- 読んだ本の内容が頭に残らず、悩んでる人
- 自己研鑽のため本を読んでるけど覚えられない人
筆者はこんな人
- 本、学びが大好きな30代会社員
- 年間60~70冊読書 (お金、ビジネス本が中心)
「せっかく時間をかけて本を読んだのに、内容が頭に入ってない・・」
読書してる人なら、誰でもこの悩みにぶつかるでしょう。
僕も大学生のころ、たくさん本を読んでるわりに、読んだ内容をほとんど覚えてなくて萎えてました。
そんな実体験をもとに、「本の内容が頭に入らないのは、自分との結びつきが弱いから」というテーマで解説します。
「身につく読書」ができるよう、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
本の内容が頭に残らない唯一の理由
タイトルのとおりでして、「その本の内容と自分自身の生活との結びつきが弱いから」です。
たとえばあるとき「衆議院と参議院の違い」についてくわしく知りたいと思い、本を読んだとします。
読んだそのときは、それぞれの違いや役割がわかり、「なるほど」と思うでしょう。
でも何カ月か時間がたつと内容を忘れていて、どうしても思い出せないんですよね。
それもそのはず。
衆議院や参議院のことを含め、政治って、自分自身と関わりが薄く感じてしまうものだからです。
僕たちがふだん生活してて、政治に関わることって、あまりなくないですか?
しいて言えば、年に数回の投票のときくらい。
あとはテレビで「首相が○○の国に訪問して××した」みたいな、ぶっちゃけよくわからないニュースを観るときくらいかと。
ましてや衆議院と参議院なんて、自分とははるかに遠い世界の話。自分事として捉えにくいぶん、いくら学んでも頭に残りにくいんですよね。
逆に政治家・政治学者など、「自分の仕事や生活に政治が関わってる人」なら、衆議院と参議院の違いはつねに把握してるでしょう。
ある物事について興味をもって本を読んでも、それが「自分の生活との結びつきが弱い情報」だと、記憶や印象に残りにくい。
これが、本の内容が頭に入らない原因なんです。
あなたの生活と強い結びつきがある分野の本を、読もう
代表的なものでいえば、「自分の仕事に役立つ本」です。
僕たちにとって、仕事は生活に密接に関わってますよね。
自分の仕事に役立つ本から得た知識は、自分の生活にダイレクトに好影響を与えてくれます。内容を自分事として捉えられ、頭に定着しやすいです。
たとえば会社でマーケティング職をやってる人なら、データ分析、デザイン、コピーライティングといった分野の本を読むと身につきやすいです。
本で得た知識を明日からの仕事に活かせるので、内容を忘れるわけがないですよね。
ほかにも、就職したての人なら、基本的なビジネスマナーが学べる本を読むと記憶に焼きつくはず。
社会人としてまだいろんなことがわからない本人にとって、「名刺の渡し方」「正しい敬語の使い方」を学べる本は、自分のいまの能力を上げてくれる重要な内容だからです。
自分の生活と強い結びつきがある物事は、仕事以外にもいろいろある
代表的なものは、以下のとおり。
- 自分の貯金や収入
- 自分の家族や友人との人間関係
- 自分が大好きな趣味や活動
↑こういったことを学べる本も、自分事として捉えやすいぶん、内容が頭に入りやすいです。
僕の母は家庭菜園が趣味で、いつも自宅の畑で野菜を育ててます。
キュウリの育て方や、肥料の作り方について本で学び、どんどん知識を吸収して農作業に活かしてます。
「家庭菜園」というものが本人の生活と深く関わってるからこそ、本で得た情報を自分のものにできるんだと思います。
あなたの生活と強い結びつきがある物事について学べる本を、読みましょう。
見違えるほど内容が頭に入ってきますよ!
【補足】「悩み」は知識定着のカギ!
「悩み」を抱えてるとき、人はそのネガティブ感情からどうにかして抜け出したいと思うもの。
その悩みを解消してくれる本は、とくに有益な情報として記憶に残りやすいです。
僕はむかし、将来性のない仕事をしてて悩んでたことがあります。
食品工場でひたすら単純な梱包作業。スキルアップできず、このままじゃキャリアが詰むと焦ってました。
そのときに強く意識したのが、転職。
「どうすればもっといい会社に移れるだろう」と思い、転職活動しつつ、転職関連の本をむさぼるように読んでました。
- 転職で成功する人、失敗する人の違い
- 一次選考に通過しやすい職務経歴書の書き方
- 面接で志望動機を訊かれたときの好印象な答え方
↑など、当時読んだ本の内容は、まるで筋肉のようにメキメキ身についていく実感がありました。
最終的に納得のいく会社に転職できたのは、
将来性のない仕事に悩み、その悩みを解消したいという強い気持ちをもって本を読んだことで知識が深く身につき、それを転職活動に活かせたから
だと思います。
あなたはいま何に悩んでますか?
その悩みを解消してくれそうな本を、読んでみてください。
たとえば以下のとおり
■自分に合う仕事が見つからず悩んでいる
→ 職業図鑑や、適職の見つけ方を学べる本を読む
■収入が低く、思うように貯金ができず悩んでいる
→ 低収入でも無理なくできる貯金・節約術の本を読む
■落ち込みやすい性格に悩んでいる
→ 折れないメンタルの作り方を学べる本を読む
自分のいまの悩みを解消してくれる本はどんな本か考え、ネット検索してみましょう。
その本こそ、あなたの記憶に焼きつく大切な情報を与えてくれます!
まとめ:
今回は、「本の内容が頭に入らないのは、自分との結びつきが弱いから」というテーマで解説しました。
自分と関わりの薄い物事に興味をもって本を読んでも、記憶に残らないことが多々。
あなたの生活に密接に結びついてる物事について学べる本を読めば、内容が頭に入りやすくなります!
本を読む時間がない方へ
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