2015年公開の闇金映画『闇金ドッグス』。
お金と欲望が渦巻く裏社会の人間模様を描いた話題作だ。
一作目に登場する「よしお君」という男がいる。
37歳の底辺ニートだが、彼は「ある大切なこと」を、僕たち視聴者に教えてくれている気がした。
彼の姿を目に焼き付けておくことは、僕たちがお金で苦労しない人生を生きるうえできっと役に立つ。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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闇金ドッグス|37歳底辺ニート・よしお君から学べる大切なこと
① 底辺人間をリアルに表現
よしお君は37歳ニート。
母親と一緒に暮らし、母親の年金で暮らしている。ご飯を食べさせてもらい、母親を「ばばあ」と呼ぶ。
見た目はおじさん。心は子ども。典型的な「アダルトチルドレン」だ。
「ただのダメ男じゃないか」と思われるかもしれないが、じっさい世の中には、こういう人たちがたくさんいる。
僕も昔、こういう人に出会ったことがある。そのおじさんは50代になっても両親と暮らし、両親にたいしてキツイものの言い方をする人だった。
精神的に自立できていない人は、依存相手である親を「ありがたい存在」と感じていないことが往々にしてある。
面倒を見てもらうのが当たり前と感じ、平気であれこれと要求し、気に入らないことがあると親を相手に怒り出す。
こんな「どうしようもない人」がいることに、驚く人もいるかもしれない。けれど実際にこういう人たちはいるのだ。
よしお君は、こうしたいわゆる「社会の人間」の姿をありありと表現していた。
② 彼のようになってはいけない
世の中には「ニート」と呼ばれる人たちがいる。
どういう理由で働かないのかは人それぞれだが、彼らのほぼ全員に共通しているのは、「親のすねをかじって生きている」という事実。
もちろん人それぞれの人生があるので、彼らの生き方を否定するつもりはない。
ただ現実的な話、彼らはこれから「相当やばい人生」を生きることになるだろう。
働いていなかった経歴は一生残る。
ある日生活費が足りなくなり、焦って就職活動を始めようにも、それまでの経歴により社会的評価はゼロ。まともな会社での正社員就職は難しい。
かりに仕事にありつけたとしても、労働条件の悪い会社での就職か、あるいは非正規労働か。
彼らは今後、そうとう苦労する人生を送るだろう。お金に困り続けることは間違いない。
僕たちは彼らのようになってはいけない。まっとうに働くことを選んだほうがいい。
そのことを、よしお君の姿を見ることで実感できる。
③ よしお君役の古澤祐介氏に脱帽
よしお君役を演じているのは、俳優の古澤祐介氏。
彼の名演技には、とにかく頭が下がる思いだ。
あそこまで体を張った役作りと演技は、並の覚悟じゃ絶対にできないことだと思う。
よしお君のような「底辺人間」の悲惨な姿を見た視聴者が、「こんなふうになってはいけない」という危機感をもち、まっとうに働いて生きることを選ぶなら、古澤氏の役は人を救ったということになる。
「すごい」という陳腐な言葉で表現するのはかえって失礼かもしれないが、ただただ敬服するばかりだ。
闇金ドッグスが好きな人におすすめのお金の映画
『闇金ドッグス』のように「お金がテーマの映画」は、ほかにもたくさんある。
以下で紹介するので参考にしてみてほしい。
貯金したくなる映画
貯金のモチベーションを上げたい方には、観ると貯金したくなる映画の紹介記事が参考になる。
お金のリテラシーが上がる映画
お金の知識がないせいで損したくない。
そんな思いをお持ちの方には、「マネーリテラシーが上がる映画の紹介記事」が参考になる。
お金より大切なものを学べる映画
お金よりも大切なものを見失って後悔したくない。
そうお考えの方には、「お金より大切ものを学べる映画の紹介記事」をおすすめしたい。
まとめ
闇金ドッグスに登場する「よしお君」は、典型的な底辺社会の人間の姿をリアルに表していた。
彼の悲惨な姿は、僕たち視聴者に「こうなってはいけない」という危機感をもたせてくれる。
お金で苦労したり、不幸になったりしないよう、まっとうに働いて生きていこう。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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