こんにちは、Kitaです。
筆者はこんな人
- 30代 会社員
- もと農業法人勤務
- 当時、年間休日76日
- 年間休日80日の会社で働いてる人
- 休みがないことにうんざりしている人
世の中には、極端なほど休みが少ない会社があります。
そうした会社で働いていると、どうなるのでしょうか?
僕はかつて、農業の生産現場で1年働いていましたが、年間の休日日数は76日。
休みなく働きつづける毎日で、ただつらい日々でした。
今回はそんな実体験をもとに、「年間休日80日ってヤバイ。じっさいに働いてみてわかったこと」について解説します。
この記事を読むことで、休みなく働くことがなぜ悪影響なのかがわかります。
では、さっそく行ってみましょう!
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【実体験】年間休日80日ってヤバい。働いてわかったリアル
① 人間の幅が広がらない
ふつう仕事が休みの日には、いろんな活動ができます。
趣味を楽しんだり、ボランティア活動に参加したり、家族と遊びに行ったり。
こういう自由時間があるからこそ、人は仕事以外にもいろんな経験ができたり、新しい楽しみが増えたりして、人間性の幅が広がっていくものです。
ですが仕事ばかりしていると、仕事以外のことを経験できなくなります。
僕の前職では、いつも休みなく働いている人たちがいました。
彼らの話題はいつも仕事のことばかり。仕事以外の話題になると、途端に話すことがなくなっていました。
休みがないと仕事以外のことをする機会がなくなり、自分がつまらない人間になる恐れがあります。
② 自分を客観視できなくなる
休みなく働くのが当たり前の環境にいると、自分たちの働き方を他人目線で冷静に考えることができなくなります。
「自分たちにとってはこの働き方が普通だ」と感じ、世間的に見て極端な働き方だということを認識できないんです。
かつて僕が働いていた農業法人では、毎日休みなく朝7時から翌朝3時まで働く社員がいました。
彼いわく、「僕はこういう働き方には慣れてるんで」と言っていました。
もちろん彼にとっては普通なのかもしれませんが、世間一般から見るとありえない働き方なのは事実。
自分のやり方で長く働いていると、自分を客観視できなくなるものです。
③ ストレスで出費が増える
僕がいた農業法人では、社員のほぼ全員が長時間労働にストレスを感じていました。
彼らの多くは、ジュースやお菓子を買ったりと、出費が激しかったです。
ストレスが溜まっていると、飲み食いのためにムダ遣いしてしまうもの。結果、お金がどんどんなくなります。
一般的に「休みなく、長く働けばそれだけお金が稼げる」と思われがち。ですが実態は逆です。
仕事のストレスを「出費」で解消するので、稼いだお金は消えていきます・・。
④ 人間関係が悪化する
年間休日80日の会社で働いているとストレスが極限にまで溜まり、そのうち人間関係にも悪影響が出てきます。
僕がいた農業法人では、人間関係が劣悪でした。ある社員同士が犬猿の仲で、ことあるごとにバチバチと口論しては、社内でも問題になっていました。
そのうちの一人は、あとで医者から「働き過ぎによる鬱 (うつ) 」と診断されました。
休みなく働いているせいで、イライラや不満が相当たまっていたのだと思います。
普段ちゃんと休んでいれば、社員同士の関係も穏便になっていたんじゃないかと。
休みなく働いてばかりだと、不満の矛先が目の前の相手に向かい、人間関係が悪化する原因になります。
ちなみに「人間関係が悪い会社にいるとどうなるか」については、以下の記事を読んでみてください。
⑤ 極端にルーズな会社になる
休みが極端に少ない会社は、常識のない「だらしない会社」になる可能性が高いです。
僕が以前いた農業法人もまさにそうでした。
具体的には、以下のことが起きていました。
- 正社員が無断欠勤する
- 社長が給与明細を渡さない
- 社員が立て替えたお金を払わない
- 社員が提出した出勤簿を紛失する
など。
ある社員はある日「暑いから」と、作業服を脱いでパンツ一丁で働いていました・・。
取引先の業者がいつ現場にやって来るかわからないのに、気にしていない様子。社長もそんな彼のパンツ姿を見て、なにも言いません。
「年間休日80日」などのように、世間的に見ても常識外の働き方をしていると、いつしかその会社自体も常識のない「だらしない会社」になっていく恐れがあります。
ちなみにだらしない会社の特徴については、以下の記事でくわしく解説しています。
⑥ 勤務時間外の業務連絡が頻繁にくる
「仕事が終わったあと、夜に上司から業務連絡の電話がかかってきた」
↑こういう経験は、会社員の人なら誰にでもあるでしょう。
もちろん連絡を受ける側としては、あまり気分のいいものではありません。
ただ、会社としては緊急で連絡せざるを得ないこともあり、しかたない部分もあります。
ですが年間休日80日の会社ともなると、こうした勤務時間外の業務連絡がしょっちゅう来るようになります。
僕がいた会社では、
- 夜9時過ぎに社長から電話がくる
- 朝5時代にLINEで業務連絡がくる
上記のようなことが、週3~4日のペースで起きていました。
なぜこんなことが起きるのか?
個人的な意見ですが、休みなく働くのが当たり前の会社では、仕事とプライベートの区別がないからだと思います。
日常の大半を会社で過ごしているので、もはや会社が自分にとっての居場所。
「ほかの従業員たちも自分と同じ感覚だろう」と思っているので、勤務時間外に連絡するのは問題ないと感じるのでしょう。
年間休日80日の会社にいても、未来はない
誤解のないよう断っておきたいのですが、「年間休日80日の会社で働く人全員に未来はない」と言うつもりはありません。
休みが少なくても、その仕事が好きでやっている人もたくさんいるからです。
僕が以前いた農業法人では、ある社員はいつも楽しそうに働いていました。
彼はもともと農家出身で、トラクターを運転するのが大好き。毎日朝から晩まで広大な畑のうえを走るのが、彼にとっては一番の幸せなのだと思います。
ですがそういう人は、どちらかというと特殊なタイプ。
一般的な視点で考えたときに、休日が極端に少ない会社で働くのは、多くの人にとって嬉しいものではありません。
下手をすると、健康に悪影響になる恐れもあります。
だからこそ、年に80日しか休めない会社入ってしまったなら、なるべく早くそこを出たほうがいいです。
ちなみに未来のない会社についての解説記事もあるので、参考にしてみてください。
まとめ:休日の少ないヤバい会社では、働かないほうがいい
今回は、「年間休日80日ってヤバい。働いてわかったリアル」について解説しました。
休みが極端に少ない会社で働くのは、多くの面でデメリットがあるのでおすすめしません。
幸福度が下がらないようにするためにも、しっかり休みをとれる会社で働くことをオススメします。
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