こんにちは、Kitaです。
筆者はこんな人
- 30代男 節約家
- 独身サラリーマン
- 転職経験 2回あり
- 貯金がないけど退職したい人
- いまの仕事が嫌で辞めたい人
貯金がないのに退職するのは実際大丈夫なんでしょうか?
いまの仕事をすぐにでも辞めたくてしょうがない。でも辞めたとたん収入がなくなり、その後の生活に悪影響を及ぼすかもしれません。
結論、貯金がないまま退職するのは原則NGです!
じゃないと99.9%の確率で後悔することになります。
今回は、貯金がないのに退職してはいけない理由と、退職の前にやるべきことについて解説します。
読み終わるころには、これからやるべきことについて詳しく知ることができます。
では、さっそく行ってみましょう!
貯金なし、転職先も決まってないのに退職してはいけない理由3つ
もしあなたがいま貯金もなく、しかも転職先も決まってないのに退職しようとしているなら、絶対やめるべきです。
冗談抜きで恐ろしい目に遭います。
理由について以下で解説しますね。
① 収入が途絶え、不安で夜も眠れない日々になる
貯金がなく仕事も失うと、人間誰しも不安になり、冷静さを保っていられなくなります。
「お金がない!」という恐怖に苛まれ、怖くて夜も眠れない状態になります。
人が精神的に安定して過ごせるのはお金があってこそ。無一文になったりしたらもう悲惨です。
② 焦って望まない仕事に就いてしまう恐れがある
貯金も収入もない状態だと、つぎの仕事を探すときに冷静に判断できなくなります。
「一刻も早くこの不安な状態から抜け出したい」という気持ちが先行し、
- やりたくもない仕事
- 労働条件の悪い仕事
に就いてしまう可能性があります。
もちろん仕事に就けたときはホッとするかもしれません。でも働き始めて数カ月と経たないうちに、かならず後悔することになります。
「なんでこんな仕事始めてしまったんだ・・」となり、また転職したくなる恐れも。
そうなると短期離職になり、つぎの転職が難しくなりますよね。
焦りで転職して後悔しないためにも、貯金がなく、転職先も決まってないまま辞めるのは避けましょう。
③ 最悪の場合、東京難民の主人公のようになる
あなたは「東京難民」という映画を観たことがありますか?
主人公の若者がお金がないせいで貧困に陥り、ホームレスやネカフェ難民を経験し、「社会の底辺」と呼ばれる世界で劣悪な労働をする物語です。
僕もこの映画を観ましたが、「貯金も収入もない人がどういう目に遭うのか」をリアルに描いていると感じ、正直かなりゾッとしました。
もしあなたが貯金もなく、つぎの仕事も決まってない状態で退職しようとしてるなら、先にこの映画を観たほうがいいです。
ちなみに僕はU-NEXTという動画配信サービスで観ました。
U-NEXTなら、はじめの31日間は無料で好きな映画が見放題です。
【危険】貯金がないのに退職はNG!退職の前にやるべきこと5つ
① つぎの転職先を決めておく【最重要】
貯金がない状態で退職するなら、せめて次の転職先を決めておきましょう。
退職してすぐまた入社できるなら、収入が途絶えることなく生活が保てます。不安にもなりません。
じっさい現職で働きながらの転職活動はかなり大変です。多くの社会人は平日は働いているでしょうし、面接に行くとすれば休日くらいなもの。
かくいう僕も、かつて前職で働きながらスキマ時間で転職活動していた経験があります。ほんとにまとまった時間がとれず苦労しました・・。
それでも、やる以外に方法はありません。
いまの会社で働きつつ、地道に転職活動し、つぎの仕事を決める。
退職はそのあとです。
② 貯金を少なくとも50万円は貯める
いちばん大切なのは、いつなにが起きても、自分が生活に困らないだけの貯金があること。
あなたが今の仕事をすぐにでも辞めたい気持ちはわかります。
でももしできるなら、あえてそこで踏みとどまり、現職でひきつづき働いてお金を貯めることを検討してほしいです。
仕事は辛いかもしれませんが、毎月給料がもらえるのはありがたいこと。もらった給料は無駄遣いせず、確実に貯金しましょう。
少なくとも、50万円は貯めておきたいところ。
もちろん50万円貯まるまで、数カ月以上かかるかもしれません。
でも「仕事を辞めたい」という気持ちを落ち着け、あえてじっくり腰を据えて働くのが賢明じゃないでしょうか?
③ 失業保険をもらえるか確認しておく
仕事を辞めたいと考え始めたなら、現職で働きつつ、「辞めた場合、失業保険がもらえるか」を前もって確認しておきましょう。
最寄りのハローワークに問い合わせれば教えてもらえます。
ちなみに失業保険は現職で働いた期間や、自己都合の退職か会社都合かなど、いろんな場合によってもらえる条件が変わってきます。
自分自身の状況をもとに、
- 毎月いくら貰えそうか
- 支給はいつからになるか
- 支給期間はどれくらいか
- 手続きに必要なものは何か
など、こと細かにすべて尋ねて把握しておきましょう。
失業保険の確認は、現職で働きながらでもできます。なるはやでやっておくに越したことはありません。
④ 最悪、実家など転がり込める場所を確保する
もしご両親との関係が悪いとかじゃなければ、最悪の場合、実家に助けてもらえるようあらかじめ話を通しておきましょう。
もちろん大人になってまで実家に助けてもらうなんて、プライドが許さないと思います。
でも実際、お金も収入もないと、人間どうしても最後は親に頼るしかなくなるもの。
もちろん実家に逃げるのは最終手段。
なるべくいまの状況を自分で乗り切れるよう、働いて貯金を貯めるのと転職先を決めるのが先決です。
⑤ よく考えた上での退職なのか冷静に自問する
「貯金がないのに退職する」
↑あなたはこういう考えなのかもしれませんが、客観的に見ると、あまり冷静に考えて出した結論には見えません。
貯金がないまま仕事を辞めるのは、あまりにも非現実的で無謀です。
いま一度、自分自身に以下のように問いかけてみてください。
「俺 (あたし) は本当に冷静によく考えたうえで、退職しようとしているのか?」
もし会社にたいする怒りや不満などで「もう退職してやる!」となっているなら、それは危険です。
ここは一度踏みとどまって、いま自分のいる状況を客観的に眺めてみてください。
- いま辞めたら、その後どうなる?
- 貯金なしで辞めるのはマズいぞ
- 退職後の目途はついてるの?
と、感情的になって冷静さを失っている自分に、他人目線でアドバイスしてみましょう。
何はともあれ、まず落ち着くことが大切。落ち着いていれば取り返しのつかない事態だけは避けられます。
貯金がなくても退職していいケース
ここまで「貯金がないのに退職するのはNG」というお話をしてきました。
ただ、場合によっては貯金がなくても退職したほうがいいケースもあります。
どんなケースか、以下で解説しますね。
① すでに転職先が決まっている場合
つぎの転職先が決まっているなら収入が途絶えないので、貯金なしで退職しても問題ありません。
(もちろん、現職を辞めてから次の会社で働き始めるまで、生活費があることが前提ですが)
ただ万が一、入社しようとしていた会社が、とつぜん何らかの事情で内定取り消しになる可能性もゼロじゃありません。
かくいう僕も昔、同じことがありました。
ある会社から内定を得て入社しようとしていたところ、新型コロナが原因で取り消しに。
「転職先が決まっていれば万事OK」と考えるのはちょっと危険。
もしもの出来事に備え、貯金があるに越したことはないですね。
② 現職が、異常なブラック企業である場合
もしあなたがブラック企業で働いているなら、悪いことは言わないのですぐに辞めましょう。
貯金がないなら、ひとまず実家に転がり込み、お金を援助してもらえるよう両親に頭を下げましょう。
とにかくブラック企業にいてはいけません。
僕も過去に1年間、ブラックな職場にいたのでよくわかります。
毎日休みなく長時間はたらく日々で、最長で朝7時~夜11時までぶっとおし労働。
うつ状態になった同僚がドクターストップで出勤停止になったこともあります。
貯金がないのもNGですが、ブラック企業にいるのはもっとNG。
すぐにでも辞め、恥を覚悟のうえで実家に助けてもらいましょう。
③ どうしようもないほど精神を病んでいる場合
現職がブラック企業にしろそうじゃないにしろ、あなたが今の仕事で心を病んでいる状態なら、かなり危険です。
貯金あるなしに関わらず、とにかく辞めるのが先です。
いちばん守るべきは、お金や仕事より、あなた自身の心の健康。
どんな方法でもいいので、とにかく仕事を辞めたあとの逃げ場を確保し、すぐに現職を辞めるようにしてください。
離職期間ができてしまいますが、「健康のためなら仕方ない」と割り切りましょう。
辞めてからしばらくは、休んで心の静養をしたほうがいいかもしれません。
まとめ
今回は、「貯金がないのに退職はダメ絶対!退職の前にやるべきこと5つ」というテーマで解説しました。
基本的にどんなときでも貯金は必要です。貯金はあなたの生活の基盤であり、あなたの精神状態を安定させてくれる薬のようなもの。
ましてや「仕事を辞める」という大きなイベントでなら、なおさら。
一時の感情や勢いで退職するんじゃなく、あくまで冷静に考え、しかるべきステップを踏んだうえで退職するようにしましょう。
また、貯金のモチベーションが上がる映画を以下の記事で紹介してます。
よかったら参考にしてみください。
以下の記事では、お金が全然貯まらない人の口癖について紹介しています。