- あっさり内定をもらって不安な人
- あっさり内定が出る理由を知りたい人
転職活動でたまにあるのが、「応募した企業からあっさり内定をもらう」ということ。
拍子抜けするほど簡単に受かるので、うれしい反面、どこか怪しいと感じるものです。
僕もかつて受けた企業が、面接がたった1回で採用になりました。
そんな実体験をもとに、「転職活動であっさり内定が出て不安!やるべきことと注意点」というテーマで解説します。
いまの不安が晴れるきっかけになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
※
内定をくれた会社が、信用できる会社か。それを調べるには、転職会議というサイトが役立ちます。
かつてその会社で働いていた元社員が、会社にたいするリアルな口コミを書いています。
「表向きには語れない会社の内部事情」を無料で知れるので、ぜひ使ってみてください。
【転職活動中の人必見】あっさり内定をくれる会社には注意!
① ブラック企業かも
いわゆる「ブラック企業」は、入社のハードルが低いです。
つねに社員が辞めて人手が足りず、すぐにでも欠員補充したいと考えているからです。
そうした会社は、たった1回の面接で内定が出ることが多々。
内定をもらうと嬉しいかもしれませんが、入社してから後悔する恐れがあります。
ちなみに「ブラック企業の面接での見抜き方」については、以下の記事が参考になります。
② 単純作業の仕事かも
簡単に採用される場合、仕事内容が「誰でもできる単純作業」である可能性もあります。
スキルや経験がなくてもできるので、簡単に入社できるのかもしれません。
僕はむかし、とある会社から「人事職」の仕事であっさり内定をもらったことがあります。
具体的な仕事内容は、
- 給与計算
- その他の手続き業務
↑これだけでした。
いかにも単純作業な雰囲気です、、
誰でもできる仕事では内定をとりやすいですが、スキルアップできない「将来性の低い仕事」である恐れがあります。
③ こちらに不利な雇用条件かも
内定があっさり出た場合、雇用条件があまり良くない可能性も。
僕はむかし、とあるベンチャー企業に正社員応募し、面接1回で内定をもらいました。
念のため労働条件通知書を見せてもらったところ、雇用形態の欄に「半年の契約社員 (正社員登用あり)」と書かれていました。
「まず契約社員として雇い、様子をみて問題なさそうなら半年後に正社員にするかもよ」ということですね。
会社としては「この社員は役に立たない」と判断したら半年後に契約を切ればいいので、都合がいいのでしょう。
ただこちらとしては、契約を切られるリスクを負うことになります。
こうした不利な雇用条件の場合、内定が出やすくなります。
内定が出たからといって浮かれず、雇用条件をしっかり確認しましょう。
簡単に内定が出たときほど冷静になろう
① つい内定承諾してしまいがち
じっさい転職活動は辛いです。
何度も応募書類を書きなおし、応募。
何十社と落とされ、やっと面接に進んだかと思いきや不採用。
そんな辛い日々のなか、あるとき内定が出ると、
「はやく転職活動を終わりにしたい。もうこの会社でいいや・・」
となってしまいがち。
ですがその仕事が、自分が納得できない仕事なら要注意です。
「転職活動のストレスから逃れるための内定承諾」になっており、「自分が本当に入りたい会社に入るための内定承諾」になっていません。
ここを理解しておかないと、まちがった会社に入ってしまいます。
ちなみに「入社しないほうがいい会社」については、以下の記事でくわしく解説しています。
② 入社してから後悔する可能性も
もらった内定には飛びついてしまいがち。
ですが、本当にそれでいいのでしょうか?
その会社が、あなたが納得していない会社なら、そこに入するせいで後悔しませんでしょうか。
僕もかつて、あっさり受かった会社の仕事内容が気に入らなかったとき、この瀬戸際で悩みました。
「内定を承諾すれば、この辛い転職活動から解放されてラクになれる。
でも、この会社に入ると後悔するかもしれない・・」
悩んだすえ、その内定は辞退。
あれで正解だったと今では思います。
目の前にある内定を承諾したい気持ちをおさえ、本当にその仕事でいいのか、冷静に考えることをオススメします。
ちなみに「内定辞退するのがもったいない」と悩んでいる方は、以下の記事を読めば解決策がわかるかもしれません。
あっさり内定をもらったときにやること
① 求人票の内容を再度チェック
その会社の求人票を、もう一度よく読んでみましょう。
内定があっさり出るなら、それ相応の募集内容になっている可能性があります。
たとえば僕が以前、あっさり受かった人事職の求人票は、
- 未経験OK
- 昇給なし・賞与なし
- 仕事内容:給与計算、その他手続き業務
↑という内容でした。
もちろんこの記載からすべてがわかるわけではないですが、「スキルのつかない単純作業の仕事かもしれない」という印象。
求人票の内容が、誰でもできそうで待遇のよくない仕事なら、辞退したほうがいいかもしれません。
② 労働条件通知書を見せてもらう
さきほど「あっさり内定をもらったら、求人票をもう一度確認しましょう」とお伝えしました。
これにプラスして、企業から労働条件通知書をもらいましょう。
最終的な労働条件が明記された書類。
内定が出たあとに企業から受けとれ、内定承諾するかどうかの判断に役立つ。
労働条件通知書には、
- 給与額
- 仕事内容
- 労働時間
- 年間休日数
など、その会社に入社するか決めるさいに知っておきたい、労働条件に関するあらゆる情報が書かれています。
求人票にない内容が書かれていることもあるので、内定が出たら、かならず発行してもらってください。
労働条件通知書の内容をみて、問題ない仕事かチェックしましょう!
③ 企業にオファー面談してもらう
内定が出たあと、最終的な労働条件などの確認のために、オファー面談ができます。
内定後に、企業と内定者とのあいだで行われる面談。
給与額、残業時間、年間休日のことなど、面接では聞きにくかった内容を聞ける。
あっさり採用されたのが不安なときは、オファー面談を使い、その仕事について担当者からくわしく聞きましょう。
ちなみに、企業に面談を依頼するときは、メールを送れば大丈夫です。
オファー面談 依頼メールの書き方
株式会社○○
採用担当 ××様
お世話になっております。
このたび貴社の○○職で内定を頂きました、××と申します。
このたびはお忙しいなか面接をしていただきましたこと、また内定を頂きましたこと、誠にありがとうございました。大変光栄でございます。
貴社で就業させていただくかの検討にさいし、労働条件について最終確認させて頂けますと幸いです。
お忙しいなか大変恐縮ではございますが、よろしければ近日、面談のお時間を頂くことは可能でしょうか?
お時間あるときで結構ですので、ご連絡頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。
↑メールでこのように依頼すれば、企業の担当者が対応してくれますよ。
④ 会社の生の口コミを調べてみる
さきほど述べたとおり、あっさり内定が出る場合、ブラック企業の可能性もあります。
その会社が問題のある会社じゃないか調べてみましょう。
ここで役立つのが、転職会議というサイト。
会社の口コミサイトなのですが、その会社で働いていた元社員の、会社にたいする本音の口コミを読めます。
- 仕事内容
- 事業の将来性
- 職場の人間関係
- 残業の頻度や長さ
など、いろんな面において、社員の満足度・感想がつぶさに書かれています。表向きには語られない「会社の内部」を知れます。
内定がでた会社に入るかどうか、判断するときに役立ちますよ!
⑤ 信頼できる転職エージェントに相談する
あっさりでた内定を承諾しようか悩んだとき、その道のプロに相談するのが一番です。
具体的には「転職エージェント」。
プロのキャリアアドバイザーが、あなたの転職を支援してくれます。
僕もかつて内定承諾するかで悩んだとき、dodaの担当者に相談していました。
もちろんすべての担当者が親身に相談に乗ってくれるとは限らないですが、「この人なら信頼できる!」と思える担当者を見つけ、そのつど連絡するといいでしょう。
※
リクルートエージェントは国内最大手の転職エージェント。
転職の相談に、しっかり乗ってくれるので安心感があります。
⑥ 今回の転職で叶えたいことが、その会社で叶えられるか再考する
あなたが今回の転職でなにを叶えたいのか。
いまいちど、自問してみましょう。
自分が叶えたいことが、内定をあっさりくれたその会社で叶えられるのか?
■もし答えが「YES」なら
→ 内定承諾してもいいかも
■もし答えが「NO」なら
→ 辞退したほうがいいかも
上記のとおり。
僕もかつて転職活動していたとき、転職で叶えたいことは「自分の得意分野で成長できる仕事につく」ということでした。
あるとき、あっさり内定をゲット。
ですがよく考えた結果、「この会社では、自分の得意分野で成長できる仕事はできない」と判断。
もったいない気もしましたが、辞退することに。
ですが後に、自分の得意なことを活かせて、かつ業務をとおして成長できそうな仕事で内定をとれました。
大切なのは、あなたが今回の転職で叶えたいことが、その会社で叶えられそうか。
もしその答えが「NO」なら、いま目の前にある内定は、手放したほうがいいかもしれません。
まとめ:後悔のない転職を!
今回は、「転職活動であっさり内定が出て不安!やるべきことと注意点」というテーマで解説しました。
転職活動していると、思いがけないほど簡単に内定が出ることがあります。
そんなとき、「本当にこの仕事でいいんだろうか」とかえって不安になるもの。
本当にその内定を承諾していいのか、よく調べて判断することが大切です!
※
内定をくれた会社が、信用できる会社か。それを調べるには、転職会議というサイトが役立ちます。
かつてその会社で働いていた元社員が、会社にたいするリアルな口コミを書いています。
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