【お金で人生が狂う】シンプル・プランという映画が衝撃だった

先日U-NEXTで、シンプル・プランという映画を観た。

「お金が人生に与える恐ろしい影響力」を学ばされる映画だった。

正直なところ、万人におすすめできる作品ではない。

理由はサスペンス映画ということもあり、かなりゾッとするシーンがあるからだ。

じっさい僕もあのシーンを観たときは、もう続きを観るのをやめようかと思った。

けれどお金と向き合って生きる僕たち現代人が、お金が原因で不幸にならないよう、かならず知っておかなければならない教訓がこの作品には込められている。

「お金の恐ろしさ」をこれほどリアルに、大胆に表現した作品がほかにあるだろうか？

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シンプル・プランの概要

アメリカの田舎で妻とつつましく暮らす中年男、ハンク。

彼はある日、兄のジェイコブ・友人のルーと共に、森のなかでセスナ機が墜落しているのを発見する。

機内には大きなバッグがあり、なかには440万ドル(約6億円)という大金が入っていた。驚愕する3人。

興奮を抑えきれない彼らは、そのお金を自分たちのものにしようとする。

大金を手にしたそのときから、人生の歯車が狂うことになる・・。

お金が人生に与える凄まじい影響力

① お金を持つことで生まれる不安

お金がないことは悲劇だ。

けれどこの映画を観ると、「お金を持っていることも悲劇を呼ぶのかもしれない」と感じさせられる。

もちろん、働くなどのまっとうなやり方で得たお金なら、きっと多いに越したことはない。

けれど持ち出したお金、横取りしたお金は所有者を不安にする。

「大金を盗んだことがいつ周囲にバレるんじゃないか」

心はいつも落ち着かず、ごまかすことばかり考えるようになる。

物語中、お金を盗んだことをごまかすために、思わず人を殺めてしまうシーンがあった。

お金をもつことによる不安が、人生をおかしな方向へと転落させてしまうのだ。

② 家族愛、友情を壊してしまう

人が幸せに生きるために欠かせないものは何だろう？

• お金
• 健康
• 仕事

など色々あるだろう。

ただ、あえて個人的に挙げさせていただくとすれば「人」だと思う。

自分の家族、兄弟、友達、恋人。

彼らと一緒にいるからこそ、人は毎日をおだやかに過ごせる。

お金に恵まれない平凡な暮らしでも、愛する人たちが周りにいれば、ささやかながら幸せに生きていけるものだ。

けれどお金には、そうした「人の愛」すら破壊してしまうほどの力がある。

物語中、兄弟であるハンクとジェイコブが罪を逃れるために、ある卑劣なやり方で友人のルーに罪を着せようとするシーンがある。

人道的にありえないことだが、これがお金のもつ影響力なのだ。

お金には、堅固なはずの「人の愛」を軽々と壊してしまうほどの力がある。本当に恐ろしいことじゃないだろうか？

もし大金が目の前にあったら

とはいえ、もし大金が目の前にあったら僕たちはどうするだろう？

もし人里離れた場所で何億円というお金を見つけ、周囲に誰も見ている人がいなかったら？

誰しも多かれ少なかれ気持ちが揺らぎ、あらぬことを考えるんじゃないだろうか。

もちろんあの3人の男たちのように、お金を横取りするのは絶対やってはいけないことだ。

ただ、お金は人を恐ろしい行動へと駆り立ててしまうほどの影響力をもっている。

「もしこれが自分だったらどうするだろう」と終始考えさせられた。

お金に人生を狂わされてはいけない

① お金は悪魔にもなる

お金は僕たちが生きるうえで欠かせないものだ。

けれど扱い方を間違えると、お金は、僕たちの人生が狂うほど恐ろしい存在にもなる。

お金のことで間違った選択をしないよう、僕たちは「お金には悪魔が潜んでいる」という事実をよく知っておかないといけない。

② お金とどう付き合うか？

お金の怖さを知ったうえで、じゃあお金とどう向き合っていけばいいのか？

ありきたりな意見かもしれないが、「お金と誠実に向き合う」ことだと思う。

なにもこの映画のような大金じゃなくても、僕たちの生活でできることはある。

• 人に借りたお金は返す
• お金を盗んだりしない

上記はどれも当たり前のこと。

でもこうした当たり前のことをするのが、お金とのいちばん健全な付き合い方だ。

お金で不誠実なことをする人は、信頼を失うし、取り返しのつかない状況を引き起こす。

お金が原因で不幸にならないためにも、お金とは誠実に向き合っていこう。

お金の大切さについて学べるほかの映画

シンプル・プランのほかにも、お金で人生が狂うことの怖さや、お金の大切さを学べる映画はたくさんあります。

個人的に衝撃だったのは、「東京難民」という映画。

大学を除籍されてホームレスになった若者が、社会の荒波にもまれながら希望に向かって奮闘する物語です。

また、「ちょっと今から仕事やめてくる」という映画は、ブラック企業で勤める新卒社会人の物語。

どんな理不尽な環境にいてもお金がないとそこから逃げられない。貯金しておくことの大切さを痛感させられました。

くわしくは以下の記事を読んでみてください。

僕はどちらもU-NEXTで観ました。

また以下の記事では、思わず貯金したくなる映画を厳選して紹介しています。

まとめ：この映画は覚悟して観てください

くり返しになりますが、この映画はサスペンス映画ということもあり、万人向けじゃありません。

ゾッとするシーンもあるので、観るときはそれなりの覚悟が必要です。

ですがこの映画からは、「お金で不幸にならないよう知っておくべき大事なこと」を学べます。

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