農業法人に就職してガチで後悔したこと13選【勤務3年目】

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この記事は、こんなあなたにオススメ
  • 農業に就職して後悔している人
  • いまの働き方を、見直したい人

農業は世の中に欠かせない産業。

ただ、生産現場で働くことには辛いこと、大変なことも多いです。

僕は農業法人に就職して3年目。
やりがいもありますが、働いていて「これはキツい・・」と感じることも多いです。

そんな実体験をもとに、「農業法人に就職してガチで後悔したこと」について解説します。

いまの悩みが晴れるきっかけになるので、ぜひ最後まで読んでみてください!


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くわしくは以下の記事を読んでみてください。

目次

農業に就職して後悔したこと13選

① 労働時間が長い。深夜残業あり

すでに知られているとおり、農業は労働時間が長いです。

僕が以前いた農業法人では、繁忙期の基本労働時間は朝7時~夕方6時。

夕方6時を過ぎても残業することがほとんどで、長いときは夜11時まで働くこともありました。

(↑夜遅くまで働いていたときの現場写真)

朝から晩まで働く生活をしていると、いつしか頭のなかが「仕事一色」に。

趣味やプライベートの活動など、ほかの楽しいことにあてる時間もエネルギーもなくなり、疲労感がたまります。

もちろん農業が大好きな人なら、いくら長く働いても問題ないかもしれませんが・・。

ちなみに極端に労働時間が長い会社、すぐにでも辞めるべき。くわしくは以下の記事で解説しています。

② 炎天下の肉体労働が辛い

農業は肉体労働の世界。
重いものを持ち運んだり、長時間かがんで作業したり。そんな時間が大半を占めます。

なかでもとくにキツいと感じたのは、マルチシートのはがし作業です。

(↑マルチシート)

以前カボチャの収穫が終わったあと、苗を植えるために敷いたマルチシートを手作業で剥がしていました。

(↑はがしたマルチシート)

炎天下で汗だくになりつつ、広大な畑を何十往復もしながら、ひたすらシートはがし。

控えめに言って重労働です・・。

農業と聞くと、「青空の下でさわやかに働いている農家の姿」をイメージする人もいるかもしれません。

ですが実態は、焼けつく日差しの下、顔をまっ黒にしてやる辛い肉労です。

肉体労働がきつくて辞めたい」と悩む人に知ってほしいことについては、以下の記事で解説しています。

③ スキルのつかない単純作業が多い

生産現場の仕事は、誰でもできる単純作業も多いです。

たとえば・・

  • 苗の手植え作業
  • 野菜の梱包作業
  • 資材の運搬作業

など。

もちろん、上記の作業よりすこし難易度の高い業務として、トラクターやトラックの運転などもあります。

ですがそれらも、あるていど練習すれば誰でもできるようになります。

こうした「スキル不要の仕事」ばかりしていても、成長しにくいです・・。

僕はよく農作業しながら、「この仕事をずっとやっていて将来大丈夫なのか?」と不安に思っていました。

ちなみに仕事でスキルアップできないときに試してほしいことについては、以下の記事を読んでみてください。

仕事と作業の違いについて知っておくことは、将来食いっぱぐれないためにも重要。

くわしくは以下の記事で解説しています。

④ 単純作業がAIで自動化されない

世の中では今後、AIによるテクノロジーがさらに発達していきます。

農業の現場でも、それまでの人力作業をロボットがやるようになり、仕事が楽になるときが来るかもしれません。

ただ、生産現場の仕事には「人間にしかできない単純作業」が多く残っており、自動化したくてもできない現状があります。

たとえば野菜の選果作業。

僕はむかしキャベツ選果の現場で働いていましたが、「これはAIによる自動化が難しい仕事だ」と感じました。

というのも、イレギュラーな対応が求められるからです。

キャベツを選果するとき、外皮をはがし、包丁で余分な部分を切りおとし、形をきれいに整えてから梱包します。

収穫したてのキャベツは一つひとつ、その状態が違います。

  • サイズが大きいもの
  • 形がいびつなもの
  • 傷んだ部分があるもの

など。

一つひとつの状態に合わせて切り方・梱包のしかたを毎回変えないといけないので、不規則な対応が求められます。

AIは、工場の部品取り付けなどのように「完全に定型化された単純作業」はこなせます。

いっぽう、キャベツ選果のような「イレギュラーに対応する単純作業」は、こなせません。

なので結局、人間がやらないといけないんですね。

農業では、キャベツ選果のような「イレギュラーな単純作業」の仕事が多く、自動化されにくいというわけです。

「つまらない作業はロボットにやらせ、自分はもっと難易度の高い仕事がしたい」

↑そう思っていても、農業の現場ではそれが叶いにくいのが現実です。

⑤ プライベートが浸食される

就農3年目で感じたのは、「農家には仕事とプライベートの区別がない」ということです。

彼らにとって、生活の8~9割は仕事です。
毎日休まず、朝早くに畑に出て、夜遅くまで働く。

もはや「働くことが生きること」とも言えるライフスタイルです。

農家の人たちと一緒に働いていると、必然的に自分のプライベートが仕事に浸食されます。

僕がいた農業法人では、社長が農家歴30年超のベテラン。

  • 勤務時間外に社員に業務連絡する
  • 休日、社員たちを急遽出勤させる

↑こうしたことは日常茶飯事でした。

「休みなく働く」という生き方を自分が長年してきたから、社員にもおなじ働き方をさせるのかもしれません。

プライベートを大事にしたい人が農業で働くと、辛いと感じることがあります。

⑥ 繁忙期は休みがない

農繁期はとにかく休めません。
休みがあるとしても週1ほど。ほかの日は、ひたすら朝から晩まで働きます。

毎日休みなく働いていると起きるのは、ストレスによる疲労だけじゃありません。

現場の人間関係の悪化も起こします。

僕がいた農業法人では、とある社員同士の仲が悪く、仕事中にいちど大喧嘩したことがありました。

ちょうど繁忙期で休みなく働いていた時期だったので、みんなストレスがたまってピリピリしていたのも原因だったと思います。

農業法人の休日日数について、くわしくは以下の記事で解説しています。

僕がいた農業法人は年間休日80日でしたが、当時のリアルな状況については以下の記事で解説しています。

⑦ 冬も意外と休みがない

農業でよく言われるのが、「繁忙期が忙しいぶん、冬はしっかり休める」というもの。

これは半分正解で、半分間違いです。

というのも、現場によっては冬も当たり前のように働くこともあるからです。

僕がいた農業法人では、冬は

  • 除雪作業
  • 伐採作業
  • 野菜の出荷作業

などをしており、週5~6日で働いていました。

おなじ地域のとある農家の人は、毎年冬はジャガイモの出荷作業に追われており、月にほんの数日しか休んでいません。

「農業は冬は休める」というのは、ただの俗説です。

⑧ 給料が低い

ご存じのとおり農業は、一般的な産業とくらべて給料が低いです。

僕がいた会社は、社長も社員も月収25万円。
(基本給20万、固定残業代5万)

固定残業制なので、繁忙期は残業がかなり多くなりました。

長く働いてるわりに給料の額面が変わらず、時給換算したら時給1000円を切っている月も・・。

正社員なのに給料が低い」と悩んでいる人は、以下の記事を読んでみてください。

⑨ 法律に守られていない

農業は、労働時間・休憩・休日などについての労働基準法の規定は適用除外です。

たとえば農業法人の社員がどれだけ長く残業しても、違法にはなりません。

このシステムが、現場では悪い形で使われていることもあります。

僕がいた農業法人では繁忙期、社員が朝7時~翌朝3時まで毎日働いていました。

一般企業でこんなことをすると違法になりますが、農業では違法にはなりません。

農業法人の経営者のなかには、労基法が適用されないのをいいことに、同じ給料でなるべく社員を長く働かせようとする人もいます。

⑩ わがままな人に振り回される

農家には、いい意味でも悪い意味でも「わがままな人」が多いです。

会社員と違い、個人プレーで働いてきた人たち。自分が「こうだ!」と思ったことを、まわりの意見に耳を貸さずにやる傾向があります。

もちろんそれで結果が出ているなら凄いと思います。ただ、そうじゃないことも多々。

僕のいた会社では、ある農産物を売ろうと大量生産していますが、ほとんど売れていません。

売れないものを毎年大量に作り、数十年分の在庫を余らせています。

望み薄の事業から撤退しない。
これは農家ならではの「わがままさ」から来ているのかもしれません。

わがままな農家のおじさんの下で働くと、仕事のいろんな場面でいいように振り回され、面倒をかぶることも多いです。

⑪ 社会参加できているのか不安

一日中トラクターで畑起こししていると、ふと以下の疑問が浮かびます。

「誰とも接することなく、ひとりでずっと作業。これって本当に社会人と言えるのか?」

もちろん作物をつくり、世の中に提供している以上、それは社会人として働いていると言えます。

ただ、たった一人で黙々と作業していると、社会の誰とも関わっていない感覚になり、寂しさや虚しさを感じることも。

もちろん僕個人の感想ですが。

ふだんから周囲の人たちと接しながら仕事をしたい人にとって、農業は向かないかもしれません。

⑫ 田舎の閉塞感が窮屈

農家として働く
田舎に住む

ということ。

田舎には豊かな自然があり、時間がおだやかに流れている感覚があります。

そうしたことが好きな人にとって、こんなにいい場所はありません。

ただ、田舎には特有の閉塞感もあり、物足りなさ・息苦しさを感じることも。

僕がいる田舎では、住民の9割以上が地元民。

移住して3年目の今でも、「よそ者」として見られます。

都会のように、「地元民・よそ者」という境界線のない場所に住みたい、と感じることが多々あります。

ちなみに田舎の会社が合わない人の特徴については、以下の記事でくわしく解説しています。

田舎から出たい」と感じている方は、以下の記事が参考になります。

⑬ 今後のキャリアが不安

農業で働いていると、ふと「将来のキャリアは大丈夫なんだろうか?」と不安になることがあります。

というのも、農業で働いた経験を、将来ほかの業界・業種でどれだけ活かせるのかがわからないからです。

以前、農業法人に在職しながら転職活動していたとき。

リクルートエージェントに登録し、面談してもらったのですが、担当者にこう訊かれました。

「現職では、農作業をされているんですか・・?」

どこか訝しげな様子。
ショボい仕事をしてるなと思われたのでしょうか・・(^^;)

僕は農業法人でSNS広報をしていたのですが、転職活動の面接でその経験をアピールしたとき、面接官に

「それはその会社にいたから活躍できたのであって、井の中の蛙とかじゃないの?」

と言われました。

生産現場で働いた経験は、外の世界であまり高く評価されないのかもしれない。

そう思った出来事でした。

もちろん、考え過ぎなのかもしれませんが・・。

ちなみに成長しない会社などでは、いくら働いてもキャリアが身につきません。

くわしくは以下の記事を読んでみてください。

まとめ:後悔のない就職を!

今回は、「農業法人に就職してガチで後悔したこと」について解説しました。

農業にはやりがいを感じることもある反面、辛いことや嫌なこともあります。

いま農業で働いていて悩んでいる方は、これからもその仕事を続けていいのか、じっくり考えてみるといいのではないでしょうか?


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