
いまの会社の仕事が合わない。
さっさと辞めたいけど、すぐ辞めていいのか不安。かといって、いまの会社に居続けるのも辛い。
どうすればいいのかな・・?
こういった悩みを解決します。
筆者はこんな人
- 30代 サラリーマン
- 合わない会社でガチ悩み
- その会社は1年で辞めました
会社が自分に合わないと、ほんと辛いですよね。
仕事内容がつまらない。
苦手でやりがいがない。
など、動機はいろいろ。
でも、かといってさっさと辞めてちゃっていいんでしょうか?
実際、辞めるより先にやったほうがいいことがあります。
今回は僕の実体験をもとに、「合わない会社をさっさと辞めるのは危険?現実的な5ステップ」を解説します。



いまの会社を辞める前にやるべきことがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
合わない会社でずっと働くとどうなる?
① ミスばかり&評価下がる


自分に合わない仕事をしてると、ミスが多くて評価が下がりやすいです。
僕はむかし農業法人で働いてたんですが、仕事がマジでできなかったです。
トラックの運転中、注意散漫でほかの車両にぶつかったり、事故りそうになったり・・。



運転がド下手すぎて、社長に「減給させてくれ」と言われました(^^;)
ほかの同僚たちは問題なくやってるのに、自分だけミスばかり。素質に合わない仕事だと、ほんと上手くいかないですよね。
② つまらなすぎて苦痛


下記のことを言う人に、あなたも会ったことがありませんか?
「仕事はつまらないのが当たり前だ。給料もらうためなら、我慢してやれ!」
いわゆる「昭和のおじさん」とかがよく言うやつですね。
でもこの考え、ちょっと違うと思います。
人って「仕事」に人生の1/3の時間を費やします。苦痛に耐えるには、あまりにも長すぎじゃないですか?



もちろん、最高に楽しい仕事である必要はないでしょう。
でも「つまらない仕事」を我慢してやり続ける人生って、さすがに不幸かと。
ちなみに「仕事が死ぬほどつまらん・・」と悩んでいる方は、以下の記事がおすすめです。
③ 自由時間・お金を失う


これは、「仕事の不満を解消するために自分のプライベートの時間やお金を使ってしまう」ということ。
たとえば以下のとおり
- 仕事の不満をグチるために、友人と電話でしゃべる → そのぶん時間を失う
- 仕事のウサ晴らしのために、お酒・たばこを買う → そのぶんお金を失う
僕も合わない仕事をしてて不満だったとき、家に帰った夜、よく家族に電話でグチってました。
もちろんグチればスッキリします。
でも、そのグチを毎回のように話すことで、自分の貴重な自由時間を失ってました、、



「お金」「時間」という大切なものが、合わない仕事のストレス解消のために溶けていく。
嫌ですよね、、
④ 休日を楽しめなくなる


せっかくの休日、好きなことして楽しみたいですよね。たとえば下記のように。
- 大好きな趣味にうちこむ
- 家族で、旅行をしに行く
- 彼女と、街でデートする
でも合わない会社だと、いつも悩んで憂鬱。休日もふと仕事のことを考えちゃって、テンション下がります。
日曜日に彼女と街でデートしてる。
そのあいだも「いやな仕事」のことが頭から離れず、デートを心から楽しめない。
みたいなかんじに、、



合わない仕事は、休日の楽しみすら奪ってしまいます。
土日をもっと楽に過ごしたい方は、以下の記事を読んでみてください。
⑤ 望まないキャリアが作られる


むかし農業にいたとき。
このままずっと畑で働いてたら、農家の経歴がどんどん積み重なってくな。
これ、ほんとに自分が望んだ経歴なのか・・?
とモヤってました。
スコップで土を掘る。
トラックを運転する。
穫れた野菜を梱包する。
↑こういうのはもちろん、世の中に必要な仕事。
でも自分がずっとやりたい仕事じゃないし、農業のキャリアを伸ばしたいわけでもない。
悩んだすえ、1年で転職しました。



合わない会社で、合わない仕事を続けてると、不要な経歴がどんどん身についちゃいます。
【注意!】合わない会社をさっさと辞めるのは危険
望まない環境で、やりたくない仕事を続けたらどうなるか。上記で解説しました。
じゃあ、自分に合わない会社はできるだけ早く辞めたほうがいいのか?
結論はNOです。



「えーなんでだよ」って思われるかもですが、、
現実的な問題があるので。以下でみていきましょう。
① すぐ辞めると短期離職の経歴が残る


経歴って一生消えません。
自分の履歴書に、
株式会社○○ 3カ月で退職
なんてつくと、今後雇ってくれる会社がグンと減っちゃいます。
自営業とか経営者みたいに、自分で稼いで生きてける人なら別。でも僕を含め、たいていの人って「会社の給料」で生活費を稼ぎますよね。



雇われにくくならないよう、短期離職の経歴はつけないのがベターかと。
とくに「1年未満で退職」は短期離職と見なされやすいので、要注意です。
ちなみに「短期離職してると人生終わりなの?」と不安な人もいるかもですが、人生終わりはさすがに言い過ぎかと。くわしくは以下の記事にて。
② 辞めグセがついちゃう


僕は20代のとき派遣をやってまして、コロコロ職を変えてました。
「この仕事は自分に合わないな」と思って、契約期間中に辞めたこともあります。
でもいま思えば、あれはダメだったなと反省してます。我慢したり、向き合う姿勢がなく、完全な「辞めグセ」がついてましたね・・。



合わないからとすぐ辞めてると、短期離職の経歴が増えて、あとで就職できなくなるかもです。
ちなみに、仕事が嫌になってすぐ辞めるのは、メンタルの弱さも原因かもしれません。くわしくは以下の記事にて。
③ 最低1年は続けるべき


いまの会社が合わなくても、せめて1年続けるのをおすすめします。
理由は以下のとおり
- (1) 現職で、まだ学べることがあるかもしれないから
- (2) 1年以上なら、「短期離職」と思われにくいから
まず(1)について。
合わない仕事でも学べることはあるはず。たとえば以下ですね。
- 承認されやすい企画書の作り方
- 同僚と仲良くなるための会話術
- 有利な契約をとる交渉のしかた
こういうのって、実務でこそ身につくもの。ほかの会社でも使える「汎用的なスキル」です。
「いまの会社が自分に合わないから」とすぐ辞めると、ほかに学べるはずの物事を学ぶチャンスを失ってしまいます。



せめて1年は働いて、いろいろ学んで自己成長につなげましょう。
そして(2)について。
「1年未満で退職」と聞くと、世間ではどうしても「短期離職」というイメージをもたれやすいです。
もちろん1年も短いですが、それでも「未満」という言葉がつかないだけマシです。
区切りもいいので、つらくても最低1年はいたほうがいいかと。



僕も前職の農業は向いてなかったですが、きっかり1年いました。
いまの会社の仕事が合わない悩みを解消する5ステップ
STEP① 何が合わないか明確にする


いまの仕事のなにが合わないか、言語化できてるでしょうか?
漠然と「合わないなー」と思うけど、具体的にパッと出てこない。そうならないよう明確にしておきましょう。
参考までに、僕が前職の農業に合わなかったのは、具体的に以下のとおり。
- 肉体労働がきつくて向いてない
- トラックなどの機械運転が苦手
- 休みなく長時間働くのしんどい
こんなかんじに、あなたが現職の何に不満かハッキリさせてみるんです。自分の価値観を知る手がかりになるし、今後の仕事選びに役立つので。



ちなみに、いつでも読み返して思い出せるよう、自前のノートとかエクセルに書き残しておくといいですよ。
STEP② プロに相談する


いまの会社に合わない。じゃあどういう会社なら合ってるのか?
これ、ひとりで考えても答えってなかなか出ないもの。プロに相談するといいですよ。
具体的には、転職エージェントにキャリア相談しましょう。
ここで下記の疑問があると思います。
え、転職エージェントって転職サービスでしょ?
「転職したい人」が使うものじゃないの?俺 (私)、いますぐ転職するかまでは決めてないんだけど・・。
心配ありません。
まだ転職するつもりがなくても使えますよ。
というのも、転職エージェントはキャリア相談だけも対応してくれるので。
- いまの仕事が合わなくて悩んでる
- どんな仕事なら自分に合ってるか
↑こういうのを、何十人も転職支援してきたプロの担当者に相談すれば、アドバイスをもらえます。
僕も農業が合わなすぎてリクルートエージェントの担当者に相談しました。
「まだ入社されて1年未満なので、現職で何かまだできることはないか、探してみてはどうでしょう?」
と言われました。



リクルートエージェントは業界最大手で、実績ある担当者で安心でした。
とりあえず登録だけならこちらからできます。
※
「そもそも転職エージェントって何?」という方は、以下の記事を読めばわかります。
STEP③ 現職で好き・得意を見つける


あなたに、ちょっと考えていただきたいことがあります。
いまの合わない仕事をやってるときでも、
- 「これやってるとき楽しいな」
- 「この業務はけっこう得意だ」
↑と思うときってありませんか?



これをなるべく多く見つけてください。
将来、あなたに合う仕事を見つけるヒントになります。
僕が農業の会社にいたとき。
肉労とか、トラックの運転はまるで向いてなかったですが、その会社のインスタで広報もやっていて、それが唯一楽しかったです。
野菜の生育過程をスマホで撮って、文章を書いて投稿。その作業がめっちゃ好きで夢中でした。
自分はネットの文章や写真で、情報発信するのが好きなんだな。
そう気づいたおかげで、情報発信に関わる仕事を探して、あとでWEBマーケティングの仕事に転職できました。
いまの仕事が合わなくても、その仕事のなかで得意なこと、やりがいを感じることを見つけてください。
たとえば、ノルマに追われる営業の仕事はしんどくて合わないけど、
- 「見やすい営業資料を作るのは得意だ」
- 「取引先の悩みを聴くのは、好きだ」
- 「顧客に笑顔で感謝されるのが幸せ」
みたいに、自分の好き・得意が部分的にあったりするもの。その気づきをかき集めるんです。



集めたら、ノートやエクセルにリスト化しておくといいですよ。
そのリストを、今後の仕事選びに役立てましょう!
STEP④ 積極的にほかの業務に挑戦


いまの会社で、もっといろいろ挑戦できないか探してみましょう。
いろんな業務経験を積むと、あとで転職活動するときアピールになります。
- 備品の在庫管理
- 部署内のシフト管理
- エクセル業務の効率化
上記のように。
現場で誰も手を付けてないこと、ずっと放置されてる業務を見つけて、上司に「この業務やっていいですか?」と相談してみましょう。
なにより、「自分から主体的にいろんな仕事にチャレンジした」というのは、どこの企業でも高く評価されます。主体性アピールにもなるんですよね。



いまの会社でも、やれることはまだあるはず!
STEP⑤ 1年働いて合わないなら転職


上記、STEP①~④をすべてやって1年働いた。
それでもやっぱりこの仕事は合わないな、と感じるなら、いさぎよく転職しましょう。
1年も働けば大体のことって見えてきます。合わないとわかった仕事を何年もやるのは、時間のムダです。



1年で身につけたスキルと経験、学びをもって、転職先を探しましょう。
まとめ


今回は以上です。
仕事が合わないと感じたら、それ以降働くのは辛いですよね。でも、数カ月とかで辞めると短期離職になっちゃいます。
せめて1年は働くなか、やりがいを感じる仕事を見つけて、いろんな業務経験を積んで将来の転職に活かしましょう。



あと、自分にはどんな仕事が合ってるのか、転職エージェントにキャリア相談するのも手。
最大手のリクルートエージェントなら安心して使えます。