- 職場の人間関係がうまくいかず、悩んでるHSPの人
「いまの職場の人間関係がうまくいってない。
自分は繊細で何事もすぐ気にしがちだから、人のささいな言動が気になる。
職場で長くやってけないんじゃないかな・・」
↑こう悩んでる人は、多いのではないでしょうか?
ですが、あなたにお伝えしたいことがあります。
それは、「あなたは頭がいいから人間関係に悩んでるのではないか」ということ。
今回は僕の実体験をもとに、「HSPは職場の人間関係がうまくいかない?原因は賢いから」というテーマで解説します。
いまの悩みが少し晴れるきっかけになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
HSPは頭がいいゆえに、職場の人間関係がうまくいかないことがある
① 考える力があるからこそ周囲と波長が合わない
HSPは考える力があります。
物事を深く、複雑に細かく考えることができます。
ほかの人たちが気にも留めないことをじっくり考えるので、それが周囲との波長にズレが生まれる原因になります。
たとえば職場でよくあるのは、「HSPは業務の問題点に人よりも多く気づく」ということ。
- 「今やってるこの業務、ここが問題じゃないだろうか」
- 「こうすればもっと改善されるんじゃないだろうか」
と気づき、アイディアがポンポン出てきます。
ですが職場のほかの人たちは、そうした問題を「問題」と思ってないことも多々。
改善すればもっと業務効率が上がり、仕事がしやすくなるのに、周囲は「今のやり方のままでいいから」と、改善案を受けつけません。
HSPは頭がいいからこそ、仕事の問題点によく気づく。けどまわりの人たちはそれを問題と認識していない。
それが「職場の人たちと波長が合わない」と感じることにつながります。
ちなみに世の中には、あまり頭の良くない上司がいます。
そうした上司に不満を感じるのは、あなたが賢いからかもしれません。
くわしくは以下の記事で解説しています。
② 他人の言動について深く考え込んでしまう
職場で誰かに言われた「ささいな一言」が気になり、あれこれ考えてしまう。
HSPあるあるの一つでしょう。
僕もいままで何度も出くわしたことがあります。
むかし職場で上司に「言ってる意味わかる?」と言われたとき、モヤッとしました。
- 「君は俺の言ってることを理解する能力が足りないんじゃないのか?」と見下してるんだろうか?
- 「俺の言ってることがわからないだろ?」と決めつけることで、ある種のマウンティングをしようとしてるんだろうか?
- この人は「言ってる意味わかる?」と言われる側の気持ちを考えない、思いやりのない人なんだろうか?
という感じで、あれこれ思い悩んでいました・・(^^;)
もちろん相手は、べつに深い意味で言ったわけじゃないのかもしれません。
でも言われた人がHSPなら、
- 「あれはどういう意味で言ったんだろう?」
- 「悪意があって言ったんだろうか・・?」
などと考え、思い悩んでしまいがち。
そうした思考がとめどなく出てくるのは、やはり賢いからではないでしょうか?
ただ、仕事で誰かの言動をそのつど気にしているうち、その人に「苦手意識」をもってしまうことも。
それが職場の人間関係をやりづらくする原因になります。
③ 社会の矛盾・理不尽を敏感に察知してしまう
会社などの組織で働いていると、理不尽なことにたくさん出くわします。
たとえば・・
- 筋の通らない要求を突きつけてくる上司
- 立場をわきまえず偉そうに接してくる同僚
- 嫌がらせ、マウンティングをしてくる先輩
HSPは感受性が鋭いので、理不尽にたいして誰よりも敏感に反応してしまいます。
「純粋で正義感が強い」という面もあるので、理不尽なことをする人を見るたび、
- 「なんでこの人は、こんな筋の通らないことをするんだろう?」
- 「この人は今バカなことをしているのを自覚してないんだろうか?」
と感じ、大きな怒りを感じることもあります。
そうした純粋さ・敏感さゆえ、他人の行動を許せなかったり、自分が理不尽な目にあったときに深く傷ついてしまうことも。
賢いゆえに、世の中の矛盾や理不尽をサラッと受け流せず、つい深く受けとってしまう。
人間関係がうまくいかない原因になります。
HSPの人におすすめの人間関係の対処法
HSPが職場の人間関係を上手くやっていくコツ。
それは、「そういうもんだ」と割り切ることです。
職場には、自分とは違うタイプの人たちが集まっています。
なかにはちょっと癖のある人、イジワルな人もいます。
でもおなじ職場にいる以上、そういう人たちともつき合っていくしかありません。
だからこそHSPの人は、職場の人の発言にモヤッとしたり、理不尽なことをされたりしたときこそ冷静になり、「そういうもんだ」と割りきることが大切です。
僕は20代前半のころ、繊細でどこか純粋だったこともあり、職場の人に嫌なことを言われるたび必要以上に気にしてました。
ですがそんなことをしても、自分がしんどくなるだけ。
なので30を過ぎた今では、嫌なことを言われても「そういうもんだ」と考え、流すようにしてます。
HSPの敏感な気質を変えるのはまずムリです。
ただ、職場で起きる理不尽なこと、誰かの嫌な発言にどう冷静に反応するかは、自分の意識次第でコントロールできます。
なにかあるたび「そういうもんだ」サラッと流す。
そうすれば、職場の人間関係をもっとうまくやることができます。
合言葉は「そういうもんだ」で行きましょう!
現職の人間関係がどうしても嫌なら転職しよう
先述のとおり、職場で何かあるたび「そういうもんだ」と流すようにすれば、人間関係をもっとうまくやることができます。
ただ、なかには「そういうもんだ」と割りきれない職場もあるでしょう。
たとえば・・
- パワハラ上司がいる職場
- 足を引っぱってくる同僚がいる職場
- 自分とは根本的に合わない人たちが主流の職場
など。
そうした職場にガマンして居続けても、あなたの心に悪影響にしかなりません。
また、気に入らないからといって、その人たちの性格や行動を変えることもできません。
むしろ変えようとすると反発され、よけいその職場で居心地が悪くなるだけです。
人間関係がどうしても嫌な職場なら、わりきって転職。環境自体を変えることをオススメします。
まとめ
今回は、「HSPは職場の人間関係がうまくいかない?原因は賢いから」というテーマで解説しました。
HSPは頭がいいからこそ、いろんなことに気づき、気になり、人間関係で悩みがち。
ただ、理不尽なことや嫌なことに出遭ったときこそ「そういうもんだ」とあえて割りきることが大切です。
職場で働く日々を、すこしでも快適にしていきましょう!