こんにちは、Kitaです。
筆者はこんな人
- 30代 会社員
- すぐにキレる上司の下で勤務経験あり
- 職場のキレる上司に困っている人
- キレる上司への対処法を知りたい人
いつもキレる上司に、頭を悩ませていませんか?
ちょっとしたことで感情的になったり、怒鳴ったりする上司がいると、本当に困りますよね。
ですが、そういう上司がいるときに役立つ対処法があります。これをやると、ブチギレ上司に悩まされることが少なくなります。
今回は僕の実体験をもとに、「すぐにキレる上司の特徴と対処法」について解説しますね。
読み終わるころには、いまの悩みを解消するきっかけを得られます。
では、さっそく行ってみましょう!
【前提】キレる上司のもとで働かないほうがいい
大前提として、そもそもキレる上司がいる職場では働かないほうがいいです。
理由3つを以下で解説しますね。
① 職場が恐怖で支配されるから
上司がすぐ感情的になったり、怒鳴ったりする人だと、部下はつねに怯えながら働くことになります。
僕もかつていた職場で、「ブチギレ上司」に先輩が怯えながら働く姿を見てきました。
上司に怒られないよう、いつも神経をすり減らしている先輩の姿は、はたから見ていて「しんどそうだな・・」と感じました。
恐怖に支配されている職場で働いていると、自分自身が極度のストレスに苦しむことになります。とうぜん仕事を楽しんだり、やりがいをもって働いたりすることなんてできません。
上司が激情するのが当たり前の環境なら、そこに長くいるべきではありません。
② 暴力が起きる可能性大だから
すぐにキレる上司は、下手をすると部下に手を出す恐れがあります。
あからさまに殴るわけではないとしても、
- 持っているファイルで部下の頭を叩く
- 部下の肩を強く握りしめる
- 肘で部下を強くこづく
こういう「暴力を匂わせる行為」をする上司は、意外と多くいるもの。
上司が部下に怒鳴ったり、暴力を匂わせることを平気で行う職場からは、なるべく離れることをオススメします。
③ まともな会社ではないから
そもそも感情をコントロールできない人間を責任者にしていると、めぐりめぐってその会社自体の評判が下がる恐れがあります。
たとえば、ある若手社員が、すぐにキレる上司のもとで働いていたとしましょう。その社員が辞めたあと、「上司からパワハラを受けていた」など、会社の悪い口コミを書かれる可能性もあります。
また、取引先が見ている前でその上司が感情的になったりすると、一瞬にして取引先からの信用を失います。
二度と取引してもらえなくなり、会社は金銭的な損害を受けることに。
ネットが普及している現代、「○○会社の責任者がキレた」という情報は、SNSや口コミで簡単に書かれるもの。一度書かれて情報が広がると、もう取り返しがつきません。
そうしたリスクを考慮せず、キレる人間を現場の責任者として野ざらしにしている会社は、まともな会社じゃない可能性があります。
すぐにキレる上司の特徴4つ
① たまにやたら上機嫌
すぐにキレる上司は、気分屋です。
ある日は猛獣のように激怒したかと思いきや、翌日はニコニコ上機嫌。
たまに不気味なくらい機嫌がよくて優しいときもあるので、部下としては戸惑います。
しかしいくら上機嫌で優しいときがあっても、こういう気分屋上司は信用できません。「いつまた大爆発するんじゃないか・・」と、つねに周囲を警戒させるからです。
こういう上司は「周りの人たちに配慮する」という意識がなく、そのときの自分の気分次第でいくらでも部下への態度を変えるので、注意が必要です。
② 論理的に考えられない
キレる上司は、物事を筋道立てて考えるのが苦手です。
何事においても感情が優先。
理屈で考えないといけない場面でも、「まずはキレる」から始まります。
僕が以前働いていた職場でも、同じことがありました。
ある日、上司が部下の仕事のしかたが気に入らず、注意しました。
その部下はちゃんとした考えがあってそういう仕事をしていたので、くわしく事情を説明。
すると上司はブチギレ。
お客さんが見ている前で、手に持っていた無線機を地面に思いっきり叩きつけました。その場は凍りついていました・・。
キレる上司は「自分が気にいらない」と感じたとき、いくら部下に論理的な説明をされても受け入れません。むしろ「自分への反論」ととらえて大爆発します。
③ じつはただの「弱い人」
すぐにキレる上司は「怖い人」と思われがち。
ですが実際、ただの「弱い人」なんです。
心の奥底では、いつも何かにたいして恐れ・不安を感じています。
そうした「弱さ」を隠そうと、部下相手に怒ったり怒鳴ったりすることで、自分を無理やり大きく見せようとするんです。
僕が昔いた職場の上司も、しょっちゅうキレる人でした。
その上司は、仕事で忙しいときに辛さが表情に表れており、どこか余裕がない様子。たまにすごく姿が小さく見えることがありました。
キレる上司は「怖い人」だとイメージされがちですが、それはあくまで表面上の話。
本当はいつも心に不安を抱えており、それを隠すために怒鳴り散らしている「弱い人」なんです。
④ 承認欲求のカタマリ
すぐにキレる上司は、心のなかは「自分のことを認めてほしい」という承認欲求でいっぱいです。
怒鳴り声をあげることで周りから注目を浴び、自分の存在を意識してほしいのです。
「上司」という責任ある立場でプレッシャーを抱えつつも、まじめに働いて会社に貢献している。それなのに周りは認めてくれない。
そうしたことへの不満が溜まっているのでしょう。
僕がいた職場の上司は、さらに立場が上の上司から、仕事のことでいつも厳しいことを言われていました。
部下たちの面倒を見つつ自分も働いているのに、上の立場の人からはいつも詰められる。自分の働きぶりを評価してくれる人がおらず、不満だったのだと思います。
職場でしょっちゅうキレるのは、「自分の働きぶりを認めてほしい」という欲求の表れなのです。
すぐにキレる上司への対処法5つ
① 基本、思い通りにさせてあげる
キレる上司は、自分の思い通りにならないことがあると、すぐ感情が爆発します。
仕事のことで部下に何か注意したときに、その部下に反論されてブチギレるのは典型例。
上司は、自分が部下にたいして言ったことを「素直に受け止めてほしい」と感じています。
そんなときに反論されると、自分の期待を裏切られた感じがして面白くないと感じ、つい逆上してしまうのです。
なので大事なことは、神経を逆なでしないよう、上司の思いどおりにさせてあげること。
よほど理不尽な要求でもないかぎり、仕事のことで上司になにか言われたら、基本的に「はい」「わかりました」と言いましょう。
自分のやることなすこと、すべて肯定的に受け止めてくれる部下がいると、キレる上司でも嬉しいと感じるものです。
② つねに笑顔でふるまる
機嫌の悪い上司が目の前にいるときこそ、部下である自分は愛想よく振るまいましょう。
というのも、イライラしている自分にたいして笑顔で接してくれる部下がいると、上司は嬉しいと感じるものだからです。
僕も昔、ある職場で現場のリーダーとして働いていました。
あるとき仕事で嫌なことがあってイライラしていたとき、そばにいたアルバイトの女の子が笑顔で接してくれ、すこし嬉しかったのを覚えています。
人より上の立場で働いていると、人よりイライラしやすくなるもの。
そんなとき、部下に笑顔で接してこられると、どんなに余裕をなくしている人でも一瞬ふっと心が軽くなるものです。
だからこそ、ブチギレ上司相手にも笑顔でふるまいましょう。たとえ上司が不機嫌だろうと、愛想よくにこやかに接してください。
上司はあなたの笑顔に癒されるかもしれませんし、どんなときも上機嫌でいるあなたを、心のなかで高く評価するかもしれません。
③ 教えを乞う姿勢を見せる
ブチギレ上司相手に、仕事のことで教えを乞うようにしましょう。
というのも、教えを乞う姿勢を見せると、上司は「自分が必要とされている」と感じて気持ちがいいと感じるからです。
さきほど触れたとおり、キレる上司は、自分の仕事ぶりが周囲に認めてもらえないことに不満を抱えています。
そんなときに部下から教えを乞われると、「お、俺って必要とされてるのかな・・?」と感じ、嬉しくなるもの。
もちろん上司は「嬉しい」という気持ちを表に出すことはないでしょう。ただ、教えを乞われて気分を害する人はまずいません。
「○○のやり方、教えていただいてもいいですか?」
など、仕事で教えを乞うようにしましょう。
すると意外にも、あれこれ丁寧に教えてくれるものです。
④ 大きめにうなずき、熱心に聴く
上司が話しているとき、大きめにうなずきながら真剣に聴くようにしましょう。
うなずくことで上司に「あなたの話を肯定していますよ」というメッセージを伝え、気持ちいいと感じさせるんです。
くり返しになりますが、キレる上司は承認欲求のカタマリ。口には出さなくても、内心ではいつも誰かに認めてほしくてヤキモキしています。
そんなとき、自分が言うことをウンウン頷いて熱心に聴いてくれる部下がいると、上司は嬉しいと感じるもの。嬉しい気持ちにさせてくれるあなたに悪い接し方はしません。
朝礼で上司が話しているときなど、大きめにうなずきながら聴いてあげてください。
あなたが首を縦に振っているのを見ると、上司は承認欲求が満たされ、あなたに好意をもちます。
⑤「なるほど」という言葉を使う
これは魔法の言葉です。
仕事中、上司に言われたことに返事をするとき、多くの人たちが以下の言葉をよく使います。
- 「はい」
- 「了解です」
- 「わかりました」
これらはすべて、相手に言われたことを素直に受け止めるときに使う言葉。
もちろんこれらの言葉を使うのは、間違いではありません。
ただ、これらの言葉だけでは「言った本人が本当に納得しているかどうか」が相手に伝わらない可能性があります。
たとえば仕事で上司に何か言われたとき、あまり納得いかなくても「はい」「了解です」などと言うことはよくありますよね?
つまり上司からすれば、部下にたいして何か言ったときに「はい」「了解です」などと言われても、表面上は肯定してくれているだけで、「自分の言ったことに部下が心から納得してくれているか」がわからず、不安になる可能性があるのです。
そこで役立つのが「なるほど」という言葉。
「なるほど」という言葉は、相手が言ったことを素直に受け止めるだけじゃなく、相手の言葉に「納得している」というニュアンスが含まれています。
つまり「なるほど」と言うことで、「あなたの言うことはごもっともです。僕 (私) も同意します」という姿勢を上司に伝えることができるんです。
- 「なるほど。わかりました」
- 「あ、なるほど!了解です」
↑このように言いましょう。
たんに「はい」「了解です」と言うんじゃなく、「なるほど」という言葉を使う。そうすれば、より納得している雰囲気を伝えられ、ブチギレ上司の承認欲求を満たしやすくなります。
まとめ:すぐにキレる上司からは離れよう
今回は、「すぐにキレる上司への対処法」について解説しました。
もちろん効果的な対処法はありますが、「そもそもキレる上司のいる職場では働かないほうがいい」というのが僕の意見です。
いつも極度の緊張・不安があるなかで働くことになり、あなたの精神にマイナスになってしまいます。
もしキレる上司に悩まされているのでしたら、いっそ部署移動や転職をすることを考えてみてもいいかもしれません。
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くわしくは以下の記事を読んでみてください。