こんにちは、Kitaです。
筆者はこんな人
- 30代 独身サラリーマン
- 現役工場長
- 工場で単純作業の仕事をしている人
- スキルがつかない仕事に悩んでいる人
勤め先の工場で、単純作業ばかりやっていることに悩んでいませんか?
部品の組み立て、シール貼り、梱包作業・・。
誰でもできる作業を何時間もくり返すのは退屈ですし、精神的に辛いですよね。
ですが、そんなつまらない仕事を少しでも有意義にする方法があります。
今回は僕の実体験をもとに、「工場の単純作業が辛いときの対策」について解説します。
いまの辛い状況を改善するきっかけが得られるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【工場の単純作業が辛い】あなたに伝えたい3つのこと
①【断言】その仕事の将来性はゼロ
工場の単純作業を続けていても、あなたの将来のためになりません。
理由は「スキルがつかないから」です。
たとえば生産ラインから流れてくる部品に、ひたすらシール貼りをする仕事。こんな仕事を何万回と繰り返しても、なにも技術は身につきません。
僕もかつて工場で軽作業をしていたことがありますが、とにかく同じ作業の繰り返し。
何カ月もやっているとさすがに飽きますし、いっくらやってもスキルがつかないことに不安を感じてきます。
とくに20代、30代の若い人たちは「働きざかり」の年代。これからの職業人生で、少しでも将来性のある仕事をしたいですよね。
そんななか、誰でもできる作業を続けるのはオススメできません。
ちなみに「工場の仕事が向いていない人の特徴」については、以下の記事でくわしく解説しています。
② 言われたことだけやってても何も変わらない
「工場の仕事でも、上司に言われたことを真面目にやっていればいずれ何とかなる」
そう思っている人もいるかもしれません。
断言しますが、これは幻想です。
単純作業をいくら真面目にこなしても、変化はありません。
工場の軽作業をしている人たちのなかには、派遣スタッフやフリーターの人たちも多いです。
彼らもマジメに作業していますが、彼らはその仕事で成長したり、キャリアアップなどしているでしょうか?
まったくしていないですよね。
上から指示されたとおり、誰でもできる梱包作業を一生けんめいやっても、一生報われない。この事実を忘れないでおきたいところです。
ちなみに「仕事」と「作業」には明確な違いがあります。これを知っているかいないかでは、今後のキャリアに大きな影響がでます。
くわしくは、以下の記事を読んでみてください。
③ このまま時間がたつと、転職が難しくなる
スキルやキャリアが身につかない仕事をしていても、時間の経過とともに、あなたの技術や経験が積み重なることはありません。
もし成長しないまま何年も時間がたち、いざ自分が30代後半、40代になったときに転職が難しくなります。
応募者の履歴書に「工場作業員としてシール貼りを5年間続けていた」と書いているのを見ても、ほとんどの採用担当者はなんの魅力も感じないですよね。
もちろん工場勤務といっても、
- 工場で管理職をした経験がある
- 専門技術が必要な仕事をしている
上記のような経験があるなら、キャリアアップにつながる可能性はあります。
ただ「単純作業員」としての経験しかないなら、将来が明るいとは言えません・・。
工場の単純作業が辛いときの対策6つ
① 生産ラインのリーダーを目指す
あなたの今の職場で、リーダーになれるチャンスはありませんか?
もしあるなら、ぜひそのチャンスを狙ってみましょう。
もしリーダーになれば、
- 現場の生産管理
- 部下のマネジメント
こういった仕事を経験できるので、キャリアアップにつながります。
- いち作業員として、軽作業を延々とこなしているだけの人
- 生産ラインのリーダーとして、スタッフ5人を率いた経験のある人
上記のうち、どちらのほうが魅力があるでしょうか?
答えは明白ですよね。
現職で少しでも経験を身につけるなら、現場のリーダーになることをオススメします。
② 作業に小さな工夫をする
作業をしながらも、「この作業に何か工夫はできないか?」と考えてみましょう。
たとえば僕はむかし、作業場でキャベツをひたすら切る仕事をしていました。
もちろんただ切っているだけじゃ、退屈な単純作業です。
ただ、なにも考えずに黙々とキャベツを切るんじゃなく、どうすれば効率よく切れるか考え、工夫しながら切ってみました。すると少ない手順で切れるようになり、作業スピードが上がりました。
少しでも工夫して作業を改善することで、楽しみを見出すことができますよ。
③ 作業をゲーム化する
いまやっている作業を、たんなる作業としてやるんじゃなく、ゲームとしてやってみましょう。
たとえばもし生産ラインで「部品の組み立て」をしているなら、「5分で10個組み立てる」といった目標を設定し、こなしてみるんです。
もし時間内に達成できたら、つぎは「5分で12個」というふうに、ノルマを上げてみるとか。
あるいは隣で作業している人に声をかけ、時間内にどちらがより多く部品を組み立てられるか競うのもアリ。
こうやって作業をゲーム化すると、つらい単純作業を「遊び感覚」でやれるようになります。
④ 課題を見つけ、上司に提案
作業をしているうち「ここ、もっとこうしたほうが効率がいいんじゃないか?」と気づくことがあるかもしれません。
そんなとき、現場の監督に思いきって提案してみてはどうでしょうか?
僕はいま工場長として働いていますが、かつて「いち作業員」だったとき、作業の非効率な部分を見つけて上司にどんどん提案するようにしていました。
- 機械の配置を変えてみる
- 機械の設定数値を変えてみる
- ある作業工程を、省いてみる
など。
もちろん、なかには的外れな提案もあるかもしれません。でも、それでもいいのです。
上司は、積極的に提案してくる部下を高く評価します。
もし普段から「もっとこうしたほうがいいと思うんですが」と提案を続けていれば、そのうち上司はあなたの積極的な姿勢を評価してくれ、やりがいある仕事を任せてくれるかもしれません。
⑤ 耳学しながら作業する
もし現場で「イヤフォンで何かを聴きながら作業してもいい」と許可されているなら、ぜひ聴きながらやりましょう。
スキルのつかない単純作業だとしても、つねに耳から情報を取り入れながら作業できます。
僕は工場で作業するとき、つねにAudible (オーディブル)を聴いています。
部下にも、音楽やラジオなど、好きなものを聴きながらやるのを許可しています。
単純作業を黙々とやっていると、誰でも嫌になるもの。だからこそ「何かを聴きながらやる」ことで、少しでも有意義な時間にできます。
⑥『シンドラーのリスト』を観る
『シンドラーのリスト』という映画をご存じでしょうか?
舞台は1940年代のドイツ。
ナチス政権下で、ユダヤ人の大量虐殺が行われていた時代です。
シンドラーという名のドイツ人実業家が、自分の経営する工場で、ユダヤの人たちを雇って働かせます。
仕事内容は、「鉄釜をプレス機で作る」という仕事。
見るからにつまらない仕事ですが、そこで働くユダヤの人たちは、自分が生き延び、職に就けていることを心から感謝します。
この映画を観ると、「工場の単純作業だとしても、働けることはすごくありがたいことなんだな」とポジティブになれます。
ちなみに僕はこの映画をU-NEXTで観ましたが、U-NEXTを使えば、自前のパソコンで好きな映画が見放題です。
U-NEXTは、時期によって作品の配信が終了していることもあります。ご了承ください。
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工場の単純作業に希望が見いだせないなら・・
① 毎月かならず貯金する
工場の単純作業がいくら苦痛でも、毎月の貯金だけは必ずしましょう。
せっかく稼いだ給料を、すべて無駄遣いするのはNGです。
無駄遣いしているとこうなる
イヤイヤ単純作業の仕事をする
→ 月末に給料をもらう
→ 無駄遣いでお金がなくなる
→ またイヤイヤ単純作業の仕事をする
→ 月末に給料をもらう
→ 無駄遣いでお金がなくなる
この「悲惨なループ」にはまってしまいます。
お金がないと今の仕事をやめることもできず、苦痛な仕事をくり返すことになりかねません。
月に2~3万円くらいでもいいので、「毎月貯金する」というのを怠らないようにしてください。
もちろん「貯金が苦手なんだよなぁ・・」という人もいるでしょう。
そういう方は、「貯金を趣味にする方法の解説記事」を読んでみてください。楽しみながら貯金するスキルが身につきます。
② 副業して不労所得を作る
いまの仕事をしつつ、副業で稼ぐのも手です。
僕のおすすめは、ブログ・YouTubeなどの「不労所得を作れる副業」ですね。
「自分が労働しなくても自動的にお金を生んでくれるビジネス」をもっておくと、あなたの今後の生活がグッと楽になる可能性があります。
僕もこのブログを副業としてやっていますが、記事をたくさん書いてネットに投稿しておけば、読者の人たちが広告をクリックしてくれ、収益が生まれます。
ブログに興味ある方は、以下の記事を読んでみてください。
また、以下の「WordPressブログの始め方の解説記事」を読めば、今日からさっそくブログ副業を始められます。
③ 現職で働きつつ転職活動する
いまの単純作業を続けても、成長できません。
もし成長できず不安なら、いっそ仕事を変えることをおすすめします。
ちなみに転職活動のさいは、転職エージェントに登録しておくと便利です。
職務経歴書の作成や、企業への応募など、めんどうな作業をプロの担当者が代わりにやってくれますよ。
くわしくは、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ:工場の単純作業に将来性はない
今回は、「工場の単純作業が辛いときの対策」について解説しました。
もちろん対策はいくつかありますが、基本的に工場の単純作業の仕事は続けないほうがいいです。
その仕事を続けても、あなた自身の成長できない可能性が高いからです。
歳をとってから後悔しないよう、いま自分にできることを考え、行動していきましょう。
また、仕事を変えるタイミングについて知りたい方には、以下の「転職したほうがいいサインの解説記事」が参考になります。