- 真面目な会社員の人
- 仕事がうまくいかず悩んでる人
「いつも一生けんめい働いてる。
誠実だし、まわりからも好かれてる。
でも仕事ができてる感じがしない・・」
↑こう悩んでる方も多いんじゃないでしょうか?
かくいう筆者の僕も、むかし同じことで悩んでました。
そんな実体験をもとに、「真面目すぎる人は仕事ができない?理由と対処法」というテーマで解説します。

いまの悩みが晴れるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
真面目すぎる人は仕事ができない?5つの決定的理由と対処法
① 深刻になって引かれるから


会社の仕事で大切なのは、まわりの人たちと良好な人間関係をもつことです。
良好なほうがお互い連携しやすいし、業務がスムーズに進みますよね。
でも真面目な人って、たまに周囲から引かれることをやっちゃいます。
たとえば仕事でミスしたとき。
繊細なので「あぁやらかした・・」とズーンと沈みがち。
その姿をそばで見てる人たちは、
「うわ、この人めっちゃ落ち込んでる・・。なんて声をかけてあげればいいんだろ・・」
ってなりますよね。
距離を置かれて、その後彼らと一緒に働くのがやりにくくなります。
もちろん真面目な人は誠実なので、人間として信頼されるし好かれやすいです。
でもミスして落ち込んだときとか、場合によっては周囲にドン引きされて、お互い連携しての業務に支障をきたす。



これが「真面目すぎる人は仕事ができない」って言われる1つの原因かと。
②「抜く」ができないから


社会で評価される人って、意外と「適当な人」だったりしませんか?
たとえば僕がいまいる会社ですが、
店舗の統括店長が、めっちゃ無責任で適当な人です。
めんどくさいことは他部署や部下にやらせて、自分はいつもラクしてます。



でもその人、店舗部門のトップなんですよね、、
僕とおなじ部署の人たちは、上司が席を外してるとき
- PCでネットサーフィン
- 仕事と関係ない世間話
↑をしてます。
「この人たち、そのうち人事評価が下がるんじゃないか・・?」
と思いきや、本人たちは上司に好かれてるし、ランクも上がったりしてちゃんと評価されてます。
めんどくさいことは人に任せたり、サボったりして、適度にガス抜き。
そうするほうが結果的に仕事が上手くいって、評価につながるのかもしれません。
いっぽう真面目な人は抜けません。
「サボるのはいけない」みたいに、黙々と働きます。
仕事が終わらず不安なときは、昼休み中も、なんなら休日も働きます。



そうやって自分を追い込んで、さいごはパンク。
思い当たる人も多いんじゃないでしょうか?
ちなみに真面目な人がもっと楽に働くための思考術を、以下の記事で紹介してます。
よかったら参考にしてみてください。
③ 仕事を一人で抱え込むから


僕もなんですけど、真面目な人ってほんと仕事を人に任せるの苦手なんですよね。
「この仕事頼んだら、相手にウザがられるんじゃないかな・・」
↑こう不安なので、ぜんぶ自分でやりがち。
そうこうしてるうち、
ほかの案件がドカドカ入ってきて、一人で7つ・8つと仕事を抱えちゃいます。
みんなうまいこと他人に仕事を振って、サクサク仕事を進めてる。
いっぽう自分だけ終わらず、残業。それか家に持ち買って休日にやる。



仕事ができるとは言えないですよね、、(^^;)
「仕事が溜まりすぎて終わらない。しんどい」
そう悩んでる方向けに、以下の記事もあります。
④ ムダな仕事をがんばるから


真面目な人は、たまにズレてます。
はたから見れば「そこそんなに力いれてやる必要ある?」と思う仕事を、むやみにがんばることがあります。
たとえば・・
- 社内資料を、必要以上にキレイに作り込む
- 一人のお客さんにやたら時間をかけて接客
僕も以前まで社内資料とか、業務マニュアルをWordできれいに読みやすく作ってました。
でもあるとき社長に
「マニュアルなんて動画でパッと撮っちゃえばいいんだよ。きれいな資料で作るとか時間のムダだから!」
とバッサリ言われました。
むかし富士山の山小屋でバイトしてたとき。
何十人もお客さんがいるなか、目の前のお客さんにじっくりていねいに接客してたら、先輩に「1人に時間かけすぎ!」と怒られました。
仕事って、ただ一生懸命やればいいわけじゃありません。



時間をかけるべき場面。そうじゃない場面。
それを見分けて「力の配分」をしないといけません。
でも真面目な人は、がんばらなくていい仕事を人一倍がんばって、まわりから「こいつ何やってんだ?」と思われます。
⑤ 競争社会に合わないから


サラリーマンの人ならわかると思いますが、民間の世界って「競争」です。
「売上を伸ばす」という目的のもと、会社の業績にどれだけ貢献してるかで、従業員のランク付けがされます。
年に数回の人事評価で、
- 「君は結構できてるから85点」
- 「君は能力が足りてないから30点」
みたいに点数をつけられます。
「来期から給与が上がる人・上がらない人」
「役職が上がる人・ヒラのままの人」
と分けられます。
ヒラとして取り残されたり、降格された人は辛いですが、「社会ってそういうもの」と切り捨てられます。
会社って、個人の感情や自尊心に配慮しない「冷たい大きなマシン」みたいなものです。



真面目な人は根がやさしいので、そういう民間の冷徹な競争社会に合わない面があります。
僕もいま成果主義の会社にいますが、ぶっちゃけしんどいです。
営業部の人たちが販売成績で毎月、容赦なく順位付けされるのを見てると、「こわ・・」と感じます。
僕がいる広告部門は立ち上がったばかりで、いまは一人です。
でも、そのうちほかの人が広告部門に配属されたら、自分の立場を守るためにその人と競争することになるんじゃないか。そう思うと不安になります。
成果を出すこと。
周囲との競争。
そういうのを求められつつ、焦りを感じながら働き続けるのは、自分にはムリだなと実感してます。



もしあなたが競争社会で働いてて、「自分って仕事できないな・・」と悩んでるなら、その環境自体あなたの性格に根本的に合ってないのかもしれません。
仕事がうまくいかないときの対処法
① 周囲の価値基準を学ぶ


「真面目すぎる人は仕事ができない」って言われるのは、たいてい「自分のやり方に固執して周りが見えなくなるから」じゃないでしょうか?
まっすぐ前しかみてないので、
目の前の仕事だけに集中して、職場のほかの人たちのやり方・考えを意識してません。
だから周囲とズレた行動をしたり、よけいにがんばって「そこそんなに丁寧にやらなくていいよ」と指摘されるんじゃないかなと。



自分のやり方を一度やめて、職場の人たちのやり方に注目してみましょう。
上司や先輩は、どんなふうに仕事してるのか。他部署の人はどういう考えなのか。
そういう「周囲の価値基準」を学んで自分の仕事に取り入れましょう。
あと、仕事でミスしたときに悩み過ぎないことも大事です。
あなただけじゃなくて、ほかの人たちもよくミスしてますよね?
でも彼らはミスするたび、あなたみたいに深刻になって落ち込んでますか?
むしろ「あーやっちゃった。すいません」みたいに軽いかんじで次に進んでませんか?
あなたにもそういうメンタルの軽さというか、ゆるさみたいなのが必要です。
そういうのを学べるのも、まわりの人たちからです。



ちなみに真面目だけど要領が悪いと悩んでる方は、下の記事をぜひ読んでみてください。
改善策をまとめてます。
② 現職が合わないなら、辞めて次にいく


「いまの仕事を1年以上がんばってる。でもやっぱり自分って仕事できないな・・と感じる」
↑もしこう思うなら、その仕事自体、あなたの性格や素質に合ってないのかもしれません。
断言しますが、
合わない仕事を続けてもムダです。
いくらがんばっても上達しないし、成果がでないぶん評価されないからです。
僕はむかし農業で働いてましたが、
大型トラックやトラクターの運転がまじで苦手で、いくら練習してもミスばかりでした。
とうとう社長から「運転できないなら減給させてほしい」と言われ、辞めました。
真面目な人ほど、いまやってる苦手な仕事をできるようになろうと必死になりがち。
でも、根本的にあなたに向いてない仕事なら、それを続けるのは時間と労力のムダです。疲弊するだけで、得るものなんてありません。



「苦手でも諦めちゃダメだ!」みたいな考えで自分を縛りつけるのはやめましょう。
あなたに向いてる仕事を見つけて、そこで戦うほうが賢明です!
ちなみにもし転職するなら、
転職エージェントを使うのがおすすめです。
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僕もむかし転職エージェントを使って転職しました。転職の不安やキャリア相談にも乗ってもらえたので、かなり心強かったです。
おすすめはリクルートエージェント。
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まとめ:真面目な人こそ幸せに働いてほしい


今回は、「真面目すぎる人は仕事ができない?理由と対処法」というテーマで解説しました。
物事を深刻にとらえすぎたり。
人に仕事を任せるのが苦手だったり。
真面目さゆえに仕事でうまくいかないこともありますが、僕は真面目な人こそ幸せに働けると思ってます。



これから何年と時間がかかってもいいです。
働き方を改善しつづけ、将来あなたが得意な仕事、輝ける仕事を見つけてイキイキ働きましょう!