筆者はこんな人
- 30代 サラリーマン
- 主観的な上司のもとで勤務経験あり
- 職場に主観的な人がいて、困っている人
- 職場の主観的な人への対処法を知りたい人
世の中には「主観的な人」がいます。
彼らは他人目線で物事を考えず、いつも自分の個人的な価値基準で判断します。
こういう人と一緒に働くと、いろんなストレスを感じることも多々。いつも自分の目線だけで考えてばかりの人とは、どううまく付き合えばいいのでしょうか?
今回は僕の実体験をもとに、「主観的な人の特徴や、彼らと一緒に仕事をするときのコツ」について解説します。
職場の主観的な人に、これ以上悩まされないよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
主観的な人の特徴4つ
① 自分の考えはいつも正しいと思っている
主観的な人は、自分がこうだと思ったことを信じて疑わない傾向があります。
他人からすれば「それは違うのでは?」と思うことでも、本人にとっては正当そのもの。自分の考えが間違っている可能性を疑うことがありません。
仕事でもプライベートでも、自分ひとりだけ独走していることが多く、周囲から浮きがちなことも。
もちろん周囲は、独走している本人に指摘することはありません。
結果、本人はいつも自分の思い込みにとらわれ、他人にどう思われるかも気にせずマイウェイを突き進みます。
② 根拠のない自信がある
主観的な人は、一般的な人よりも自信に満ちている面があります。
「俺ならできる!」という信念があり、それが表情や立ち振るまいに表れています。
ですが、その自信にはたいてい根拠がありません。
理性的な人からは「この人はなぜなんの根拠もなく自信をもっているんだろう?」と不思議がられることもしばしば。
ですが本人は、周りから不思議がられていることには目もくれず、いつも目をギラギラさせています。
③ リーダー気質がある
主観的な人のなかには、組織のトップとして力を発揮できる人もいます。
自分の考えに自信があるので、決断力や統率力が高く、周囲を引っぱっていけます。
声が大きかったり、人より口数が多いことから、組織のなかでもとくに存在感が大。
周囲からは「この人がリーダーだ」という印象をもたれやすいです。
もちろん主観的ゆえ、ほかのメンバーの意見を考慮せずに独走し、みんなを困らせることも。ですがその決断力や強い自信は、周囲の士気を上げることもあります。
④ 周囲から疎まれやすい
いつも自分の価値基準だけで考えて行動する人は、周囲から疎まれやすいです。
他人の意向に耳をかたむけず、自分の考えだけでモノを言うので、「この人めんどくさいな」と思われがち。
もちろん、主観的な人全員が疎まれやすいわけではありません。なかには主観的でリーダーシップのある人が、まわりから絶大な支持を得ていることもあります。
ただそれは、どちらかというと稀なケース。
たいていの場合、他人とうまく付き合っていくには「相手の気持ちに配慮すること」が大切。
それすらせず、いつも自分の考えだけで行動する人は、周囲から少しずつ距離を置かれることになります。
主観的な人と仕事すると起きる問題点3つ
① 的外れな意見に時間を奪われる
主観的な人と一緒に仕事をすると、よけいに時間を奪われることがあります。
たとえば会議。
ある議題について話し合っているとき、ほかのメンバーは1つの意見でまとまっているなか、本人は「僕は違うと思います」と反対意見を言うことがあります。
もちろんその意見が的確ならいいのですが、的を得ていない場合、その意見への対応にムダな時間をとられてしまいます。
こういうことが続くと、もちろん周囲はうんざりします。
ですが本人は、他人の気持ちに配慮するのが苦手なため、話がひと段落つくまで付き合わされることになります。
ちなみに的はずれな意見で周囲を困らせる人は、自分に注目してほしい、いわゆる「かまってちゃん」の可能性もあります。
「職場のかまってちゃんな男性の特徴と対処法についての解説記事」もあるので、よかったら参考にしてみてください。
② 中身のない精神論に付き合わされる
主観的な人は、仕事のことで「アツい話」をすることが多いです。
たとえば、
「いま僕たちが手がけているこのプロジェクトは、これからどんどん大きくなっていく!」
といったように、周囲を過度に期待させることを言ったりします。
もちろん表面上は聞こえがいいのですが、その発言に根拠はありません。けっきょく、発言どおりの結果は出ずに終わることも多々。
最終的に周りからは「あの人は口だけなんだな」と思われますが、本人はあいかわらずアツい精神論をふりかざします。
③ 単純にやりづらい
まわりの意向に耳を傾けず、いつも自分の基準で行動する人は、職場では「やりづらい人」と見なされがち。
会社などの組織で他人とつき合っていくには、自分が妥協したり、相手に譲ったりすることも大切。
ですが主観的な考えが強い人は、なにかにつけて「俺はこう思う!」という姿勢を崩しません。頑固で、考えが押しつけがましくなりがち。
周囲からは「めんどくさい人」と思われ、相手にされなくなることも多いです。
主観的な人とストレスなく仕事するコツ3つ
①「そういう人なんだな」と割り切る
- 決めつけたような発言
- 押しつけがましい意見
↑主観的な人は、こういったことをよくします。
もちろん、一方的に決めつけたような言い方をされるのは、気分のいいものではありません。
かといって、本人のそうした主観的な態度を改めさせようとしてもムダです。
他人目線で考える習慣がないまま大人になったので、こちらからどう働きかけても、そのスタンスは動かないまま。
いっそ「この人は主観でものを考える人なんだな」と割り切り、うまくつき合っていくしかありません。
② 無難に話を合わせる
仕事中、たまに本人から共感しがたいことを言われることもあるでしょう。
そんなときは反論や意見などはせず、「ああ、そうですね」といったかんじで、適当に話を合わせておきましょう。
もしここで反論などしてしまうと、相手は反発します。
本人は相手の身になって考えることができないので、反論したあなたにたいし、「この人はなにを間違ったこと言ってるんだ?」と見なします。
いくら根拠をもとに、論理的に伝えたところで本人は理解しません。険悪なムードになるだけなので、無難に話を合わせておきましょう。
③ ある程度、相手の要求に合わせる
主観的な人は仕事で、
- 「もっとこうしたほうがいいよ」
- 「なんでこういうふうにやらないの?」
という感じで、自分のやり方や価値観を、押しつけがましくあなたに指摘してくることもあるかもしれません。
もちろんイラっとするかもしれませんが、そこはあえて我慢して「はい」「そうですね」などと生返事し、本人の言ったとおりにしておきましょう。
むしろ言われたとおりにしないと、あとで絡んでくるかもしれず面倒です。
もちろん、本人の要求どおりのやり方で仕事するせいで、重大な問題が起きてしまうなら別。
ただ基本的に、業務のささいなことでの要求には応じることが大切です。
主観的な人が上司だとかなり面倒!対策3つ
もし職場にいる主観的な人が、
- 先輩
- 同僚
- 後輩
上記のタイプなら、まだ「ちょっとめんどくさい人だな・・」と感じるだけで済むこともあるでしょう。
ですが問題は、その主観的な人が「上司」である場合。
下手をすると無茶なノルマ、的はずれな指示に悩まされることも少なくありません。
もし主観的な上司のもとで働いている場合、どんな対策をすればいいのでしょうか?
以下で解説しますね。
① 数字で客観的に説明する
先輩や同僚などが主観的な場合、本人になにか言われても、適当に聞き流せばなんとかなることも多いです。
ですが、上司の指示を聞き流すわけにはいきません。
上司から的はずれな意見を押しつけられないためには、数字を使って論理的に説明することが大切です。
ネジ工場の例
たとえば、もしあなたがネジ製造工場の責任者だとしましょう。
あるとき上司が「いままでと同じ稼働時間内で、ネジを一日10000個つくれ」と無茶な要求をしてきました。
そこで、以下のように説明してみるんです。
現状、当工場では一日6000個が最大の生産量です。
もし部長のご指示どおり生産量を10000個にするなら、工場の稼働時間を2時間延ばすか、あるいはより生産性の高い設備を購入するかのどちらかになると思われます。
↑このように、説明になるべく「数字」を盛りこみましょう。その数字の根拠になるデータも用意しておくと、なお説得力が上がります。
数字を使って説明すると、より客観的な説明になり、相手に伝わりやすくなります。
もしその上司が主観的な人でも、「数字」という動かぬ証拠をもとに説明されると納得せざるを得ません。
(もちろん、その上司が数字をもとに論理的に考えることが「まったくできない」なら、この試みは失敗するかもしれませんが・・)
② 図表やデータをのせた意見文を提出する
主観的な上司は、現場のことを把握しないまま、部下に的はずれな指示を出してくることもあります。
そうした指示にいつも振りまわされていると、こちらが疲弊します・・。
かといって、本人に現場のことについて口頭で論理的に説明しても、納得してもらえないこともあるかもしれません。
そんなときは、自分の意見をまとめた書類を提出しましょう。
紙に書いて提出すれば、伝えたいことがより上司に伝わり、納得してもらえる可能性が上がります。
ここでポイントは、図表やデータなどを使い、なるべく相手が理解しやすいように意見をまとめることです。
僕もかつて、工場で生産管理の仕事をしていたとき、上司から非現実的な生産ノルマを課されたことがありました。
そこで一日の生産量を図やデータで可視化した文書をつくり、提出。上司は納得し、ノルマを撤回してもらえました。
そもそも主観的な上司は、図やデータをまとめた意見文を提出された経験が少ないケースもあります。
だからこそ、それをやることで、本人の考えを改めてもらうことは十分可能です。
③ どうしてもダメなら転職する
あらゆる手を尽くしても、上司の主観的な態度がまったく変わらないこともあるでしょう。
じっさい、いつも自分の価値基準だけで行動する上司のもとで働いても、自分にとってストレスになるばかり。その上司から学べることはあまり多くありません。
これからも上司の無茶な要求に振りまわされるくらいなら、いっそ職場を変えることを検討するのもいいかもしれません。
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まとめ:職場の主観的な人とは、上手につき合おう
今回は、「主観的な人の特徴や、彼らと一緒に仕事をするときのコツ」について解説しました。
主観的な人と一緒に働くと、仕事中に面倒が起きたり、こちらがストレスを感じることがあります。
本人には適切に対応し、少しでもストレスなく働けるようにしていきたいですね。
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