- 英語を使う仕事に就きたい人
「英語を使う仕事がしたい」
↑こう考える人は、多いのではないでしょうか。
- 海外留学で、英語力を身につけた
- 独学で英語を話せるようになった
など、いろんな経緯で英語力を身につけた人がいます。
せっかく身につけた英語力を、仕事で活かしたいと思うのはごもっともです。
僕もむかし独学で英語を身につけ、外資系企業で働いていました。
そんななか気づいたことがあります。
それは、「英語を使えること自体はあまり重要じゃない」ということ。
今回は僕の実体験をもとに、「英語を使う仕事に就きたい人が見落としやすい重要なこと」について解説します。

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英語を使う仕事に就きたい人が見落としやすい3つの重要なこと
① 英語だけだと心細い


英語を話せるだけでは、実際の仕事で求められることに対応できません。
僕がいま会社で働いて実感しているのは、「ビジネスの現場では、英語よりはるかに重要なことがたくさんある」ということです。
たとえば・・
- 取引先との値段交渉のしかた
- 上司に自分の意見を論理的に伝える能力
- 複数の仕事に優先順位をつけ、期限内にこなす能力
- 社内のメンバーと連携し、円滑に業務を進める能力
など、数えたらキリがありません。
そんななか、英語ができることは、そこまで重要視されません。
もちろん、
- つねに海外顧客からの問い合わせの電話が鳴りやまない
- 社内に、日本語のわからない外国人スタッフが大勢いる
といった職場で働くなら、英語力は重要でしょう。
ですがそうしたケースは稀。
日系企業で働くなら、仕事で英語力はあまり求められないことが多いです。



僕自身もかつて「英語を使った仕事がしたい」と考えていました。
ですがビジネスの現場では、英語ができるだけでは心細いと言わざるを得ません。
② 英語はプラスアルファでしかない


「英語ができると仕事で活躍できる」と思われがちですが、そうとは限りません。
たとえば僕がむかし、外資系ホテルで接客業をしていたとき。
オーストラリア・香港などから観光客が多く来るそのホテルでは、英語のできるスタッフは現場でそこそこ頼られました。
ですが実際、英語が話せなくても何とかなります。
- フロントでチェックイン業務をするとき
- お客さんに館内情報を案内するとき
道案内のパンフレットを見せたり、簡単なフレーズを言うだけで、お客さんは「OK」と言って理解してくれます。それ以上のことは求められません。
もちろん英語を話せる日本人のなかには、
- 留学、海外勤務で英語力を身につけた
- 独学で英語を話せるようになった
といった人も多いでしょう。



ただ、英語が仕事でそれほど重要かというと、必ずしもそうではないのが現実なのです。
③ 英語は、人や機械に代替される


英語ができても、大きなアドバンテージにはなりません。
英語ができる日本人・外国人はたくさんいます。
転職活動をするときや会社で働くときなど、そうした大勢のライバルと争うことになり、活躍の機会が少なくなります。
また、もう1つ見逃してはいけないことがあります。
それは、「テクノロジーの台頭により英語の重要性が低くなること」です。
これからの時代、人の仕事がAIに取って代わられていきます。
その代表例が、まさに「英語」なのです。
あなたはChat GPTを使ったことがあるでしょうか?


どんな質問にも、AIが対話形式で答えてくれるサービス。
このChat GPTの威力はすさまじいです。
僕が以前、仕事で英語版の会社案内パンフレットを作っていたときのこと。
日本語の原文を自力で英訳し、原稿を作っていました。あるときふと思い立ち、Chat GPTを使って英訳してみました。
すると、予想をはるかに超えて正確に、かつ自然な表現で英語を生成してくれました。



それまで自分が何時間もかけてやっていた翻訳作業を、たった5分で終わらせてしまったのです・・。
自分の無知に気づかされるのと同時に、「英語がわかることは重要じゃない時代に変わっていくのかもしれない」と思いました。
これからの時代、英語を使えるだけでは周囲との差別化にはなりにくいです。それどころか、英語がわからなくても問題ない時代に移り変わっていく可能性があります。
じゃあ、どうすればいい?
① 英語に囚われてはいけない


仕事では、英語以外に求められるスキル・経験がたくさんあります。
サラリーマンの仕事ひとつをとってもそうです。
- 企画書の作成
- 電話の応対
- 報連相の徹底
など、一見なんてことないこうした仕事は、現場ではとにかく重視されます。
企画書の文章に客観性がなく、読み手が理解できない内容なら、決裁はもらえません。
ビジネスにおける正しい言葉づかいがわからないと、電話対応はできません。



「仕事で英語を使いたい」と思っていても、上記のような「日常的に求められる業務」ができないと、会社などの組織で働くのは難しいです。
実際の仕事では、英語よりもずっと重視される業務がたくさんあります。
からこそ、英語だけに囚われないことが大切です。
② あなたの得意なことに英語をかけ合わせよう


英語ができること自体は、あまり重要ではありません。
ですが、英語力を大きな形で発揮できる方法はあります。
それは、あなたの得意なことに英語を掛け合わせることです。
たとえば僕はいまの勤務先で、WEBマーケティングの仕事をしています。海外進出している会社のため、業務で英語を使うチャンスがあります。
もちろん英語を話せる社員はほかにもいるので、英語ができること自体はアドバンテージにはなりません。
ですが、「英語力を活かしたWEBマーケティング業務」なら、少なくとも社内ではほかの誰も追随できないと思います。
- 英語で自社サイトのブログを書く
- 英語版の自社SNSアカウントを運営する etc



あなたに得意なことはありますか?
その得意なことに、英語を組み合わせられないか考えてみてください。
たとえば・・
■営業が得意
→ 海外営業の担当として就職し、英語で交渉・取引をする
■パンの作り方に詳しい
→ パン製造会社の広告担当として、日英版のメディアで集客する
■ソムリエの資格をもっている
→ 外国人客の多いレストランで、英語対応できるソムリエとして働く
など。
自分の得意なことに英語をかけ合わせれば、ほかの誰にもできない「自分だけの活躍のチャンス」が生まれる可能性があります!
まとめ:


今回は、「英語を使う仕事に就きたい人が見落としやすい重要なこと」について解説しました。
かりに英語が話せても、じっさいの仕事の現場ではあまり活かせる機会がないことも多々。
また英語スキル自体は、人やAIに代替されるリスクもあります。
ですがあなたの得意なことに英語をかけ合わせることができれば、ほかの人にはできない仕事ができ、有意義に働ける可能性があります。



この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
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