「ちょっと今から仕事やめてくる」という映画を観た。
「貯金しないとやばい」と痛感させられた。
- 日ごろ貯金をがんばっている人
- 会社を辞めたいと考えている人
- ブラック企業の映画を観たい人
新卒でブラック企業に勤める若者の物語。
理不尽な社訓のもと、悪魔のような上司に怒鳴られながら、奴隷のように働かせられる日々。
僕は普段から貯金しているが、この映画を観て、「貯金はこれからも続けなきゃだめだ」と感じた。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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「ちょっと今から仕事やめてくる」という映画を観ると貯金せずにはいられない
① お金の映画ではない。けど・・
この映画は、「人生には辛いことがあるけど、希望を見つけて前向きに生きていこう」という趣旨だ。
もちろんこの考えには共感する。
生きていれば誰もがつらい目にあう。
厳しい現実と向き合い、ちいさな希望を見出し、足を引きずってでも明るい方向へ歩いていこうとするのは大切。
けれどこの映画には、いちばん大事な部分が描かれていない印象を受けた。
それは、お金の問題だ。
人生でつらいとき、自分の生活を守ってくれるものはお金だ。
親友とか、家族とかもそうかもしれない。けれど彼らとて常に自分のそばにいられるわけじゃない。
いつでも自分の生活を物理的に守ってくれるもの。それはやはりお金じゃないだろうか。
主人公はブラック企業で上司に虐げられ、精神的に追い詰められる毎日を過ごしている。
そんなにつらい会社なのに、なぜ辞めないのか?
それはシンプルに、お金がないからだ。
お金がないと、ブラック企業すら辞められない
基本的に会社を辞めるのは、転職先を決めてからのほうがいい。
もし転職先が決まらないまま辞めると収入が途切れて生活不安に襲われる。履歴書にも無職期間が残り、今後のキャリアに不利にもなる。
けれどブラック企業のように、客観的に見ても明らかに劣悪な労働環境にいるなら、いますぐ辞めるべきだ。
そうしないと自分の心を病み、取り返しのつかないことになる。
しかしここで問題がある。
それは、「お金がないとブラック企業すら辞めることができない」ということ。
主人公の若者は、会社の仕事がどうしようもなく辛くても、毎日出社していた。
それは単純に、彼にお金がないから。
どれだけ仕事が辛くても、どれだけ仕事で心身ボロボロになっても、辞めたとたん生活が立ち行かなくなる。
結果、「給料」という唯一の収入を頼りに、会社にしがみつかないと生きていけない。
恐ろしいことじゃないだろうか?
② 本当にゼロからやり直せるのか?
映画の終盤、主人公が以下のように言うシーンがある。
生きていれば辛いことがある。
だけど、どこかに必ず希望はある。
希望がなければ探せばいい。見つからなければ作ればいい。
そしてもし、その希望さえ失ってしまったら、また最初からやり直せばいい。
(引用元:映画【ちょっと今から仕事やめてくる】)
一見あたたかく、希望を感じさせてくれるメッセージだ。
けれどこの考えは現実世界で、いつでも成り立つだろうか?
いつでもやり直せるのは若いころだけ
この映画の主人公は新卒の社会人。年齢でいうと20代前半だ。
彼のように若い人なら、どんなに失敗しても、またやり直せる。
若くてまだ先がある人には、上記の名言はあてはまるだろう。
けれど、どんな年齢の人にも当てはまるかというと、そうではない。
歳をとれば人生のやり直しがしにくなる
たとえば50代会社員がいちど会社をやめると、よほどのキャリアじゃないかぎり再就職は難しい。
これは年齢的な理由が一番にある。
歳をとればとるほど生きるのが難しくなるのが現実。
その現実のなかで、毎回ゼロからやり直すことは本当にできるだろうか。
もちろん可能性はあるかもしれないが、若いよりチャンスが少なくなるのは事実。
主人公のメッセージは鵜呑みにしないほうがいいのではないか。
③ 地獄の会社をやめられない原因
理不尽な会社をやめることができない最大の原因。
それはまぎれもなく「お金」だ。
なぜブラック企業を辞められないのか
→ お金がないから
なぜ悪魔のような上司から離れられないのか
→ お金がないから
なぜ終電まで会社に残ってサービス残業し、自分の貴重な「人生の時間」をドブに捨てる毎日を過ごしているのか。
→ お金がないから
すべての根本的な原因は、お金にある。
逆にお金が十分あれば、つらくてしょうがない仕事をやめることができる。
もし貯金が100万円あれば、誰でも3カ月は収入なしでも暮らせるし、そのあいだに新しい仕事を探すこともできる。
200万円あれば、半年、倹約な人なら1年は無収入でも生活できる。
僕もむかしブラック企業で働いていたが、やめる決断ができた。
理由は、あるていどの貯金があったからこそ。もし貯金がなかったら、あいかわらず極端な長時間労動の日々だっただろうと思う。
理不尽な会社をやめられない一番の原因は、お金がないこと。
お金がすべての問題の原因なのだ。
この映画から学べる大事なこと
① 精神論より、具体的な対策
この映画で語られているメッセージは、たしかに元気を与えてくれる。
人生なんて、生きてさえいれば案外なんとでもなる。
(引用元:映画【ちょっと今から仕事やめてくる】)
たしかにその通りだ。
でも、じゃあそのために具体的に何をすればいいのか。
人生でつらい状況に出くわしたとき、なにをすれば状況を良くできるのか。
それについてくわしく説明しているシーンは見当たらなかった。
いくら聞こえのいい言葉で勇気づけられても、実際に行動しないと人生はいっこうに良くならない。
「貯金」という対策が必要
どんな出来事があっても対処できるよう、つねに貯金しておいたほうがいい。
当面の生活に困らないだけの蓄えがあれば、ブラック企業もすぐに辞められる。
自分を追い詰めてくる心ない上司から、離れることができる。
何があっても自分の生活を守れるよう、日ごろから貯めておくことが大切じゃないだろうか。
② 理由はなくていいから貯金しよう
「そんなにお金貯めてどうするの?」
と疑問に思う人もいるかもしれない。
さしでがましく答えるなら、「理由なんてなくてもいい。とにかく貯金しよう」ということ。
人生では、いつ何が起きるかわからない。
- いつ勤務先の会社の経営が傾くかわからない
- いつ親の介護が始まるかわからない
- いつ多額の出費が出るかわからない
この映画の主人公のように、間違ってブラック企業に入社してしまうかもしれない。
予期せぬ事態がおきたとき、僕たちの生活を守ってくれるのは貯金だ。
なにがあっても、お金さえあれば基本的にどうにでもなる。
だからこそ声を大にして申し上げたい。
貯金しよう。
貯金したくなる、ほかの映画
この映画からは貯金の大切さを学べます。
ただ、貯金の大切さがわかる映画はほかにもあります。
以下の記事では思わず貯金したくなる映画を厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
「ちょっと今から仕事やめてくる」は、現代のサラリーマンの人たちに観てほしい映画だと感じました。
- 理不尽な労働環境に苦しまないためには、どうすればいいか?
- お金で苦労しないために、何をすればいいか?
こうした疑問を感じている方は、きっとこの映画から答えを見つけられると思います。
本作はU-NEXTで観ましたが、U-NEXTでは時期によって作品の配信が終了していることもあるので、ご了承願います。
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