筆者はこんな人
- 30代サラリーマン
- 一人暮らし節約家
- 会社手取り15万
- 生活費:月8万
- 貯蓄率:40%超
- 30代手取り15万で、正社員の人
- 手取り15万で、生活が不安な人
- 年齢のわりに低収入で悩んでいる人
30代で手取り15万円であることに悩んでいる人は多いでしょう。
- もう30を過ぎてるのに、20代の人たちより年収が低い
- 30代にもなってこんな低収入じゃ、やってられない
など。
一般的に、30代で手取り15万というのは世間的に見てもかなり低いと言えるでしょう。
20代の頃ならまだしも、30代になれば収入も上がり、会社でそれなりの役職につく人も増えてきます。
気づけば同年代の人たちと比べ、自分の年収がはるかに低いことに萎えることもあるかもしれません。
でも、そんなあなたに伝えたいことがあります。
これを知っているのと知っていないのとでは、今後の人生を幸せに生きれるかどうかに大きな影響があります。
今回は、正社員手取り15万で30代のあなたに知ってほしいことについて、解説します。
読み終わるころには、現状を良くしていくために何をすればいいかがわかります。
では、さっそくいってみましょう!
手取り額だけで判断してはいけない!ほかにも目を向けてほしいこと8つ
あなたがいま「30代で手取り15万」ということにネガティブになっているなら、それは「手取り15万」という給料の部分しか見えていない可能性があります。
でもじっさい今のあなたの仕事や生活には、たくさんの「いい部分」があるかもしれません。
そうした「いい部分」に気づいていただくための質問を、以下でさせてください。
① 職場の人間関係は良好ですか?
いくら給料が高くても、職場の人間関係が最悪なら不幸です。
つねにギスギスした雰囲気で働くのはしんどいですよね。
逆に給料が安くても、人間関係が良好ならそれだけでありがたいことです。
僕も今の職場は手取り15万ですが、一緒に働く人たちはみんないい人で、いつも快適に働けています。
もしあなたの職場の人間関係が悪くないなら、それは一つのアドバンテージ。大事にしてほしいと思います。
② 住んでいる場所の楽しみは何ですか?
あなたがいま住んでいる場所に、できるだけ多くの魅力を見つけてみてください。
- お洒落なカフェがある
- 眺めのいい場所がある
- 行きつけの図書館がある
給料が安いのは不満かもしれませんが、住んでいる場所に楽しみが多ければ、それだけで1つ恵まれているかもしれません。
③ 仕事でどんなことを学べますか?
お金はあまり多くもらえないとしても、仕事で何かを学べるならやりがいを見出せるかもしれません。
たとえば僕はいまの仕事で製造現場の責任者を任されていますが、社長に業務改善の提案をしたり、業務マニュアルを作ったりするのがけっこうやりごたえがあり、学びがあるなと感じています。
あなたも今の仕事でどんなことを学べているか、あるいはこれから学べそうか、いま一度洗い出してみるのはいかがでしょうか?
仕事で学んだことは、お金以上に価値あるかもしれません。
④ 仕事で少しでも楽しいと感じるのはどんな時ですか?
あなたにとって、いまの仕事で少しでも「楽しい」と思えるものをぜひ一度考えてみてほしいです。
もちろん「めちゃくちゃ楽しい」といったレベルのものじゃなく、ささやかな楽しさで構いません。
- 同僚の○○さんと雑談するのが楽しい
- お客さんと対面で話せるのが楽しい
など。
仕事のどんな場面でもいいので、自分が楽しいと感じる瞬間を探してみてください。
「楽しい」が少しでも多い仕事なら、給料が低くても充実感があります。
⑤ 健康な生活習慣は守れていますか?
じっさい僕の知人に、給料は高いけど不健康な生活をしている人がいます。
- 夜更かしで、寝不足
- 食事はコンビニ弁当
こんな生活だといずれ体を壊すでしょう。
お金以上に大切なのは健康です。健康があるから僕たちは働け、痛いところもなく日々過ごせます。
あなたがいま規則正しい生活をし、ちゃんとした食事を食べて暮らせているなら、それは給料の高さ以上に大切なことです。
⑥ 残業時間、休日日数はどれくらいですか?
かりに給料が高くても、いつも残業の多い長時間労働だったりすると幸福度は下がります。
僕も以前の会社ではそこそこの給料だったんですが、極端な長時間労働でした。
繁忙期の休日は月4日以下、朝7時~夜11時までぶっ通しで働いていたこともあります。
もちろんこんな働き方をしていると、誰でも精神を病みます。
「仕事が大好きでずっとやってたい!」という人ならまだしも、基本的に休みなく長時間労働することに、いいことは一つもありません。
もしあなたの今の仕事が、残業が少なく休日も十分あるなら、それはすごく幸せなこと。
体をしっかり休めながら働けるなら、給料が低くても恵まれているのではないでしょうか?
⑦ 1日の通勤時間はどれくらいですか?
通勤時間の長さも幸福度に直結します。
たとえば僕は、いまの職場は自宅から車で2分。
前職より給料は下がりましたが、通勤時間が短くなってすごく快適です。
あなたのいまの職場は、自宅からどれくらい離れていますか?
もし近いなら、それはすごくいいことです。
通勤時間が短いぶん、「時間」という貴重なものを確保できているということです。
⑧ 上司はどんな人ですか?
給料が安くても、上司が嫌な人じゃなければそれだけで大きな幸せです。
上司にもいろんな人がいます。
- やさしい上司
- きびしい上司
- 頼りない上司
- そっけない上司
性格も態度もまちまちでしょう。
ただ少なくとも「意地の悪いパワハラ上司」みたいな人じゃなければ、その職場は居心地がいいと言えます。
30代・手取り15万円に悩むあなたに知ってほしいこと3つ
① 他人はあなたの年齢・年収には関心がない
30代で手取り15万
あなたはこのことに後ろめたさ、みじめさを感じているかもしれません。
「周囲にどう思われてるんだろう」と気になっているかもしれません。
でも結論、誰もあなたに関心を持ってないので心配無用です。
じっさい人は自分のことで忙しいもの。他人のあなたが30代で手取り15万であることに、とくに何も思ってません。
なので気にする必要はまったくないですし、気にするだけ時間のムダです。
じっさい世の中には
- 40代で手取り15万
- 50代無職で収入なし
という人もいます。
そういう人たちに比べればずっとマシな状況にいるので、あえて前向きに考えましょう。
② 給料の額は、あなたの人間性とは関係がない
世の中では、「いくら収入があるのか」で人の価値や信頼性が測られることがあります。
「この人よりあの人のほうが稼いでる」と、収入の高さで比較されることもあります。
そんな世の中だからこそ、
自分の収入の高さ
=自分の人間価値そのもの
と考える人もいるかもしれません。
でも実際、あなたがいくら稼いでいるかは、あなた自身の人間性とは関係がありません。
もちろん収入が高い人は、それだけ社会で評価される仕事をしているんだと思います。
- 医者
- 弁護士
- 大学教授
ただ逆に、いくら収入が低くても、それがあなたの人間価値を決めるわけじゃないんです。
大事なのは、あなた自身がどういう人間なのか。
「人間としての価値はお金では測ることはできない」という事実を押さえておきましょう。
③ ないものじゃなく、あるものに目を向けよう
30代だというのに手取り15万。はぁ・・
こういう精神状態だと、どうしても「ないもの」ばかりに意識が向いてしまいがちです。
- 高い収入がない
- 貯金が増えない
- 不安が消えない
など。
でも実際、ないものばかり考えても気分が落ち込むだけ。生産的とは言えません。
もちろん、不満のある状況ではネガティブになってしまいがちですが、あえて「あるもの」に目を向けることが大切です。
- 仕事がある
- 健康な体がある
- 少ないけど収入がある
一見どんなにマイナスに見えることも、見方を変えればポジティブに解釈できます。
「手取り15」万という今の状況は、物事をポジティブにとらえる姿勢を身につける訓練期間だと考えましょう。
【30代手取り15万】これからやってほしいこと6つ
① 手取りの10%でもいいので毎月貯金しよう
収入額がどうあれ、貯金を増やすことは何より大切。
手取りの10%を毎月貯金しましょう。
なので15000円を確実に貯金するんです。
「少ないな」と思われるかもしれませんが、それでも確実に増えていきます。
ここで大切なのは、貯金が増えない月を、ひと月もつくらないこと。
少額でいいので、毎月コツコツ貯金を積み上げる習慣を身につけましょう。
その習慣が、今後の暮らしを豊かにしていく土台になります。
② 生活費を月10万円以下におさえてみよう
生活費を月10万円以下にできないか考え、実践してみましょう。
僕は月8万円前後ですが、誰でも生活費を高くても10万円以下に抑えることは十分可能です。
大手キャリアをやめて格安SIMにする、無駄遣いをなくすなど、できることはたくさんあるはず。
あらゆる出費をさらに安くできないか検討し、実践していきましょう。
③ 自分の得意なこと、好きなことを見つけよう
仕事でもプライベートでもいいので、自分の好きなこと、得意なことを見つけましょう。
これからの人生で自分の好きな仕事や活動を見つけるのに役立ちます。
たとえば僕はいまの会社で働くうち、「自分は文章を書くのが好きだ」ということに気づきました。
その気づきが、いまこうして「ブログを書く」という形で役立ってます。
ブログは副業ですが、好きな副業ができているのも、もともとは「文章を書く」という自分の好きなことを見つけたからだと思います。
ぜひあなたも、いまの会社の仕事やプライベートの時間を過ごすなかで、
- 自分は何が好きなのか
- 自分は何が得意なのか
を探してみてください。
- 小説を読むのが好き
- 料理をするのが好き
- 人の悩みを聞くのが得意
- パソコンを扱うのが得意
など。
自分の好きや得意がわかっていれば、将来どこかできっと役に立ちます!
④ これからどんな人生にしたいか考えよう
これからどんな人生にしたいか考えると、現状のネガティブな気持ちから離れ、前向きになれます。
- 夫婦共働きで仲良く暮らしたい
- 自然豊かな田舎に引っ越したい
- 将来はNPOの活動に参加したい
など、将来やりたいことを考えて紙に書き出してみてください。
僕は将来「何らかの社会貢献活動を主宰する」という目標をもって今を生きてます。目標があるおかげか、不思議と毎日楽しく過ごせてます。
これから実現したいこと、やりたいことを考えれば、自然とポジティブになれますよ。
⑤ 仕事でちいさな成果を出してみよう
給料が安くて不満かもしれませんが、あえて会社の仕事をがんばり、何かしら成果を出してみましょう。
周囲に認められると仕事にやりがいを感じ、身の回りに変化が起きるかもしれません。
たとえば僕は以前プログラミングを学び、会社の業務をITツールで効率化してみたんですが、先輩方や社長に関心されました。
小さな成果ですが、評価が上がってべつの仕事を頼まれたりと、やりがいにつながっています。
もちろん小さな成果を出したからといって、大きく給料が上がるわけではありません。
でも大切なのは、成果を出すことで仕事にやりがいを生み出すことです。
たとえ給料が安くても、仕事が楽しくなれば幸福度は上がります。
⑥ ミニマリストになり、質素に暮らそう
低収入で一人暮らしの人は、ミニマリストになると精神的に豊かに暮らせます。
僕もミニマリストですが、収入の低さに関係なく今の生活がすごく幸せです。
余計なものをもたない。買わない。
今あるもので満足して暮らすこと。こういうミニマリズムの考え方が、生活費の安い暮らしを楽しむヒケツだと思ってます。
くわしくは以下の記事を読んでみてください。
生活レベルを下げるメリットについては、以下の記事が参考になります。
【補足】貯金をすればするほど自信がつく
さいごに補足ですが、貯金をすれば自信になります。
僕はかつて30過ぎで貯金が50万円ほどでした。
そのころから猛烈に貯金をするようになり、結果、数年は無収入でも暮らせる額になりました。
貯金が少なかった当時と今とでは、精神的な余裕がまるでちがうと実感してます。
ゆっくりでいいので毎月、確実に貯金をしていきましょう!
ちなみに以下の記事では、「思わず貯金したくなる映画」を紹介してます。
まとめ:30代・手取り15万円でも幸せになれる!
今回は、「手取り15万で正社員・30代のあなたに伝えたいこと」について解説しました。
人生はこれからです。いまの状況に不満があるとしても、それは長い人生の一つの通過点でしかありません。
今後どんな人生にしたいのか、やりたいことや目標を見つけると前向きに生きることができます。
ぜひ今回紹介したことを参考に、あなたの人生を明るい方向に進めていただければ嬉しいです!
ちなみに、収入が低くても豊かに過ごすには、「質素な暮らし」を楽しむことが大切です。くわしくは以下の記事を読んでみてください。
年収が低くても幸せな人がやっている行動については、以下の記事をどうぞ。