- 派遣から正社員就職を目指している人
- 派遣は職歴にならないのかと不安な人
この記事を書いている僕は、派遣歴7年から30代で初の正社員就職に成功。
いまは札幌の成長企業で、WEBマーケターとして働いています。
派遣社員として働いている人のなかには、「派遣は職歴にならないんだろうか・・?」と不安な人も多いでしょう。
僕もかつて、同じ悩みをもっていました。
今回はそんな実体験をもとに、「派遣社員は職歴にならないのか?」というテーマで解説します。
いまの悩みが晴れるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
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派遣社員は職歴にならないのか?
① 職歴にはなるけれど・・
結論、派遣は職歴にはなります。
雇用形態がなんであれ、働いた経験であることに変わりはなく、履歴書の職歴欄にも書けるからです。
ですが、「企業が魅力を感じる職歴か」というと話は別。
企業は派遣社員として働いていた人を、あまり雇いたいとは考えません。
というのも、企業はそれなりに高いスキル・責任を求められる仕事をしてきた人を雇いたいと考えるからです。
そうした仕事は、「正社員」として働かないとまずできません。
逆に派遣社員は、正社員のようにスキルや責任を求められる仕事というより、むしろ「難易度の低い仕事」をすることが多いです。
たとえば・・
- データ入力作業
- 工場の梱包作業
- ホテルの受付業務
など。
僕はむかし温泉旅館の派遣で、皿洗い・布団敷きの仕事をしていました。入社して1週間もたてば、誰でもできるようになる簡単な仕事です。
派遣はこうした単純作業の仕事が多く、スキルがあまり身につきません。
「派遣で働いていたということは、あまりスキルのない人なんじゃないだろうか?」と企業に疑われ、採用してもらいにくくなるというわけです。
ちなみに僕は7年間派遣をしてましたが、派遣にはデメリットしかないと考えています。くわしくは以下の記事で解説しています。
② 履歴書には素直に派遣歴を書くしかない
- 派遣の職歴を履歴書に書きたくない
- なんとかして、経歴をごまかしたい
そう考える人もいるかもしれません。
ですが派遣の職歴は、履歴書や職務経歴書に書かないといけません。
「派遣先で数カ月しか働いていないから」と、短期間の職歴を書かずにいると、あとで経歴詐称として問題になる恐れもあります。
もちろん書きたくない気持ちはよくわかります。
ですが素直に書くしかありません。
それでも希望はある
① 派遣での職務経験もアピールになる可能性がある
「派遣の職歴じゃ応募先の企業にアピールできない」と落ち込んでいる方、ちょっと待ってください。
たしかに派遣は「魅力的な職歴」にはなりにくいです。ただ、派遣の職務経験がアピールになる可能性はあります。
僕が派遣でホテルや旅館で働いていたとき、そこは外国人観光客がよく来る場所でした。
英語が好きだったので、接客のときに英語を使って業務をしていました。
就活をするとき、履歴書や職務経歴書に
「英語使用歴○年 日常会話可能」
と書き、応募。
何社かの企業に「英語喋れるんですか?」と興味を持たれたことがあります。
派遣で働いていたとしても、そのときの業務経験が就活で評価されることもある、と学んだ瞬間でした。
あなたもぜひ、これまで派遣でやってきた仕事のなかで、企業にアピールできそうな仕事内容を思い出してみてください。
- 英語を喋って接客したことがある
- エクセルで関数を組んだことがある
- ワードで資料のテンプレを作ったことがある
など。
少しでもアピールになりそうな実務経験を見つけ、それを応募書類に書いてアピールしましょう。
② あなたの強みにまつわるストーリーを書こう
あなたにも、これまで派遣の仕事で活かしてきた「強み」「特技」があるはずです。
もし書類選考に通過したら、面接で、「自分の強みを使って過去にどんな仕事をしたか」をアピールしましょう。
ここでのポイントは、「具体的なストーリーとして詳細にアピールすること」です。話にオリジナリティが生まれ、面接官の感心を得やすくなるからです。
わかりやすいよう、僕が派遣をやっていたときの出来事を例にあげます。
むかしとあるリゾートホテルで派遣のアクティビティスタッフとして接客をしていました。そのホテルには、冬に外国人客がたくさん来ていました。
あるとき館内のスポーツ施設で、オーストラリア人の11歳の男の子が、ボルダリングから落ち、肘を怪我してしまいました。
現場でその男の子のご両親と、救急隊員との英語通訳を任され、その日の夜に病院まで引率し、現地の医者と通訳しました。
結果、突然のトラブルに対応でき、そのご両親に感謝されることになりました。
へんな自慢話のように聞こえたらすみません・・。
わかりやすい例をあげるために、自分の過去の経験をくわしくご紹介しました。
ようは何が言いたいかというと、こういう「自分の強みをもとにした独自のストーリーは、面接で話すと高評価されやすい」ということです。
自分の得意なことを活かし、具体的にどんな仕事をしたのか。そのときどんな状況で、どんな人が周囲にいて、当時の自分はどのように考えて、どんな行動をしたのか。そして、その結果どうなったのか。
そうしたことを自分の言葉で具体的に語ると、話にリアリティと説得力がでます。
面接官としては、
「ほお、この人はこういう仕事をしたことがあるのか」
と鮮明にイメージでき、あなたに関心をもちます。
- あなたの強みや特技を見つける
- その強みや特技を使い、派遣でどのような仕事をしたことがあるかを具体的なストーリーとして面接で詳細に語る
この2つができれば、企業が魅力を感じるアピールができ、内定をとれる確率が上がります!
③ 面接に進めば希望が見えてくる
派遣の職歴は、たしかに評価されにくいです。書類選考で何度も落とされるのは避けられません。
ですが書類選考を通過し、面接に進めればチャンスです。
書類が通過したということは、「書類の内容は問題ない」と思われているということ。あとは面接で、応募者のあなたがどういう人なのかを知りたい、と企業は考えています。
つまり、あなたの人柄やコミュニケーション力の高さを知りたい、と考えているんです。
そうなれば、過去に派遣だったことはもう関係ありません。面接は、あなたの人間性とコミュニケーション能力の高さをアピールする場。
派遣をやっていたことに後ろめたさを感じる必要はありません。
面接では、思いきってぶつかっていきましょう!
ちなみに転職面接で受かるサインについては、以下の記事が参考になります。
面接でコミュニケーション能力の高さをアピールするには、PREP法を使うと効果的です。くわしくは以下の記事を読んでみてください。
まとめ:派遣社員の職歴に負い目を感じなくていい
今回は、「派遣社員は職歴にならないのか?」というテーマで解説しました。
もちろん派遣をやっていたという事実は、応募先の企業からすれば「魅力的な職歴」として見なされにくいです。
ですが希望はあります。
大切なのは、あなたが自分の強みをもとに、過去にどんな仕事をしたのかを具体的なストーリーとして詳細に語ること。
そして面接に進んだら、派遣の職歴に負い目をもたず、面接官にあなたの人柄やコミュニケーション能力をアピールすること。
これらができれば、正社員内定を勝ちとれる可能性がグッと高まるはずです。
ぜひ今回ご紹介したことを参考に、あなたの就職を成功させてください。
応援しています!
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