筆者はこんな人
- 30代 節約家サラリーマン
- 生活費:月8万円
- 貯蓄率:40%超
- お金を無駄にしてしまい、萎えている人
- お金を失ったモヤモヤを切り替えたい人
お金を無駄にしたときのネガティブな気持ちを、すぱっと切り替えたくはありませんか?
誰でもお金を無駄にするのは嫌なもの。
- あんな買い物するんじゃなかった・・
- 余計な出費が出ていってしまった・・
こういうモヤッと感が晴れないのは辛いですよね。
でも実は、お金を無駄にしたとき、ある方法によって気持ちを明るい方向にチェンジできます。
僕も普段これをやっていますが、ほんとに効果があると実感してます。
今回はそんな実体験をもとに、「お金を無駄にしたときの気持ちの切り替え方6選」について解説します。
お金を失うたびいちいち悩まない心が身につくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
お金を無駄にしたときの気持ちの切り替え方6選
①「この経験から何を学べるだろう?」と考える
お金を無駄にしたと思ったら、「待てよ?この経験から何を学べるだろう?」と考えましょう。
こうすることで、お金を失ったのと引き換えに、何かポジティブな気づきを得ようとするからです。
たとえばこんな話
いきなり私事で恐縮ですが、例です。
僕は以前、簿記の資格をとろうと3万円以上の教材で勉強してたんですが、挫折しました。
「せっかく大金を払ったのに・・」と萎えましたが、そこで「待てよ?この経験から何を学べるだろう?」と考えてみました。
当時買ったのは簿記3級・2級のセット教材。「どうせなら3級だけじゃなく、2級もとる!」と欲張ったのが挫折の原因だとわかりました。
目標を高くし過ぎると、かえってやる気が失せるからです。
以来、「何かに挑戦するときは目標を高くし過ぎず、まずは小さく始めよう」と学びました。
出費を抑えて小さく始めれば、失敗しても金銭的ダメージを最小限にでき、安心です。
そう気づけたのも、最初の失敗のおかげだったと実感してます。
あなたもお金を無駄にしたと感じたとき、あえて「この経験から何を学べるだろう?」と冷静に自問してみてください。
あたらしい気付きを得られれば、そのお金は無駄じゃなかったということです!
お金を無駄にした経験から、何を学べるか考えてみよう。
② 人生に不可欠な「損切り」を経験できたと考える
誰しも生きていれば、「損切り」しないといけない場面が出てきます。
それまで時間やお金を費やしてやってきたことが上手くいかないとわかったとき、これ以上損しないためにやめること。
人は自分が長らくやってきたことを辞めるとき、「せっかく今までやってきたのに」という損失感に苦しむことがあります。
今までかけた時間・お金が水の泡になるのが嫌だから、その行動をやめられないことも。
でもそうなると、よけい損することになりかねません。
だからこそ、ときには損切りすることが大切です。
たとえば
- 長年付き合ってきた彼氏と別れる
- ずっと追いかけていた夢を諦める
- 頑張っていた英語の勉強をやめる
など。
人生では取り返しのつかない状況を避けるため、思いきって損切りしないといけない場面がたくさんあります。
もしお金を無駄にしたとき、「これは人生で大切な『損切り』の練習だ」と考えてはいかがでしょうか?
大きなお金を失ったとしても、「くよくよせず次に行く」という前向きな姿勢を身につけるためのトレーニングだと考えましょう。
お金を無駄にしたとき、「損切りの練習ができる」とプラスに捉えよう。
③ 自分より、はるかに悪い境遇にいる人を想像する
自分より悪い状況にいる人を想像すると、彼らと比べて自分の痛みは全然マシだと思えます。
たとえば
- 無一文で、路上生活するおじさん
- ブラック企業で虐げられている人
- 交通事故で自分の車を大破した人
など。
お金を無駄にしてテンションが下がったとき、自分だけにベクトルが向いてしまいがち。
そこをあえて、自分より悪条件にいる人たちを想像すれば、「自分はまだマシなほうか」と冷静になれます。
自分よりずっと悪い境遇にいる人と比べたら、お金の無駄は大したことじゃないと思える。
④ お金を払ったことで、社会が豊かになったとあえて喜ぶ
「お金を無駄にした」と思うのは、「自分が損をした」という考えに囚われてるからです。
でもこれは裏を返すと、
自分がお金を払ったことで、社会が豊かになった
と考えることもできます。
電子レンジの例
たとえば、あなたがとある電器屋さんで電子レンジを買ったとしましょう。
2万円を払って買ったものの、あとで自宅の物置奥に、べつの電子レンジがあることに気づきました。
レシートも無くし、返品できない。
このときあなたは、自分が損したと感じるでしょう。
ですがもう少し考えてみてください。
あなたが電子レンジを買ったおかげで、その電器屋さんは2万円を得たわけです。
そのお金が従業員の給料になれば、あなたの2万円がその従業員の生活に、間接的に貢献したことになります。
ほかにも、その2万円が店の壁の塗装費として使われれば、店の外観が保たれ、みんなが気持ちよく買い物するのに役立つことになります。
つまり、あなたが「無駄にした」と思っているそのお金が、じつは社会を豊かにしているということ。
世の中の誰かに役立っていると考えれば、不思議と暖かい気持ちになりませんか?
「自分が損した」と思うそのお金が、じつは世の中の誰かに役立っている。
⑤ 同じ悩みを持つ人にアドバイスできるぞと考える
お金を無駄にして悩むのはあなただけじゃありません。
ほかのどんな人たちも同じです。
- 1万円のライブチケットを買ったのに、行けなくなった
- 5万円払って自転車を買ったのに、あまり乗らなかった
など、「せっかく払ったのに」と悩む人は身近にいるものです。
だからこそ、あなたがお金を無駄にした経験をもとに、彼らを喜ばせるアドバイスをしてあげてください。
身近な人にだけ伝えるんじゃなく、ブログやSNSで発信するのもアリです。
お金を無駄にした経験は、同じことで悩む人にアドバイスする糧になる。
⑥ おいしいものを食べて気分を落ち着ける
どんなに落ち込んでいても、おいしいものを食べると幸せな気分になれます。
お金を無駄にしたと感じて萎えたなら、大好きな料理を食べに、行きつけの食堂やレストランに行きましょう。
「お金なくしてテンション下がってるのに、これ以上使いたくないよ・・」
という方は、
- コンビニでチョコレートを買う
- 家で、好きな料理を自炊する
など、出費を抑えて食べる工夫をしてください。
食べて気分が落ち着いているときに、お金を失った当時の出来事について、冷静に考えれるかもしれません!
お金を無駄にしてモヤモヤしたときは、おいしいものを食べて落ち着こう。
お金を無駄にしたときこそ忘れないでおきたいこと3つ
① そもそも、お金を無駄にしない人なんていない
お金を無駄にして「ふがー!」となっているとき、冷静さを失いがち。
でも、考えてみてください。
世の中に、お金を無駄にせず上手いこと生きてる人なんて、いるでしょうか?
どれだけ知能の高いイケイケな人でも、「お金をまったく無駄なくパーフェクトに使う」なんてできるでしょうか。
無理ですよね。
僕を含め、みんなどこかでやらかしてるものですよ。
誰もお金は無駄にしたくないですが、それでも「あーあのとき払わなきゃよかった」と後になって気づく。そういうものです。
生きているかぎり、人は誰でもお金を無駄にすることがある。
この事実を前提にすることが大切ではないでしょうか。
誰でもお金を無駄にするもの。だから気にしなくていい。
② 大事なのはお金を無駄にしないことじゃなく、無駄にしたときにどう捉えるか
くり返しになりますが、誰もが意図せずお金を無駄にしてしまうものです。
だからこそ大事なのは無駄にしないことじゃなく、無駄にしたときにどう捉えるか。
お金を無駄にすると、世の中のほとんどの人はネガティブになります。
- あぁもったいない・・
- うーわ、最悪だ!
そんななか、あなたはどう考えますか?
ほかの大多数の人たちと同じく、ネガティブになるだけですか?
それとも最初はネガティブになるとしても、そこからあえて前向きに考えようとしますか?
お金を損したとき、それをどう捉えるかで、幸福度が大きく変わるのではないでしょうか。
お金を無駄にしたときに、あなたがどうポジティブに捉えるかが大切。
③ 一見悪く見える出来事にも、裏に必ず「いい面」がある
お金を無駄にする以外にも、世の中には悪い出来事がたくさんあります。
- パートナーと離婚した
- 車を電柱にぶつけてしまった
- 向かない仕事に就いてしまった
などなど。
でも、こういう一見悪く見えることにも、必ず「いい面」が隠れているものです。
・パートナーと離婚した
→ 新しいパートナーを探せる
・車を電柱にぶつけてしまった
→ 少なくとも、自分の体は無事だ
・向かない仕事に就いてしまった
→ 自分の不向きがまた1つわかった
もちろん、悪いことが起きたときに落ち込むのは仕方ありません。
そこで無理やり明るくなろうとしても、かえってしんどいだけです。
でも、物事の悪い面だけを見て落ちこむより、時間がたって落ち着いたときに、いい面を探し出そうとするほうが賢明だと思いませんか?
どんな悪い出来事にも「いい面」がある。お金を無駄にしたときも、いい面を探し出そう。
まとめ:その経験は、けっして無駄じゃない!
今回は、「お金を無駄にしたときの気持ちの切り替え方」について解説しました。
誰でも意図せずお金を無駄にしてしまうもの。これは避けられません。
大切なのは、お金を無駄にしたと感じたとき、あなたがそれをどう前向きに捉えるか。
そのおかげで新しい気づき、大事な学びを見出せたなら、あなたが手放したそのお金は無駄なんかじゃありません。
また、ふだんから貯金をがんばっている人は、以下の記事を読んでみてください。
僕たちはみんな「お金を失わないこと」に囚われがちですが、ときにはお金よりも大切にしておきたいものがあるもの。
くわしくは以下の記事をどうぞ。