- 接客業を辞めたいと悩んでいる人
接客の仕事をしていて不満を感じていませんか?
筆者の僕もかつて7年間、ホテルのサービス業をしていましたが、イヤだなと感じることがよくありました。
そんな実体験をもとに、「接客業を辞めたいと思う場面」についてシェアします。
いまの悩みが晴れるきっかけになるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
※
転職を考えているなら、リクルートエージェント、マイナビエージェントなどの転職エージェントを使うのがおすすめです。
プロのアドバイザーがあなたの転職を無料でサポートしてくれるので、一人でやるよりずっと楽に転職活動ができます。
くわしくは以下の記事を読んでみてください。
【勤務7年で痛感】接客業を辞めたいと思う切実な理由7つ
① スキルが身につかないから
働いていると、その仕事を通じたスキルが身につくものです。
身につけたそのスキルは、このさき働いて稼ぐうえで重要です。
たとえば・・
- 料理人
→ 現場で働くなかで、専門的な料理の技術・知見が身につく。得たスキルを活かし、将来さらに高い給料のレストランに転職したり、自分の店を開いて独立したりすることができる。 - エンジニア
会社の業務を通じてプログラミングスキルを身につけられる。スキルが蓄積されれば、副業で開発案件の仕事をしたり、将来フリーランスとしてさらに高い年収を稼いだりすることも可能。
職業人としての自分のキャリアを伸ばし、お金を稼ぎ続けるために、仕事を通じてスキルを得ることは大切です。
いっぽう接客業では、そうした職務上のスキルは身につきにくいです。
たとえばレストランのホールスタッフを考えてみましょう。
ホールスタッフの仕事は以下のとおり
- ホールスタッフの仕事
- お客さんから注文をとる
- お客さんに料理を運ぶ
- レジで会計をする
など。
こうした仕事は、どちらかというと「誰でもできる単純作業」です。
専門的な技術は必要なく、いくらやってもスキルが身につきません。
結果、収入も上がりにくくなるというわけです。
「仕事で成長したい」
「もっと稼げるようになりたい」
と考える人に、接客業の仕事はオススメできません。
ちなみにスキルがつかない仕事を辞めたい場合、転職活動での面接のときに「転職理由をどう伝えるか」が大切です。
くわしくは以下の記事で解説しています。
② イヤなお客に我慢しないといけないから
接客業でとくに辛いこと。
それは、理不尽なお客さんに出遭うことです。
世の中には、わけのわからないクレームをつけ、過剰な要求をしてくる人がいます。
僕がむかし旅館で働いていたとき。
あるお客さんが、夜に客室のエアコンのつき具合が悪かったことにクレームをつけ、旅館に賠償金を請求してきました。
支配人は後日、そのお客さんの自宅に数時間かけて車で向かい、話をつけにいくという大迷惑をこうむることに。
飲食・宿泊などの現場で働いていると、理不尽なお客にかならず出遭います。
ですがこちらはサービスを提供する立場である以上、どんなに不愉快でも我慢しないといけません。
そのストレスに耐えられないと、接客業はとても務まりません・・。
③ 給料が低いから
接客業は年収が低くなりがちです。
飲食。
小売り。
ホテル業など。
参入障壁が低い業界であるぶん、価格競争に巻き込まれやすいというのは大きな要因。
また先述のとおり、接客業では専門的な技術が必要ありません。
そのため、「誰でもできる簡単な仕事」として報酬も低くなりがちです。
もちろん20代の若いうちならいいかもしれません。
ですが30代以降は、将来の生活のためにお金の心配が高まってきます。
そんななか、「給料の低い接客業を続けていて本当にいいんだろうか?」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
④ 客入りによって自分の時間を奪われるから
たとえば、夜12時に閉店する居酒屋があるとしましょう。
夜の11時50分にサラリーマンのおじさん客たちが入ってきたら、地獄です。
予定していた12時閉店はできず、そのおじさんたちが帰るまで営業しないといけません。
僕も大学生のころ、居酒屋でアルバイトしていました。
夜中の閉店直前にお客さんが入ってくると、店長はいつも厨房で「終わった・・」とグチをこぼしていました。
辛いのは、客入りによっていつまでも帰れないことだけではありません。
どこの誰かもわからない赤の他人に、自分の貴重な人生の時間をコントロールされる。
時間を大切にしたい人にとって、これは本当に辛いことです。
⑤ 常識のない人と働くことがあるから
飲食や宿泊などのサービス業では、いわゆる「非正規雇用」で働いている人も多いです。
非正規で働く人のなかには「あまり常識がない人」も多く、一緒に働くとストレスになる恐れがあります。
僕が昔、とあるレジャー施設で働いていたときのこと。その職場では夏に季節雇用のアルバイトの人たちが、数百人ほど住み込みで働いていました。
彼らの多くはフリーター。
おもに20~30代で、就職せずふらついている人たちです。
彼らのなかには、「世間的に受け入れられない行動」をする人たちが多くいました。
たとえば・・
- 平気で無断欠勤する
- 入社して数日で辞める
- 取っ組み合いの喧嘩をする
など。
もちろん非正規やフリーターだからといって、全員が非常識な人というわけではありません。
なかには、まともでちゃんとしている人もたくさんいます。
ですが傾向として、定職に就いていない人のなかには常識が欠けている人も多く、そうした人たちは「非正規社員」が多い接客業の職場に集まってきやすいです。
※
ちなみに、世の中にはいわゆる底辺の職場がありますが、そこには「ヤバイ人」が集まってきます。くわしくは以下の記事を読んでみてください。
⑥ ミスしたとき精神的に辛いから
どんな仕事もミスをしたら辛いもの。
ですが接客業でするミスは、ほかの職業にはない「特殊な辛さ」があります。
僕がむかし飲食店のホールスタッフとして働いていたとき、いちど会計のしかたを間違い、お客さんから余計に多くお金をもらってしまいました。
年下の従業員が見ている前で、店長にボロクソに怒鳴られ、その場から消えてしまいたいと思うほどの屈辱でした・・。
接客業は給料も低く、スキルも身につきにくい。
それでいて、ミスしたときの精神的苦痛が大きい。
続けるのが難しい職業です・・。
⑦ 将来、職を失う恐れがあるから
接客業の仕事は、これからAI・機械にどんどん代替されていきます。
たとえば・・
- レジの会計業務
- 飲食店ホールスタッフ
- ホテルのフロント受付
↑こうした業務はどちらかというと「定型的な単純作業」の要素が多い仕事。
テクノロジーが発達していく今後の時代において、上記のような仕事はコンピューターの導入によって無人化されていくことが予想されます。
たとえばスーパーで買い物をするとき、会計で「セルフレジ」を使う人も多いでしょう。レジ係の人を介さず、自分で端末画面を操作して清算できるシステムです。
これはまさに、コンピューターにレジの仕事が奪われた例。
ITが発達していくこれからの時代、人が接客の仕事をする必要性は、ますます薄れていきます。
そうした時代の波に逆らうかのように、あいかわらずレジやフロントで働いていると、いずれ失業する恐れがあります。
まとめ:接客業は辞めたほうがいい
今回は、「接客業を辞めたいと思う場面」について解説しました。
もちろん、接客業の仕事が完全にダメな仕事だ、とまで言うつもりはありません。
世の中には接客業にやりがいを見出している人もいるでしょうし、そうした人たちのことを否定するつもりもありません。
ですが少なくとも僕自身の経験上、接客業の仕事はスキルアップや収入・将来性の面などで、あまりおすすめできないのが正直なところです。
もしいま接客の仕事をしていて悩んでいる方は、仕事を変えることを検討してみてはいかがでしょうか?
※
転職するなら、リクルートエージェント、マイナビエージェントなどの転職エージェントを使うのがおすすめです。
プロのアドバイザーがあなたの転職を無料でサポートしてくれるので、一人でやるよりずっと楽に転職活動ができます。
くわしくは以下の記事を読んでみてください。