真面目で責任感が強い人に効く、5つのストレスフリー思考術

この記事はこんなあなたにおすすめ
  • 責任感が強くてストレスを抱えがちな人
  • 会社でもっと気楽に働きたい人

真面目で責任感が強い人は、職場で信頼されます。

でも責任感の強さゆえ、自分が大きなストレスを抱えることも。

筆者の僕も真面目なほうですが、20代のころ、仕事でなにかと深刻になって落ち込むこともありました。

今回はそんな実体験をもとに、「真面目で責任感が強い人に効く、ストレスフリー思考術」について解説します。

あなたの働く毎日がもっと快適になるので、ぜひ参考にしてみてください!

目次

真面目で責任感が強い人に効く、5つのストレスフリー思考術

① 苦手な仕事は諦め、できる人に頼む

苦手な仕事を、できるようになろうと必死になる

↑これ、真面目な人あるあるですよね。

できるようにならなきゃと自分を奮い立たせ、懸命に努力します。

もちろんその向上心はすばらしいです。
でもじっさい、苦手な仕事ってどうがんばっても克服できません。

克服しようとするとストレスがたまりますし、下手すると職場でまわりから引かれます。

僕がむかしスキー場で働いてたとき、大失敗したことがあります。

冬のコース整備のために除雪をするのですが、除雪機の運転が大の苦手でした。

操作がうまくいかず、しょっちゅう雪の地面に機械をハマらせて身動きがとれなくなり、そのつど先輩に助けてもらってました。

どれだけ運転を練習しても雪にハマるのでもどかしく、あるとき、ほかの従業員の人たちがいる前でイライラを表に出してしまったことがあります。

もちろん周囲からは引かれました。

それまで「まじめに働いてる人」と思われ、良好な人間関係のなか楽しく働いてたのが、いちど感情的になったせいで状況は一変。
まわりの人たちから距離を置かれるようになりました。

そうやって生まれた他人との溝は、簡単には埋められません。

あれはやるべきじゃなかったと、ガチで反省してます、、

克服しようと必死になって消耗するくらいなら、いっそ「俺 (私) にこの仕事はできないから、もういいや」と諦めちゃいましょう。

「諦めるのはいけないことだ」
みたいなカタい考えは抜きにして、スッパリ諦めるんです。

そしてその仕事は、先輩や同僚など、できる人にやってもらいましょう。

「すいません○○さん、僕 (私) この仕事どうも得意じゃないんで、ちょっと助けてもらってもいいですか?」

と頼ってください。

もちろん人に頼ることに抵抗を感じるでしょう。
でも気にしなくて大丈夫です。

あなたのいまの職場を見渡してみてください。みんな仕事を誰かに頼んだり、助けを求めたりしてませんか?

年配の社員が20代の社員に「ねぇ○○君、これやり方わからないんだけど教えてくれないかな?」と、初歩的なパソコンの操作のしかたで質問してるのを見たことがあるでしょう。

彼らは自分のわからないこと、できないことについて、相手が年下だろうと遠慮なく尋ねてますよね。

あなたにも、こういう「人を頼る姿勢」があってもいいんじゃないかと。

よほど忙しくて余裕がないときならまだしも、仕事のことで助けを求められて嫌な気分になる人はまずいません。

むしろ

自分が頼られる=自分がその仕事をする能力があると見込まれてる

ということなので、頼られる相手としては嬉しいものです。

ましてや、誠実なあなたに助けを求められたら、たいていの人は快く応じてくれるはず。

なのであまり神経質にならず、近くにいる人に遠慮なく頼ってください。もちろん助けてもらったら、しっかりお礼を言うことが大切。

苦手な仕事を、自分でやろうと頑張るのはもうやめましょう。「オッケー、自分にはこれはできないんだな」と諦め、できる人に頼る。そのほうが楽です。

②「この世の終わりってわけじゃない」と考える

これ、仕事で失敗するたび落ち込みやすいあなたに唱えてほしいフレーズです。

「この世の終わりってわけじゃない」

これは英語の慣用フレーズの「It is not the end of the world.」から来てます。

直訳すると「それは世界の終わりではない」ですが、つまり

それをやらかしたからって別にこの世が終わるわけじゃないんだから、あまり気にしなくて大丈夫だよ

という意味です。

むかし英語を喋れるようになりたくて独学してたんですが、ある有名なバイリンガルの日本人ユーチューバ―の人が、投稿動画でこのフレーズを紹介してたのをみて興味をもちました。

なにか嫌なことがあるたびこのフレーズを唱えれば、いちいち思い悩まなくて済むんじゃないか。

そう思ってからというもの、仕事で失敗して落ち込みそうになったら、

「まぁ世界の終わりってわけじゃないし、べつにいいか」

と気楽に考えるようにしてます。

極端な話、

  • 納期が遅れて取引先からクレームを受けたとしても、世界大戦争が起きるわけじゃない
  • 備品の発注数量をまちがえたとしても、自分が住んでいる地域にミサイルが落ちるわけじゃない

みたいな考え方です。

仕事でミスして凹みそうになったとき、あえて「まぁこの世の終わりってわけじゃない」と楽観的に考えましょう。

スッと楽になれます!

③ ミスの原因はシステムにあると考える

仕事中に重大なミスが起きた。
そのミスに自分が関わってる。

そんなとき、
まじめで責任感の強い人なら「自分のせいだ・・」となりがちですが、気負いすぎるとメンタルを病みかねません。

そこでおすすめなのが、「仕事で起きるミスはたいてい根本的なシステムが原因」と考えることです。

むかし食品工場で生産管理をしてたときのこと。

その工場では商品の梱包もしてたんですが、あるとき役員の人に「梱包のしかたがまちがってる」と指摘されました。

くわしい話を聞いてみると、商品パッケージの開口部を密封する位置が、あらかじめ決められた位置と違ってるとのこと。

工場のスタッフは「Aの位置で密封する」という認識で梱包してましたが、役員は「Bの位置」という認識でした。

もともと「Bの位置が正しい」という情報を口頭で現場スタッフに伝えてたらしいんですが、それがちゃんと伝わってなく、認識ズレが起きてたんです。

こういうトラブルが起きたのは、そもそも「情報が正しく共有される仕組み」が整ってなかったからだと思います。

正しい梱包のしかたを口頭で伝えたとしても、そのやりとりが文章などの記録に残ってないなら、お互いのあいだで情報が正しく共有されません。

逆に、もしたとえば業務マニュアルとかを作って、正しい梱包のしかたを明文化して関係者同士で共有しとけば、認識違いによる梱包ミスが起きることはないでしょう。

そういう「ミスがおきない仕組み」が用意されていないまま、ログが残らない「口伝え」で情報のやりとりをしていた。

それが原因で起きたミスだったんです。

仕事でミスが起きるとき、
それは誰のせいというより、たいてい根本的な仕組み (=システム) が原因です。

だからこそまじめで繊細な人には、ミスするたび、ぜんぶ自分のせいだと思って落ち込まないでほしいです。もちろん自分の不注意も原因のひとつかもしれないですが、それがすべてじゃないんです。

むしろ「これはシステムに原因があるんじゃないか?」と考えてみてください。

ミスの原因を客観的にとらえられ、自分を責めて落ち込まずに済みます。

ちなみに「真面目だけど仕事の要領が悪い」と悩んでる方は、「仕組み(システム)」をつくれば改善されるかもしれません。

くわしくは、以下の記事で解説してます。

④ 他人の意見・要望は取捨選択

自分が担当してる業務のことで、他部署の人たちから

  • 「もっとこうしてほしい」
  • 「もっとああしたほうがいいよ」

と、あれこれ意見や要望を出してこられる。

そういう大変な状況のなかで働いてる人も多いと思います。

そんなとき、彼らの発言にいつも振り回されてないでしょうか?

  • 「こないだ営業部の田中さんに言われたことを、自分の業務に反映させなきゃ」
  • 「経理部の人たちの要望にも、ちゃんと応えてあげなきゃ」

こうやってなんでもかんでも受け入れるのは、まじめで責任感の強い人がやりがちなこと。

でもこれはおすすめしません。
他人の意見や要望すべてに応えようとがんばっても、最終的に良い結果になるとはかぎらないからです。

なかにはろくに深く考えず、ただの思いつきで他人の仕事に口出ししてくる人がいます。

部下や新人の仕事ぶりを見て

「君、そんなやり方じゃダメだ。もっとこうしたほうがいいよ」

と言った本人が、次の日にはその発言をしたこと自体忘れてる。
そんなこともあります。

そういう人の安易な発言に従ったせいでトラブルが起きても、責任を負うのはその仕事をした自分自身です。

もちろん人の話を聴くのは大切。

でももっと大切なのは、人に言われたことを精査し、あなた自身の軸と判断で取捨選択することじゃないでしょうか。

もちろん自分一人で決められないこともあると思います。
そのときは、直属の上司とかに相談しましょう。

  • 的を得てない意見なら、却下する
  • とり入れなくていい要望なら、切り捨てる

↑これで問題ありません。

「切り捨てたら、その相手にあとで悪く思われるんじゃないか・・」

そう不安になるかもしれませんが、気にしちゃだめです。

いちばんいけないのは、嫌われたくないがために他人の発言をすべて受け入れるせいで、仕事の質が下がって最終的に失敗することです。

会社としても、そんな事態は望んでないはず。

自分の担当してる仕事を守るうえで、まわりにどう思われるかを気にしない姿勢は必須。

感情を抜きにして、あがってきた意見・要望をどんどん取捨選択しましょう。

⑤ できた部分に注目する

僕がむかし働いてた旅館で、

「仕事で1回でもミスしたら、その日の自分は不合格!」

と考える仲居の女性がいました。

ほとんどの業務は問題なくやれてるのに、料理出しが遅れたりなど、ひとつミスっただけで自分はダメだと決めつける。

はたから見てて、ちょっと極端だなーと感じました。

まじめで完璧主義な人は、視野が狭くなりがち。

自分の仕事のなかで少しでも「できなかった部分」があると、ついそこだけに目が行ってネガティブになり、ほかにたくさんあるはずの「できた部分」が見えなくなる。

これ、すごくもったいないと思います。

失敗した部分に気をとられて見えなくなりがちな、自分の仕事の「できた部分」に、あえて注目してもいいんじゃないでしょうか?

たとえば取引先にメールを送るときに、失敗したとしましょう。

うっかり送り先をまちがえ、もう元に戻せません。

まじめな人なら「あぁやらかした!自分が嫌になる!」となりがちですが、ちょっと待ってください。

自分が書いたメール文を、いま一度読んでみてください。

ちゃんときれいに書けてませんか?

論点が明確。
敬語の書き方もていねい。
誤字脱字もありません。

世の中には、意味があやふやで何を伝えたいのかわからない文章を書いて送信してくる人、誤字脱字だらけのメール文を顧客に送ってる社会人もたくさんいます。

そんななか、相手が読みやすい、思いやりのある文章を書けてるのは、あなたの「できた部分」です。

なのに、送り先を間違えたという「できなかった部分」だけに気をとられてテンションが下がり、文章を上手に書けてるという「できた部分」が見えてない。

視野が狭すぎると言わざるを得ません。

あなたの仕事の「できた部分」に目を向けてください。

「送り先をまちがったけど、メールの文章自体はいい感じに書けてるな。じゃあいいか」

↑こうやってポジティブに捉えてください。

失敗するたび自己嫌悪になるのはNG。
失敗したときこそ、ほかにある自分のいい部分に注目して、自分を褒めましょう。

送り先をまちがったことは、あとで一言謝れば済みます。

もしあなたがHSP気質で、仕事でミスするたび落ち込んでしまうなら、以下の記事を読めば解決策が見つかるかもです。

まとめ

今回は、「真面目で責任感が強い人に効く、ストレスフリー思考術」について解説しました。

責任感がある人は職場で好かれるし、信頼されます。

でも責任感の強さで自分をがんじがらめにしないよう、気をつけましょう。

苦手な仕事を諦めて、人に頼る。
他人の意見・要望を取捨選択する。
失敗してもポジティブに考える。

こういう姿勢が、はたらく日々を快適にするコツです!

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