こんにちは、Kitaです。
筆者はこんな人
- 30代会社員 倹約家
- 貯蓄率:40%超
- なぜ貯金するのか知りたい人
- 貯金する目的を、見失った人
- お金のことで苦労したくない人
「なんのために貯金するのか」と訊かれたら、あなたはどう答えますか?
- 海外旅行に行くため
- 子供の養育費のため
- マイホームを買うため
など、いろんな立場やライフステージに合わせて貯金の目的は変わってくるでしょう。
もちろん貯金の目的は人それぞれ。ただ、どんな人にも共通して言える「貯金の目的」というものがあります。
僕は倹約家としてずっと貯金を続けていますが、貯める大切さを実感しています。
今回はそんな実体験をもとに、「なんのために貯金するのか」というテーマで解説します。
読み終わるころには、貯金のモチベーションが上がりますよ。
では、さっそく行ってみましょう!
なんのために貯金するのか?
① 貯金するただ一つの理由
なんのために貯金するのか。
いろんな意見があるかもしれませんが、僕は「自分の人生を自分でコントロールするため」だと思います。
会社に収入を依存せず、他人の決定に左右されない。自分の人生の主導権をもち、自分の意思や判断で生きていけるようにすること。
これこそが貯金のいちばんの目的だと思ってます。
こうした人生のためには、ほぼ例外なくお金が必要です。
② 貯金50万円だった頃の話
もし貯金が少ないと、自分の人生を自分でコントロールできず、辛い思いをします。
たとえば僕は30過ぎで貯金が50万円しかなかった時期がありました。
当時は正社員として勤めていましたが、お金が少ないせいで、文字どおり会社にいないと生きていけない状態でした。
けして世間的に高いとは言えない給料で、細々と一人暮らし。
手持ちのお金も少ないので、給料に頼りきり。貯金が少ないのは本当に辛いことだと痛感しました。
③ 他人や会社にコントロールされる辛さ
世の中ではたらく多くの人にとっては、「会社の給料」がおもな収入源でしょう。
僕も会社員ですが、毎月きまった固定給をもらえるのは安心感がありますよね。
ですがじっさい、自分の生活を会社に依存するのは危険です。
会社に自分の人生をコントロールされる恐れがあるからです。
作家の橘玲 (たちばなあきら) 先生が著書『人生は攻略できる』で、以下のように述べています。
なにかに依存していると、逃げ場がなくなってしまう。
そこでしか生きていけないなら、なにをされてもひたすら耐えるしかない。これでは、自由な社会における「奴隷」だ。
経済的に独立していれば、理不尽なことが起きたらいつでも別の場所に移っていける。「自由」とは、イヤなことをイヤだと言えることなのだ。
引用元:(『人生は攻略できる』 橘玲著 ポプラ社)
お金がないと嫌な状況からも抜け出せず、ただ我慢するしかありません。
ブラック企業で理不尽な労働を強いられているのに、なぜ会社を辞められないのか。それはお金がないから。
休日に上司から電話がかかってき、とつぜん出社を命じられても断れないのはなぜか。それは断ることで評価が下がり、仕事を失うのが怖いから。
会社の思うがままに自分の人生を左右されて、幸せな人なんているでしょうか?
④ 無駄遣いは、主導権を捨てること
世の中にはお金を無駄遣いする人がいますが、考えられないことだと思います。
というのも、無駄遣いは「人生の主導権を捨てること」だとも言えるからです。
- 貯金が1千万円の人
- 貯金が10万円の人
↑どちらがより自由度の高い人生か。
答えは明白ですよね。
貯金が1千万あれば、かりに仕事を辞めて無職になっても焦る必要はありません。
また、貯金を資金にして起業したり、家族と海外旅行に行くなど、多くの選択肢があります。
逆に貯金が10万円なら、生活が不自由になるのはもちろん、会社で解雇宣告を受けたとたん危機に陥るでしょう。
つまり「お金が少なければ、それだけ自分の自由にできる範囲が狭まる」ということ。
無駄遣いするのは、「自由 (人生の主導権)」をドブに捨てているようなものじゃないでしょうか?
もちろん「少しくらい無駄遣いしてもいいじゃないか」という意見もあるでしょう。
たしかに、つねに無駄遣いしないよう気を張ると、精神的に辛くなりがち。
多少ラフに考える姿勢も大切かもしれません。
ですがたとえ1000円でも、100円でも、大切なお金であることは事実。
日ごろから無駄遣いをしている人は、いちど今までのお金の使い方を見直してみるといいかもしれません。
貯金において大切なこと
① 人生を自分の意思で動かす
『お金か人生か』という本をご存じでしょうか?
かつてアメリカの若者たちの間に、FIRE (早期退職) ムーブメントを引き起こした話題の名著。
この本には以下のように書かれています。
一番多くのおもちゃを持っていることが勝利ではありません。
必要なものだけを持ち、余分なものをいっさい持たず、自分の意思でゲームをやめられることこそが勝利です。
お金が生命エネルギーだと知ることで、あなたはもっとも重要なリソースを最大化し、最適化することができます。
それはあなたの時間、あなたの人生です。
(引用元:『お金か人生か』ジョー・ドミンゲス / ヴィッキー・ロビン共著 ダイヤモンド社)
お金をもつことの本質的なメリット。
それは、高い服やブランド品などの高価なモノをもったり、贅沢な暮らしをすることではありません。
自分の人生を自分で決められるようになることです。
いま勤めている会社をいつでも自分の意思で辞めれるだけの、十分なお金があること。
自分が本当にやりたいことをして、生き生きと生きていけるだけの、経済的基盤が持てるようになることです。
これが「人生の主導権をもつ」ということ。
自分の人生を自分で決められる自由。
それに比べたら、金ぴかの腕時計を身につけることや豪邸での暮らしなんて、ホントどうでもいいです。
② 1円でも多く貯金しよう
極端だと思われるかもしれませんが、僕は1円でも多く貯金することが大切だと思います。
それこそ道に小銭が落ちていたら、まよわず拾うべきです。
これはケチだとか、せこいだとか、そういったレベルの話じゃありません。
そうじゃなく、「自分の人生の主導権をもつことにたいして、どれだけ貪欲になれるか」という問題です。
1円を拾うのは、「1円分の人生の主導権を得た」ということ。
自分の人生を自分の意思でコントロールする力が、1円分増えたということ。
たとえ少額でも、日頃からコツコツ貯めておくことが大切じゃないでしょうか?
思わず貯金したくなる映画
以下の記事では「イヤでも貯金したくなる映画」について紹介しています。
貯めるモチベーションが上がるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、「なんのために貯金するのか」というテーマで解説しました。
くり返しになりますが、僕は貯金のいちばんの目的は「自分の人生を自分でコントロールするため」だと思っています。
他人に人生を左右されず、会社などに依存せず、自分の人生を自分の意思で決めるための経済的基盤をもつこと。
これこそがお金を貯める最大のメリットだと思います。
何のために貯金するのか。
みなさんはどう思いますか?