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- 田舎から都会に転職したい人
- いまの仕事で成長できず悩んでいる人
筆者はこんな人
- 田舎に移住し、現地の会社で2年8カ月勤務
- のち、都会のWEBマーケティング職に転職
いま田舎で働いていて、不満を感じていませんか?
学べるものが少ない。
一緒に働いてる人が尊敬できない。
こういう悩みは、成長意欲の高い人ほど感じるものだと思います。
僕もむかし田舎で働いてたとき、まさに同じことで悩んでました。
その実体験をもとに、「田舎から都会へ転職してわかったこと」を日本一くわしく解説します。
いまの悩みが晴れるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
田舎から都会へ転職してわかったこと7選【成長したい人必見!】
① 田舎では、正真正銘の社会人になれない
かつて田舎で2年8カ月働いた身として、誤解を恐れずに言います。
田舎で働いても、ちゃんとした社会経験は身につきません。「外の世界で通用しない価値観」がまかり通ってるからです。
僕は田舎の2社で働いてましたが、どちらの会社でも非常識なことがよく起きていました。
たとえば・・
- (1) 給与明細を渡さない
- (2) 正社員が無断欠勤する
- (3) 法定の残業代を払ってない
- (4) 夜の10時過ぎに業務連絡がくる
- (5) 40歳を過ぎて道理がわからない
当時いた会社で、驚いた出来事があります。
給料の支払い日から何週間たっても給与明細が渡されず、いくら催促しても渡されません。
なのであるとき「給与明細をなるべく早くいただきたいんですが」と一言。
すると、相手は子どものようにスネはじめ、言葉を失いました・・。
知ってのとおり、給与明細を渡さないのは「ありえないこと」。
だから何度も催促しているのに、いい歳した大人がふてくされるのが不思議でした。
田舎には、大人になりきれてない人が多くいる
すいません。
失礼なんですが、これはけっこう当たってると思います。
田舎で生まれ育った人は、地元の高校を出たらそのまま地元で就職するか、親元で農家になります。
街で就職するために地元を離れることはありません。
「自分とは経歴も価値観も違う人たち」と働いたり、自分の考えが通用しない場面に出くわしてショックを受けたりする機会もないまま、歳をとっていきます。
社会を知らずに20年、30年と時間がたち、世の中の常識がわからない大人になります。
僕が田舎で働いてたとき、そういう人たちが周りに多くてモヤモヤしてました・・。
都会に転職したら、すべてが変わった
都会の職場には、常識をちゃんと理解している人たちが多いです。
ましてや給与明細を渡さないとか、社員の無断欠勤とかは、都会では「ありえないこと」と見なされます。
田舎と違い、だらしないことをしてる人は職場で居場所をなくします。
黒いスーツを着て、正しい敬語を学び、おじぎしながら取引先に名刺をわたす。厳格な評価制度のもと、パソコンに向かってキビキビ働く。
そんな日々を過ごしてると、ふと「これが本当の社会なんだな」と感じます。
少なくとも「田舎」という、外界との関わりが少ない閉鎖的な場所で働いても、「正真正銘の社会人」になれるほどの経験や知見は身につかないものなんです。
(これについて、くわしい解説記事はこちら↓)
② つき合う5人は自分自身で選ぶべき
「自分の身近にいる5人の人たちが、自分の平均」
という話を聞いたことがある人も多いでしょう。
- 職業
- 年収
- 価値観
- 人間性
など、いろんなものが身近にいる5人と似通ってくる、というもの。
僕が田舎から都会に転職した理由の一つは、「関わる人を総入れ替えしたいから」でした。
田舎で働いてたとき身近にいたのは、おもに職場の人たち。彼らはもちろん悪い人たちじゃありませんでした。
ただ、「ずっとつき合いたい人たち」だったかというと、答えはNOです。
そこで出会った人たちは、勉強して新しいことを学んだり、成長したりすることに関心のある人たちじゃありませんでした。
将来のことをあまり考えてないので、ふだんから貯金したり、お金を読書などの自己投資に使ったりはしません。
タバコや酒にお金を湯水のように使い、いまを刹那的に生きています。
仲のいい地元民にはフレンドリー。
でも嫌いな人がいると裏で悪口を言ったり、地域内にうわさ話を広めます。
もちろん、そういう生き方を否定するつもりはありません。
ただ、もし彼らと関わってると、いつか自分も同じタイプの人間になるんじゃないか。
そう考えると、いてもたってもいられなかったです。
でも田舎にいると、つき合う人を選べない
田舎は、その町 (村) 自体がひとつのコミュニティ。
地域内で人とのつながりが強いです。
もし付き合いが悪かったり、周囲とちがう考えだったりすると「へんなヤツ」と思われます。
そのうち裏でコソコソ言われます。
そうなるとやりづらいので、価値観が合わなくても関係を保ってないといけません。
必然的にそのうちの5人と付き合うしかなく、それが自分という人間を形作ります。
でも都会にいると、状況は一変する
そこには、生まれや経歴、職業、あらゆるものが違う人たちが無数にいます。
いろんな生き方があり、ビジネスや社会貢献活動など、いろんな活動があります。自分の知らない世界にいる人たちと出会えるチャンスが、あちこちに転がっています。
何十・何百というの人のなかから、関わりたい5人に自分から出会いに行ける環境が、そこにはあるんです。
かつて3年ちかく田舎に住み、価値観の合わない人たちとしか関われずモヤモヤしていた自分からすれば、都会に転職したことで人生が一気に開けたような気がします。
だからこそ、「つき合う人は自分で選ぶべき」です。
たまたま職場で出会った人たちと一緒になろうとするんじゃなく、
- 自分はどんな人と関わっていきたいのか
- その人たちにはどうすれば出会えるのか
というのを考えて、行動するのが大切だと思います。
僕はむかしいた田舎を去り、人間関係を断捨離しました。
それによって得た気づきは以下の記事にまとめてます。
③ ぬるま湯から出て厳しい社会に飛び込むべき
いままでの実体験をもとに、「田舎・都会の会社の違い」を7つ挙げてみました。
以下のとおり。
違い①
- 田舎の会社 ☞ 言われたことだけやっていれば問題ない
- 都会の会社 ☞ 言われたことだけやってても評価されない
違い②
- 田舎の会社 ☞ 勤務中、ふつうに1時間くらい談笑してサボれる
- 都会の会社 ☞ 上司に進捗報告は必須。サボったぶん全部ツケになる
違い③
- 田舎の会社 ☞ 論理的な説明をすると、ウザがられる
- 都会の会社 ☞ 論理的な説明をしないと意見が通らない
違い④
- 田舎の会社 ☞ 能力が高いと、周囲から足を引っぱられる
- 都会の会社 ☞ 能力が低いと、裁量がどんどん小さくなる
違い⑤
- 田舎の会社 ☞ みんなキャリア形成に関心がない
- 都会の会社 ☞ みんな自分のキャリアを意識して働いてる
違い⑥
- 田舎の会社 ☞ 報連相不足による業務トラブルがつねに発生
- 都会の会社 ☞「報連相ができないのは論外」と見なされる
違い⑦
- 田舎の会社 ☞ より大きい成果を出すため、とにかくたくさん働く
- 都会の会社 ☞ より大きい成果を出すため、業務の仕組みを変える
上記のとおり。
こんなこと言うと怒られそうですが、田舎の会社は「ぬるま湯」です。
仕事における実力とか、実績みたいなものは求められません。
もっと進歩したり、新しい技術を取り入れたり、といった姿勢はなし。
アナログで非効率でも、自分たちの慣れ親しんだ仕事のしかたを変えようとしません。
なにか変化を起こしたり、グングン成長しようとする人がいると、誰かが嫉妬して足を引っぱってくることがあります。
僕もさんざん引っぱられました・・。
いっぽう都会の会社は、実力がすべて
田舎で働いてたときと比べ、目に見える実績を示さないといけない場面が多いです。
勉強してスキルをつけないと、業務をうまくできず、評価されません。
田舎で働いてたときと比べ、出社が憂鬱になることも多いのは、成長しないといけないプレッシャーがあるからですかね・・。
でも、成長したいなら、こういう厳しめの社会にいたほうがいいと実感してます。
ぬるま湯から出て、「能力がある人が評価される環境」で働いたほうがいいです。
ちなみに、いまぬるま湯の職場にいて悩んでる人は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
④ 楽な仕事は人生を辛くし、逆もしかり
世の中には「楽な仕事がしたい」という人がいますが、この考えは危険だと思います。楽な仕事をしてると苦しい未来が待ってるからです。
僕はむかし、田舎の小さな食品工場で働いてました。
仕事内容は、誰でもできる単純作業
- 食品を洗い、機械を使って乾燥させる
- 注文されるたびに、梱包して発送する など
難しくもないので、やってて楽です。
でもこういう楽な仕事をしてるうち、疲弊してきます。
毎日、おなじ動作をロボットみたいに繰り返す。
つまらなすぎて嫌になります。
あるときふと、
「自分はこんな『何のスキルもつかない軽作業』をしながら、歳をとってくんだろうか・・?」
と思い、怖くなって退職しました。
田舎の職場では、キャリアパスとかは用意されてません。
梱包とかデータ入力とか、アナログな作業仕事が多いです。
そういう職場でいくらがんばっても評価されず、給料も上がりません。
いっぽう、都会で働くようになってからは真逆。
僕はいまWEBマーケティング職で働いてますが、とにかく忙しいです。
慣れてない仕事、うまくできるかわからない仕事をガンガン任されます。
ようやく一つの仕事が終わったと思いきや、すぐべつの案件が入ってくる。あぁー!ってなります(^^;)笑
でもその仕事の多くは、スキルや経験がつきます。
きつくてもやるうち、少しずつ成長できます。
はじめは辛かった仕事も、スキルアップとともに楽しくなり、それが自分の人生を豊かにすることにつながってます。
目の前の楽な選択をしていると後で辛くなり、目の前の辛い選択をしていると後で楽になっていくんだと思います。
だとしたら、「辛い選択」ができる都会の会社で働いたほうがいいんじゃないか。僕はそう思います。
※
ヒマで楽な仕事をしている人は、将来が危ういかもしれません。
以下の記事で解説してます。
⑤ 不満よりも不安をとろう
僕が田舎と都会の両方で働いてきたなかで、まとめると以下のとおりです。
- 田舎で働いてたとき ☞ 不満
- 都会で働いてるいま ☞ 不安
田舎の食品工場で働いてたとき、単純作業でずっとモヤモヤしてました。
あまりに不満だったので、実績やスキルアップになりそうな仕事を、自分で無理やり作り出してみたこともあります。
(プログラミングを独学して工場の在庫管理システムを作ったり、商品の受注管理システムを作ったり、など)
でもそういうのをやっても、とくに評価されません。
上からはつねに工場の梱包作業など、誰でもできる仕事ばかり課されて不満でした。
(↑当時やってた梱包作業)
いっぽう都会の会社で働いてるいま、「不満」じゃなく「不安」になることが多いです。
むずかしい仕事をどんどん任されるからです。
でも、不安な仕事には学びがあり、成長の機会があります。
仕事は、この「不満」と「不安」のどちらをとるかなんじゃないかと思います。
もし成長していきたいなら、不満な仕事じゃなく、不安な仕事をやるべきです。
それが自分の社会人としての成長につながり、仕事がもっと面白くなっていくんだと思います。
⑥ 住む場所と仕事で人生の軌道がほぼ決まる
- (1) どこに住むか
- (2) なんの仕事をするか
この2つの選択をミスると、人生がおかしな方向に進んでいってしまいます。
僕の場合、田舎で働いてそれを痛いほど味わいました。
ここにいても成長できない。
スキルもキャリアも身につかない。
尊敬できる人が、1人もいない。
そう不安になり、都会に転職しました。
都会で働くようになって良かったこと
それは「仕事と住む場所を変えたことで、人生の軌道が大きく修正されたこと」です。
自分が成長でき、いろんな経験ができ、尊敬できる人と出会えるチャンスがそこにはあるからです。
もちろん都会にもデメリットはあります。
悪い人もいますし、頭のおかしな人も街をふつうに歩いてます。
ただ、都会にはいろんな機会があります。
その機会を活かし、仕事や人生をもっと面白くしていくかは自分次第。
住む場所と仕事を変えて、人生をガラッと好転させましょう!
※
住む場所を変えることの大切さは、以下の記事でくわしく解説してます。
⑦ 生活費の安さより、人間の幅を広げるほうが大事
田舎に住むメリットのひとつ。
それは「生活費が安い」ということ。
たしかにこれは事実です。
僕も田舎に住んでたとき、家賃は2万円台、生活費は月7~8万円くらいでした。
お金を使いたくなるものが周囲にないので、コンビニとかでムダ遣いしなければ貯金できます。
でも、本当にそれでいいんでしょうか?
お金を使わないというのは、言い方を変えれば「自分の人間性の幅を広げるチャンス」に投資していないということ。
たとえば僕は本が好きですが、都会には大きな書店がたくさんあります。
- いま話題のビジネス本
- お金や投資を学べる本
- 人の伝記やエッセイ
など、自分の知識・教養を深めてくれる本が「これでもか!」ってくらいあります。
もちろん田舎にも図書館とかはあります。
でも都会の書店と比べると、本の数がケタ違いです。
あと、都会には素敵なグルメがたくさんあります。
お洒落なカフェなど、いろんなお店に行ってみるのも、自分の人間のキャパを広げるうえで大切。
こういう経験は、田舎にいるとまずできません。
貯金は増えるけど、そのあいだ人生で味わっておきたい貴重な経験にお金を使うチャンスを失っている。
それって、もったいなくないですか?
経験や知見を増やし、魅力的な人間になるためにも、価値ある物事にお金を使える「都会」にいたほうがいいです。
まとめ:学び成長し続けたいなら都会に住むべき
今回は、「田舎から都会へ転職してわかったこと」というテーマで解説しました。
もちろん田舎と都会のどちらのほうが良い、ということではありません。
田舎で働くことが幸せな人もいると思いますし、それは素晴らしいことだと思います。
ただ、僕が田舎・都会の両方で働いてきたなかで思うのは、「成長したいなら都会に住んだほうがいい」ということ。
もしあなたがいま田舎で働いていて、このままでいいのかと悩んでいるなら、転職するのを考えてみましょう。
いまの仕事を辞めたい人へ
転職するなら、転職エージェントに登録するのが必須です。
転職活動でいちばん辛いのは「孤独」です。たったひとりで何十社も応募し、何度も落とされるうち、自分は世の中に必要とされてないんじゃないかと感じて落ち込むことがよくあります。
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