらないと感じることが多いです。

人と接するのが好きなら、

  • 接客
  • 営業
  • 企画職

など、他人とのコミュニケーションが求められる仕事に就いたほうが、有意義に働けるのではないでしょうか?

② 感情・心に触れるのが好きな人

およそ人と関わる仕事には、多かれ少なかれ「感情的な要素」というものがあります。

たとえば・・

  • 接客や営業でお客さんを喜ばせる
  • 取引先の人と話して、仲良くなる
  • メンバー同士で、社内会議をする
  • 先輩や上司と一緒に、飲みに行く

こうしたことは、すべて人間の感情のやりとりがあります。他人と笑い合ったり、心を通わせることで得られる喜びは、仕事における一つの醍醐味。

いっぽう、工場の仕事にはこうした「感情的な要素」がありません。つまり人が喜んだり、楽しんだり、他人との意思疎通を楽しめる場面が少ないということ。

そこは無機質な物体に囲まれた環境。スイッチを押せば機械が音を立てて稼働し、稼働を止めれば何事もなかったかのようにシンと静まりかえる。

文字どおり人の心に関わることができないその現場は、ある意味で「人の感情がない冷たい環境」とも言えます。

人の心や感情に触れることを楽しめるタイプの人にとって、工場の仕事は物足りないと感じやすいです。

③ 体より頭を使うのが得意な人

世の中には「頭を使う仕事」があります。

たとえば・・

■プログラマー

→ システムを自分で設計し、コードを書く

■WEBマーケター

→ どうすれば自社サイトにアクセスが集まるか考え、いろんなアイディアを試す

■新聞記者

→ 取材先から有益情報を聞き出し、読者が読みやすい記事を工夫して書く

など。

どんな形であれ、働き手の頭脳・思考が必要とされる仕事はたくさんあります。

もしあなたが、こういう「頭を使う仕事」が好きなら、工場の仕事には向いていないかもしれません。

なぜなら工場の仕事には「頭を使わない物理的な作業」が多いからです。

  • 重いモノを持って運ぶ
  • 部品をべつの場所に移す
  • 作った製品を箱詰めする

など、誰でもできる動作がメインの業務がほとんど。

もちろん、たとえば生産ラインを効率化するアイディアを練るなどすれば、多少は頭を使う機会はあります。ですがたいてい、決められたやり方でひたすら体を使う作業が大半。

体より頭を使うのが得意な人は、工場の仕事では頭脳を活かせず、不満を感じることが多いです。

④ 文系の人

人との会話を楽しんだり、理性より感情を大切にする。そういった「文系タイプの人」は、性格的に工場に合わない傾向があります。

工場は、どちらかというと理系の世界。おもに機械や道具などの「物体」を扱う環境なので、そこには文系得意の「人の感情」に触れる機会が少ないです。

僕は根っからの文系ですが、ふだん工場内でフォークリフトを運転したり、工具を使って機械のネジを回していると、やはりどこか違和感を感じます。

文系の人にとっては、工場の仕事は根本的に合わないことが多いですね。

⑤ 創意工夫するのが好きな人

仕事で工夫する。
新しいやり方を試す。

そうしたことが好きな人にとって、工場勤務はつまらないと感じやすいです。

というのも、工場の仕事は基本的に「マニュアル化」されており、工夫の余地が少ないからです。

  • 製品を、箱詰めする
  • 機械のボタンを押す

↑こういった単純作業に、工夫なんて必要ありませんよね。

本人にどれだけ独創的な頭脳があろうと、実際にやることはほかの作業員と変わりません。

独創性や工夫する能力がある人は、工場で自分の能力が活かせないことに不満を感じるでしょう。

⑥ 肉体労働が苦手な人

工場の仕事では、重いものを持ち運びすることも多いです。

たとえば僕がいま働いている食品工場では、食品を詰めた20kgの紙袋を、手で持って運ぶ作業があります。

もともと肉体派じゃない人にとって、こうした重いものを持ち上げるたび「きついな・・」とストレスを感じることが多々。

肉体労働は基本的に「きつい仕事」。
ガテン系の人ならまだしも、体を酷使するのが苦手な人には向いていない可能性が高いです。

⑦ 機械を扱うのが苦手な人

工場では、機械のオペレーションが必須。

たとえば・・

  • フォークリフト運転
  • 大型トラックの運転

など。

機械を運転するのが苦じゃない人ならいいのですが、なかには機械が大の苦手な人もいます。

そういう人にとって、機械の運転は危険です。すこしでも扱い方を間違えると、工場内の設備を壊したり、ケガにつながる事故を起こす恐れがあるからです。

僕も以前、フォークリフトで工場内の設備を壊してしまったことがありました。

修理代で20万円ほどかかりましたが、とことん向いていない仕事だと実感しました・・。

⑧ 不注意な癖がある人

注意散漫な人にとって、工場の仕事は致命的に向いていません。

というのも、工場の仕事は基本的に「ミスをしないことが求められる仕事」だからです。

かりに自動車の製造工場で働くとしましょう。

不注意な人は、車のドアの部品をつけ忘れることがあるかもしれません。もし部品をつけ忘れたまま自動車を納品し、あとでドアが崩れたりすると大問題になりますよね。

  • 部品のつけ忘れ
  • 作業手順の間違い
  • 安全確認の怠り

↑こうした細かなミスが、致命的なトラブルを生む世界。それが工場なんです。

注意散漫な人が工場ではたらくと、いずれ意図せず、大きな問題を起こしてしまうかもしれません。

⑨ 単純作業に苦痛を感じる人

たとえば仕事にやりがい・成長を求める人からすれば、工場で続きつづけるのは「つまらない」と感じやすいです。

人は人生の大半の時間を、「働くこと」に費やします。そんな大事な時間を、梱包作業や検品作業など、誰でもできる単純作業に使う。

そのことをもどかしく感じる人は、多いのではないでしょうか?

せっかく働くなら、少しでもやりがいを感じられる仕事がしたいもの。

たとえ給料がもらえても、仕事をつうじて自分が成長できない。

だとしたら、今後もその仕事を続けていいのか真剣に考えたほうがいいかもしれません。

⑩ 仕事の将来性・キャリアを重視する人

基本的に、工場勤務の将来性は高いとは言えません。

というのも、これからの時代はAIが台頭し、工場の仕事はコンピューターに置き換わっていくからです。

AI (人工知能) は、「マニュアル通りにやる単純作業」を自動化します。しかもAIは人件費がかからず、かつ精密に作業をこなしてくれるので、人を雇うよりコスパがいいのです。

いまは工場の仕事にありつけるとしても、5年・10年と経ったとき、いまの仕事が機械に奪われているかもしれません・・。

工場業務は、機械に取って代わられやすい仕事の典型。
将来性のある仕事がしたい人には、おすすめできません。

⑪ 秀でた才能・スキルを持っている人

世の中には、「仕事に活かせる能力」というものがあります。

たとえば・・

  • 英語力
  • 営業力
  • 会計スキル
  • 文章スキル
  • エクセルスキル

など。

せっかくこうした能力があっても、工場の仕事では活かせないことが多いです。

工場の仕事内容。
それは製品を作るために手を動かし、機械を動かすこと。

特別なスキルや知識は求められませんし、百歩ゆずって活かせるとしても限界があります。

いぜん僕が現職の工場で「業務マニュアル」を作ったとき、もっていたエクセルスキルを活かすことができました。

もちろん有意義な仕事でしたが、こうした「スキルを活かせる機会」は工場ではそう多くありません。

せっかくの自分の能力も、工場ではあまり発揮しきれず、不満を感じる人も多いのではないでしょうか?

工場勤務に違和感を感じている人に伝えたいこと2つ

① 素質や能力を活かせないのは機会損失

もし今あなたが工場で働いていて、自分の能力を活かせていないと感じるなら、それはすごくもったいないです。

もし英語がペラペラなのに、工場で部品を組み立てる仕事をしているなら、その英語力は宝の持ち腐れ。

本当は人と話すのが大好きなのに、工場で誰とも話さず黙々と作業しているなら、あなたの人間性がまるで活かせていません。

あなたのスキル・才能。
それらをいまの仕事で発揮できないのは、機会損失です。

② 本当に今の仕事でいいんですか?

あなたは、いまの工場の仕事に満足していますか?

もちろん満足しているなら、なにも言うことはありません。
ただ、少しでも違和感があるなら、その仕事を続けていいのか冷静に考えたほうがいいのではないでしょうか?

僕もいまは工場で働いていますが、自分がずっとやる仕事ではないと感じています。だからこそ転職活動や副業をしつつ、これからどんな仕事をしたいか考えています。

いまの仕事を続けるべきか。
もちろん、最後に決めるのはあなた自身です。

将来後悔しないよう、今できるベストの選択をしていきたいですね。

まとめ:工場の仕事が向いていないと感じるなら、行動しよう

今回は、「工場の仕事が向いていない人の特徴」について解説しました。

もちろん、工場勤務が性に合っている人もいるでしょう。

ただ、もし自分が工場で働くことに違和感を感じるなら、本当はどんな仕事をしたいのか、じっくり考えてみるのはどうでしょうか。

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