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- 貧乏な社長の会社で働いている人
- ケチな社長にウンザリしている人
世の中には、貧乏な社長がいます。
僕はむかし田舎の零細企業で働いていましたが、社長が引くほどケチくさい人でした。
結論。
そうした社長のもとで働くのはオススメしません。いろんな面で悪影響を受けます。
今回は僕の実体験をもとに、貧乏社長の特徴について解説します。
いまの悩みが晴れるきっかけになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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くわしくは以下の記事を読んでみてください。
貧乏社長の特徴7つ
① やたらとモノをとっておく
貧乏社長は、とうてい使いもしないモノを、「あとで使うかもしれないから」と言って大量にとっておこうとします。
僕が昔住んでいた田舎では、あるとき地域のスーパーが閉店。
店内であまった設備を、地域の事業者にタダで配っていました。
社長はその知らせを聞きつけ、店内にあった大量のモノを運び出しました。
- 椅子
- テーブル
- シンク
- 冷蔵庫
- 時計
など。
すべて運び出して会社の倉庫にしまいましたが、以来まったく使う機会がなく、ホコリをかぶっています。
社員たちが「こんなのいらなくない・・?」とヒソヒソ話しているいっぽう、社長はそのことは意識にありません。
はたから見ればゴミでしかないものを「捨てるのがもったいない」と言ってキープ。そして結局使いません。
② なんでもタダで得ようとする
貧乏社長は、お金を払わずにもらえるものなら、なんでも欲しがります。
僕がむかし工場で、商品受注データの管理業務をしていたときのこと。
業務を効率よくするためプログラミングし、自作のデータ管理システムを使っていました。
個人的な業務改善用の私物だったので、退職するときにシステムを撤廃しようと、社長に報告。
すると社長は「そのシステム、退職するとき会社に残しといてよ」と一言。
わけを聞くと、便利だから会社で使わせてほしいとのことでした。
ですがそのシステムは、会社の資産ではなく、あくまで「私物」として使っていたもの。
(料理人が店の包丁ではなく「自前の包丁」を使って仕事しているのと似たようなもの)
そんな私物を「会社に残しといてよ」というのは、さすがにちょっと違うのではと思いました・・。
そこで、
「このシステムはあくまで私物です。もしこのシステムを会社に残してほしいなら、私物を会社に譲渡することになるので、料金を請求させていただきたいです」
と言いました。
すると社長は「じゃあいらない」と一言。
あれだけ欲しいと言っていたのに、お金がかかるとわかった瞬間「いらない」に変わる。
タダでもらえるなら、社員の私物でさえももらっておこうという考えだったのかもしれません。
③ 短気で、すぐ不満を表に出す
「金持ち喧嘩せず」と言われますが、これは本当です。
裕福な人は、ちょっとやそっとのことでは怒りません。
多少無礼なことをされても笑って受け止め、広い心でふるまいます。
いっぽう、貧乏社長は心に余裕がありません。なにかあるとすぐ不機嫌になります。
たとえば・・
- 思いどおりにならないとき
- 社員が仕事でミスしたとき
上記のとき、すぐに怒り出し、不満を相手にぶつけます。
社員としては、社長に怒られるのは怖いもの。
なので初めのうちは、怒られるたび委縮します。
ですが、ことあるごとに何度も不満をぶつけられるうち、
「もしかしてこの社長、しょっちゅう怒るのは、たんに余裕がないからなんじゃないんじゃないか?」
と気づきはじめ、幻滅するようになります。
④ 目がギラギラしている
貧乏社長はとにかく活動的です。
誰よりも働いていて、そのことにある種の誇りさえもっています。
目がギラギラしていて周囲を圧倒するほどですが、それは「経済的に余裕がないことの裏返し」。
お金がないから人一倍働かざるを得ず、穏やかでいられません。
ギラギラしている人は、有能で意欲的で、存在感がある人に見えます。
ただそれは「有能だから」というわけではなく、たんにお金や心に余裕がないから張り詰めた空気感を醸し出しているだけなのかもしれません。
⑤ 考えが非現実的で大げさ
貧乏社長は、よくスケールの大きな発言をします。
僕がいた零細企業では、とある食品を生産しており、社長は
- 「この商品で日本全国を牛耳りたい」
- 「売れるようになったら給料月50万払うよ」
と言っていました。
ですが結局その食品はほとんど売れず、数十年分もの在庫が余り、どんどん賞味期限が古くなっています・・。
壮大な夢を実現させるための具体的な計画や目標もなく、ただ闇雲にたくさん生産し、たくさん売ろうとしているだけでした。
もちろん、野心的でスケールの大きなことを言えば、まわりからは「すごい人」に見えるもの。
ですが実際はお金に余裕がなく、このさき稼いで豊かになれる見込みもない。
そんな現実と向き合いたくないがために、頭のなかで描いた理想に浸っていたくて、大げさな発言をするのかもしれません。
こうした非現実的な思考をするのは、零細企業のワンマン社長にありがち。くわしくは以下の記事で解説しています。
⑥ 頭のいい社員にはそっけない
貧乏社長は、頭よりも体を使います。
思考が単純で、論理的に考えず、パソコンがあまり得意じゃありません。
額に汗をかき、朝から晩まで休みなく肉体労働するのが当たり前の世界で生きています。
それゆえ、「頭を使って効率よく働く社員」とは馬が合いません。
自分は夜10時過ぎまでエクセルにデータをひとつひとつ手入力しているなか、頭のいい社員はエクセル作業をマクロで自動化し、定時に帰る。
そんな社員と自分との接点が見つからないので、どこかそっけない態度になります。
自分より頭がいいのが気に食わないからか、高圧的に接してマウントをとってくることもあります。
補足ですが、頭を使わない仕事をしていると、一生豊かになれません。くわしくは以下の記事が参考になります。
⑦ お金をぞんざいに扱う
僕がいた零細企業の社長は、一日2箱を吸うヘビースモーカーで大酒呑み。湯水のようにお金を使っていました。
また、会社の事務所にお札・小銭を現ナマで放置。
社用車のダッシュボードには、グシャグシャの千円札の束が無造作に押し込まれていました・・。
貧乏社長は「お金をかけたくない」と言ういっぽうで、いつもムダなことに浪費。お金を大切に管理していません。
結果、金銭的に恵まれず、いつも「金がない」と言っています。
貧乏社長の下で働くと起きる問題4つ
① ケチくさい姿を見せられる
貧乏社長は、自分を客観視していません。
自分の言動が周囲にどう見られているのか、他人目線で考えていません。
廃品予定だったイスやテーブル、汚れた冷蔵庫などを「タダでもらえるならもらっとこう!」とかき集め、会社の倉庫を「粗大ごみ置き場」にします。
はた目には極端にケチくさい姿ですが、そのことを自覚せずに独断で突っ走り、社員たちに首をかしげさせています。
ちなみにこうしたケチ行動は零細企業でよくあることですが、零細企業あるあるについては以下の記事を読んでみてください。
② 低月給。昇給・ボーナスなし
僕が田舎の零細企業に勤めていたとき、年収240万円でした。
雇用契約書には、
- 「昇給あり」
- 「賞与あり」
と書かれていましたが、実際はなし。
何をするにも「金かけたくねんだ」と言う社長だったので、給料さえもなるべく払いたくないと考えていたのでしょう。
そうした社長のもとでどれだけ必死に働いても、年収はまず上がりません。
ちなみに正社員なのに給料が低くて悩んでいる方には、以下の記事が役立つかもしれません。
年収200万円台の正社員として働いていて悩んでいる方は、以下の記事が参考になります。
③ ビジネススキルが身につかない
需要のある商品をいかに見込み客に売り込み、売り上げを出すか。
↑これはビジネスにおける大切な考え方ですが、貧乏社長の会社には、こうしたことへの意識がありません。
売れるかもわからない商品を、闇雲に作り、闇雲に売ろうとして失敗します。
僕がいた零細企業では、とある食品を「世の中で需要があるか」もリサーチせず、勢いで大量生産して売りに出していました。
結果ほとんど売れず、その食品を作るための工場稼働費・人件費でどんどん赤字が膨らんでいました。
たくさん働き、たくさん商品を作り、たくさん売って稼ごうとする。
そこに戦略や計画といったものはなく、成果が出ません。
そうした会社でどれだけ頑張って働いても、社員本人にスキルは身につきにくいです。
キャリアアップもしにくく、誰でもできる単純作業の仕事を永遠にやらされることになります。
ちなみにスキルが身につかない仕事の特徴は、以下の記事で解説しています。
④ 実績や成果が評価されない
貧乏社長のいちばんの感心事。
それは「1円でも多くお金を失わないこと」です。
社員たちがどれだけ成果を出し、会社に貢献しているかには関心がありません。
かりに成果を出した社員がいたとしても、「あの社員がなんかやってくれた、ラッキー!」という様子。お金を出したくないので、報酬で応えることはないです。
意欲的な社員なら、入社してから半年くらいまでは積極的に業務提案し、あれこれ主体的に働くでしょう。
ですが成果が評価されず、社長からのフィードバックがないままですと、やる気満々だった社員も不満を感じはじめて手を抜くようになります。
ちなみに仕事をいくら頑張っても評価れない会社の特徴は、以下の記事で解説しています。
「仕事で評価されないのが不満で辞めたい」。
そう悩んでいる方は、以下の記事を読めば解決策が見つかるかもしれません。
まとめ:
今回は、貧乏社長の特徴について解説しました。
お金がなく、心に余裕のない社長のもとで働いても、あまり得るものはありません。
むしろこちらが悪影響を受け、失うもののほうが大きいです。
僕がいた会社の社長は「超」がつく貧乏性だったので、関わらないほうがいいと感じて転職しました。
もしあなたがいま貧乏社長の会社にいて悩んでいるなら、その会社からは離れることをオススメします。
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